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Doraneko&Donuts

おすすめの本と映画と音楽をお茶を飲みながらまったりと語るブログ

孤独なフリーランスが戦って行くための戦略論!

おすすめの本

白いネコは何をくれた?

 

こんちわ、おいさんだよ(*´ω`*)

みんな、読書の秋に本を読んでるかい?

 

最近は年末ということもあってこれからの身の不利用を意識するようになった。

このままわしはフリーランスを続けていいものだろうか?もし仕事が少なくなったらどうしよう?

そろそろ我がふりも見つめ直す時期にきているのかもしれない。そんなことを強く意識し始めた。

そこでまたもや色んな本を読んでいたら、

ちょうどこの本に出会ったので今回はこれを紹介しよう!

 

そこでドラねこおすすめ書店・第109回目は、

戦略を練るためのビジネス本、「白いネコは何をくれた?」について語ってみるよ。

1人孤独で戦っていくために必要な戦略 

目からウロコが落ちた。

 

戦略ってこう立てるんだw

わしは今までビジネス本ってなんとなく良いことが書いてあっても使えない印象があったけどこの本は違った。

 

本書は戦略BASiCSというマーケティング理論を、物を売るために使うのではなく、「仕事」や「恋愛」すべての人生を変えられるということを、冴えないサラリーマン・日向実直(さねなお) と謎の白いネコ・ボロと出会いによってストーリー仕立てでわかりやすく描き出していくというマーケティング理論の本である。

 

本としては昔流行ったドラッカーの「もしドラ」に近いものがある。

しかし両方読んだわしの感覚では、「もしドラ」がちょっと「クサい」ラノベ臭がするのに比べ、こちらはもう少しマシな文体で書かれた(しかし読んでいるとストーリーが鼻に付く部分もあるがw)、実際に使えそうなビジネス本であるように思う。

 

わしもこの本を読む前は、マーケティング理論というものが皆目検討がつかなかった。だがこの本を読んで少しはマーケティングというものを理解したように思えた。

 

それではまず、

マーケティング理論を語る前に、「戦略」というものはどういったものだろう?

 

戦略と戦術の違い 

そもそも戦略と戦術の違いとはなんだろう?

戦略というと難しそうですが、ざっくりいうと、目的を達成するためにあたっての、大きな考え方・道筋です。

遠く離れた場所に行くとします。「戦略」は、飛行機で行くのか船で行くのか電車で行くのか、を、お金や時間と相談しながら「ざっくり考える」ことです。「戦術」は、具体的にどの航空会社のどこ行きの何時出発の飛行機に乗りどう乗り継ぐか、という「具体的に何をするか」です。

これがいわゆる「戦略」と「戦術」の違いです。

(中略)

明日は今日より幸せになりたいなのなら、昨日と同じことをしてもダメです。それでは今日と同じ明日が待っています。周りも進化するので、今日と同じことをしていると、明日は今日よりも厳しい日になります。明日を今日より良い日にするためには、今日を変える必要があります。来年を今年より良い年にするためには、今年を変える必要があります。

問題は「どう変えるか」です。いくら努力しても、その努力の方向性が間違っていたら、良い明日にはなりません。その努力は自分を望む結果に近づけてくれるのか、を考えることが必要です。それが「戦略」の役目です。

p15・16

ううむ、つまり「戦略」と「戦術」の違いは、ざっくり(大枠で)考えるか、具体的に考えるのか違いか。

そして、明日を良くしたいのなら、昨日と同じことをしてもダメというのは耳に痛い。

わし自身、フリーランスの仕事をしていると、最近は生活のリズムが一定になってきて、午前中は趣味に没頭して午後に仕事とブログを書く、後は本でも読むみたいな、延々のルーティンが出来上がっていた。

ほんと在宅の仕事をしていると外に出なくなるから、ついつい昨日と同じことをしてしまう。しかし、昨日と同じことをしていても明日は変わらない。 

今年は去年と同じだと思っていた。

昨日と同じ今日、今日と同じ明日が続くと思っていた。違った。去年と同じでは進歩がない、と怒られた。正論だ。自分の存在意義とは何だ?それは実直が考えないようにしてきたことだ。去年と同じ提案なら、サンデー広告は、自分は不要だ。わかっていた。わかっていたが、自分を騙し、目をつぶって一年間を無為に過ごしてきた。

p34

これは、まったくそのとおりである。

 

しかし、動きようにも一体自分がどのような方向へ動けばいいのか全く検討もつかない。そんな不安に襲われてしまうのだが、それを打破するためには明確な戦略が必要ということだ。

 

ここで話は最初の戦略BASiCSに戻る

 

戦略BASiCSって?

戦略BASiCSとは、5つの理論を合わせたものである。

 

第一の理論「B」 BattleField。

謎の白ネコ・ボロ(上杉謙信の生まれ変わり)は

「お前は今、どこで誰と戦っているのか?」

と実直に自らどこで(戦場)誰と(競合)戦っているのか訪ねたその言葉は、戦略BASiCSの一番最初、BattleField(戦場・競合)を表す。

 

戦場によって、戦い方が変わる

戦場を決めないと、どう戦って良いのか、わからない

 

という言葉どおりに、

まず自分がどの立ち位置にいるのかを理解しないと、戦術も立てられないということだろう。

案外、自分がわかっているようで自分の立ち位置を知らない。戦場を見失っているというのは多くのビジネスマンにありがちな罠なのではないだろうか?

 

第二の理論「A」 Asset。

Assetは独自資源、言い換えると自分にしか無い資源、ということ。

この戦場の次にでは自分の「武器」は何か?という問いかけは、単純なようで意味深である。

目に見える「独自資源」を自覚することによって始めて何をすればいいのかがわかってくる。本書ではそれを知るためにはDNAを掘り下げることが重要であると説く。

 

DNAとはいわゆる自分が今まで歩んできた歴史のようなもの。

自分が何興味を持ち、今まで何をしてきたか?

特に個人の経験は固有の独自資源として活用できることがあるという。

 

自分の過去の行動は、一見バラバラでもその底にある動機は一緒、とボロは実直に語るが、自分の過去の行動を見つめていくと自分にしかない独自資源、才能のようなものに気づくということである。

 

自分の心の声を聴く……といったら少しかっこよすぎるだろうか?

 

第三の理論「S」 Strengths 

強み・差別化という意味のStrengthsは、

「 (前略)「強み」じゃ。差別化と言い換えても良い。信長のヤツめはこれがうまかった……」

とちらりとボロが前世の姿を垣間見させることをいっているが、ようするにどんな独自資源があっても「差別化」ができなければ意味がない。

自分は他とは違うということを主に3つの差別化軸

手軽軸、商品軸、密着軸といったものでわけていくことで、自らの独自資源を活かそうというものである。

 

ここで3つの詳細は細かく語らないが、このように軸を絞ることで「強みは、弱み、弱みは強み」というコペルニクス的転回によって、始めて自らの強みを活かす行動は取れるというのだ。

 

第4の理論 Customer

そして4つ目の『顧客』CustomerのC。

本書ではセグメンテーションとターゲットという難しい言葉が出てきたが、それぞれ顧客の好みによって分類することをいう(ざっくり)

この分類を疎かにすると、自らの強み(独自資源と差別化)が活きないばかりか、全くの徒労に終わるというのは想像に難くないだろう。

 

第5の理論 Seiling message

そして最後はSeiling messageのS。

「5つ目の要素は『メッセージ』じゃ」

「『メッセージ?』ここまで、BattleField戦場・競合、Asset 独自資源、Strengths 強み・差別化、Customer 顧客、BASC、って来たよね。BASiCSの最後は「S」じゃないの?」

 「最後はSeiling messageのS、メッセージ、じゃこれで戦略の5要素、BASiCSがすべて揃った。B、A、S、C、S」

メッセージは上記で見てきた独自資源や強みを顧客にどう発信するかが問われている。

「伝わっていないことは存在しない」という言葉通りに、自らの強みを顧客にアピールできなければ全く意味がない。

そしてメッセージにもそれぞれ種類があってどれであっても顧客に触れるもの見えるものは、明確なメッセージとして伝えてこそ価値がある。というものである。

 

以上、5つの要素を説明していくと、当たり前といえば当たり前。

しかし、著者がいうように戦略とはそもそも「当たり前」のことなのである。

 

そして真ん中の「i」は統合とか一貫性を表すIntegration。

この5つを余すこと無く連動させることによって、ようやく戦略BASiCSは真価を発揮する。

大事なのはこの5つの一貫性。

例えば「低価格で薄利多売を狙っているのに、人件費が高い人を雇う」ことは一貫性に反するのだという。

 

ここらへんは例えば、外食産業でもホワイト企業で有名な「富士そば」とかには必ずしも当てはまるものではないような気がするが、それでも何かしらの一貫性というのは確かに重要なように思える。

 

フリーランスの自分に当てはめてみると 

以上の5つを自分に当てはめてみると、一貫性はあるかどうかわからないが、自分でもそれぞれそんなに的はずれなことはやっていないということがわかった。

特にわしは1人で誰の助けも借りずに今までイラストやロゴ制作などを請け負ってきたが、それを長らくとても不利なことだと思っていた。

 

専門学校に通ってしっかりとデザインの勉強をしたわけでもない。

イラレやフォトショの使い方を誰かに教わったわけでもない。

 

しかし、これも考えようによっては「強みは、弱み、弱みは強み」に変えて行くことができるのではないか?

つまり、「1人でやっていること」は強みでもあり、弱みでもあるのです。「1人でやっている」のが強みか弱みか、という議論にはあまり意味はなく、「1人でやっている」という事実を「強みとして活用するにはどういう戦略が良いか」を考えれば良いのです。

p255

つまり、今まで自分は1人で仕事をコツコツ行っていたが、1人で行っていたことが逆に他のグラフィックデザイナーに比べて、スピーディに、親切丁寧に仕事ができるのではないだろうか?

 

そうした自らの強みをこれからもっと自覚して、

深く掘り下げていけば今以上に豊かな生活が送れるようになるかもしれない。

自らを活かす独自資源は、自分の中に今も眠っているのだ。

 

そんなわしも、

これからは一貫性を持ちながら生きてゆきたい(*´ω`*)