読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Doraneko&Donuts

おすすめの本と映画と音楽をお茶を飲みながらまったりと語るブログ

保育園もいいけど、「結婚」よりも気軽に暮らせる社会を実現する方法

おすすめの本

なぜフランスでは子どもが増えるのか -フランス女性のライフスタイル (講談社現代新書)

 

最近ではアベノミクスの失敗も現実のものとなってきて、いよいよ格差が広がりつつありますね。

【緊急和訳】アベノミクスが失敗した理由 |Japan Times(日英併記)FB版

景気回復とか威勢の良いことばかりいっていたのに、あの選挙明けの明るいムードはどこへいったのかな?

 

そんな格差とともに広がるのが貧困少子化

少子化をなんとかしなくては景気なんか回復するわけないのに、政治家のおっさんどもは何を考えてるんでしょうね?

 

ドラねこが気になる書籍や、読んで面白かった本を紹介するドラねこ書店おすすめの本。第97冊目は「なぜフランスでは子どもが増えるのか」を紹介するよ(=´▽`=)ノ

スポンサーリンク

なぜフランスでは子どもが増えるのか

なぜフランスでは子どもが増えるのか -フランス女性のライフスタイル (講談社現代新書)

なぜフランスでは子どもが増えるのか -フランス女性のライフスタイル (講談社現代新書)

 

最近は若年女性の格差が広がりつつあるという。

matome.naver.jp

若い人たちの女性の間で3分の1も貧困が広がっていて、ますます日本では結婚しても子供を生まないカップルが増えている。

 

国立社会保障・人口問題研究所によれば、現在の人口推計は約1億2600万人。それが48年には1億人を割り、60年にはなんと8670万人まで減ると予測されている。

現在の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子供の人数)は1.4前後で推移し続け、改善する見込みはない。

そのかわり、消費もしないで老後のためにせっせと貯蓄に励む団塊世代が増えているという。

 

この現実をなんとかしなくては、現役世代はどんどん減少して景気は今以上に悪くなるばかりだというのに、政治家のおっさんどもは未だに何もしてくれない。

anond.hatelabo.jp

最近では、はてなの匿名ダイアリーで一躍世間を騒がせたあの記事が、どれだけ世間の人たちが保育園を含む少子化対策に感心があるか世論を示したのに、未だになんらこうした問題に対する有効な手段を講じられてはいないという現実。

現役世代

リタイアせずに働いている世代

一般的には、定年退職ていない労働者指し、特に年金制度などにおいて税金収める側にある世代を指す。

日本語表現辞典 Weblio辞書

そこで今回は保育園の問題はさておき、出生率が未だに上がらず、年々現役世代が減少していく少子高齢化社会に突入した日本に参考になる本を選んでみました。

 

フランスは「母」より「女」を優先する 

読んでまず驚いたのが、フランスという国は恋愛=不倫という構図が古い伝統として残るお国柄で、結婚とは単なる家どうしの結婚、つまり「金のための結婚」が当たり前。子供を生んだらハイそれまで。夫婦の間に「愛」なんか生まれず、子供はさっさと乳母に預けて、自分は社交界で好きなことをするというスタイルが一般的だということに衝撃を受けた。

 

なんだそれ?!あまりに日本と文化が違いすぎる!!

日本はどこまでも子供に甘い国。

いや子供ばかりか大人なような子供、チャイルディッシュなアダルトチルドレンが跋扈する国である。

 

フランスといえば、自由・平等・博愛を信条にしているくらいの国だから、さぞや家庭を大切にして、夫婦仲睦まじく子供を育てる良妻賢母がゴロゴロいるイメージがあったけど、本書を読んでみると、そんなものは最初から存在しないのだというw

 

フランスでは女は子供を産んだらさっさと子育てなんか放棄して、それよりも男女が色っぽい関係になることを優先させる風潮があり、それが今では自分のキャリアを充実させることに邁進するという、自己実現を重視するライフスタイルが生まれたらしい。

「恋愛大国フランス」というのは、社会の中に男女が仲良く共存し、誘惑し誘惑される色っぽい関係を潜在させている社会、つまりフランスで「ミクシテ」と言われている内容を指す、と考える。

そして、女性をまず、男性に対する女性とするような構図のなかでは、「母であること」の比重が軽くなる。

女性は子供を産んでも、美しく、男性にとって魅力的であること、また外の社会でに対しての社交性を求められる。

従って、母親というアイデンティティ一色に染まらなくてもよい。つまり、子供を産むことによって失うものが比較的少ない。

なぜフランスでは子どもが増えるのか p87

故にフランスでは未だに母性よりも自己実現、女としての自分を如何に満たすか?というようなエゴを追求することに余年がなく、あまり子供をかまう母親は少ないという。

こんなことを読んでいると、それって女としてどうなの?と、日本人としては疑問がもたげてくるが、それでも国としてちゃんと回っていけるのだから、あながち問題のあることでもないのかもしれない。

 

「結婚」よりもハードルが低い制度を

フランスではそういった伝統と共に、若いカップルが気軽に同居できる「パクス(PACS)」というものがあるらしい。

このパクスは一方が嫌になっただけで一方的に簡単にカップルを解消できるような制度で、「同棲」よりも敷居が低く、若いカップルの間では「結婚」よりも気軽な同棲に近い婚姻関係(?)を結んで同居するのが一般的なのだという。

 

「結婚」よりも気軽な「同棲」に近い関係で男女が一つ屋根の下で暮らしていけるので、フランスでは若いカップルが安心して子供を作るのだそうな。

こうした制度は日本でももっと注目されて良いのではないか?

大前提、まずは若い男女が気軽に暮らせる環境がないと、そもそも子供なんか産まれるわけもない。

  • まずは若男女が気軽に暮らせる制度を整える。
  • 次に子供を気軽に作れる環境を整える。
  • 最後に親が子供を安心して預けて働ける制度を整える。

素人でもわかるそうした一連の流れをワンセットで考えなければ、いくら保育園を増やしても少子化に歯止めはかからないだろう。

 

まずは男女が気軽に暮らせる社会を作る。

それが少子化に歯止めをかける最初のステップになるはずである。

 

若年層のカップルが消費しやすい社会を

さて、ここで最初の景気の話につながるんだけど、こうして若い男女が気軽に子供を作れる環境が整うと、親は子供が生まれれば当然その子供にお金をつかうはずだ。

 

当然ながら住宅や衣服・食料にかかる費用が増大する。

 

働く世代が上手いこと子供にお金を使ってくれれば、住宅や衣服など家族が生きていく上で必要な消費は必ずされる。

そうした風潮が広まれば自然と消費は促されてやがて景気も上向くと思うのだが、政治家のおっさんどもは未だに株価を操作すれば景気が良くなると古くさい頭で信じている。

どんなに株価が上がっても、もう庶民にトリクルダウンの恩恵は訪れないのは明白だから、そんな博打に手を出すよりも(年金も含めて)いかに若年層のカップルにお金を使わせるか?に頭を使ったほうが何よりの景気刺激策になるはずだ。

 

だけど、政治家はもとより大切な票田である団塊の世代と呼ばれた一番お金を持っている世代にしか目を向けた政策しかしないから、これではいくら経っても景気なんか上向くはずはない。

 

安倍ちゃんの言う一億総活躍社会がどれだけ空虚なスローガンであるかは、その場当たり的な少子化対策を見ていたらよく分かるだろう。

 

保育園もいいけど、

そういったところもしっかり考えろよなおっさんwww

と、この本を読んで改めて思ったのでしたw

 

www.doraneko86.net