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Doraneko&Donuts

おすすめの本と映画と音楽をお茶を飲みながらまったりと語るブログ

忘れ去られた日本 外国人からみた美しき日本とは?

おすすめの本

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

 

ドラねこ書店 おすすめの本94

こんちわ、おいさんです。

正月も三ヶ日を過ぎたっていうんでそろそろ通常営業に戻りますか。

 

今年も同じもの書評を書いていきましょうかね。

新年一発目は知る人ぞ知る名著「逝きし世の面影」 を今回取り上げてみたいと思います。

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逝きし世の面影

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

 

だいぶ分厚い本である。

そして読み解くのにだいぶ時間がかかった。ここまで手こずったのは久しぶりだ。

 

逝きし世の面影は明治時代の日本を訪れた外国人が、当時の日本の様子を綴った証言を集めた本である。

 

これを読むと当時の外国人がどのような目線で日本を見ていたかがよく分かる内容になっている。

現代のわしらがこうした外国人の証言を読み解くというのは非常に興味深い。

そして驚くことに多くの外国人が日本を自然が美しい綺麗な国であると言っていることが印象深かった。

 

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日本は「妖精の国」

そして驚くべきは当時の彼らには幕末・明治の日本は西洋文明とは全然違う「妖精の国」という表現を頻繁に使って、当時の日本を母国に紹介しているところがおもしろい。

当時の日本で暮らす人々の礼儀正しさや正直さ、優しさなどをほとんど絶賛という形で褒めそやしているのだ。

 

例えば、当時の外国人が驚嘆した日本人の礼節の部分に、部屋にカギがかからないのに誰も家のモノを盗まない、とか。

少し遠出に出かける際に渡したお金と時計が、宿を出た時とそのままで主人のお盆の上に乗っていたとか、日本の治安の良さや日本人の正直さを当時の外国人はこの国は信じられないなどと述べている。

 

わしらが歴史の授業で習ってきた江戸時代の話では、当時の封建的な社会は人々の自由を奪って過酷な税の取り立てをしていたとか悪い方にばかり教わってきた。

しかし、この本を読むとそうした時代は全くウソで、当時の人間は本当に暮らしやすい世の中を生きていたんだなということがよくわかる。

そうした証言が山というほどこの分厚い本に出てくるのである。

 

今も変わらない日本の良さ

最近はTVなどでやたら日本を褒めまくる番組が目につくが、そうした番組をみて日本の良さを知るよりも、この逝きし世の面影を読むほうがよっぽど当時の日本人と今の日本人に共通する美徳が今でも続いていることがよく理解できるだろう。

 

大東亜戦争以降、

日本人は自身を失い、自らの歴史に目を背けてきた。

自分たちの国の歴史を恥ずべきものと切り捨てた結果が現代の混迷を招いている部分は多くあるだろう。

しかしこの本に書かれている日本人像を見直すことによって、本来自分たちはどういった人間であったのかということをもう一度考えなおすきっかけになれば幸いだと思う。

 

これからの時代をどう生き抜いていくか?

その指標に、この本を使ってみてはどうだろう?

 

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