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Doraneko&Donuts

おすすめの本と映画と音楽をお茶を飲みながらまったりと語るブログ

あぁ…伊達政宗。独眼竜は永遠に

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伊達政宗 (1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫 51)

※2014/11/11 リライトしました。

 

ドラねこ書店 おすすめの本18

ちわ~!ドラねこです。(=´▽`=)ノ

皆さん本読んでますか?わ~しだよ~!!

 

秋。秋と言ってみなさんなにを思い浮かべるだろう?

そう!秋といえば戦国時代!

戦国といえば、戦場という死地を駆け抜けた漢たち、すなわち戦国武将である!

 

なんだかよくわからない始まりだが、今回のオススメの本は、熱き戦国武将たちの物語、「伊達政宗」を紹介したいと思います!

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伊達政宗 (1) 朝明けの巻

伊達政宗(1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫)

伊達政宗(1) 朝明けの巻 (山岡荘八歴史文庫)

 

伊達政宗はご存知のとおり、出羽国陸奥国戦国大名

陸奥仙台藩の初代藩主である。

 

幼少の頃天然痘にかかり、腫れ上がった目を傅役である片倉小十郎景綱に切り落とさせ、以後死ぬまで東北の覇者「独眼竜」と恐れられたこの男は、まさにこの秋にピッタリの物語である!

え?話が無理やりすぎるって?だってワシ、秋にピッタリの本なんて知らないもんw(*´∀`*)

 

ま、まて!ここでこのブログを読むのを辞めるな!

辞めたら後悔するぞ!話は最後まで聞け!(;´Д`)

 

秋といえば所詮、巷ではスポーツの秋とか芸術の秋とか、そういったありきたりなものばかりで溢れてるんでしょ?

 

が、ワシはそんな普通すぎるものはオススメしない。( ・`д・´)

せいぜいわしが興味があるのが「読書の秋」くらいだ。

しかし、わしは年がら年中読書をしているから、正直秋だからと言って格別読書をしたりはしないw

 

でもこのブログを読んでいる読者の方々は多少は本に興味があるだろうからそんなみなさんのために今回は読書の秋に読みたい戦国時代の本をオススメしたいと思う。

 

政宗の屈折した大きさ

伊達政宗 の何が素晴らしいって、政宗の反逆児っぷりが素晴らしい。

政宗はなんと18歳で伊達家の当主になり、中でも怒涛の勢いで南下し、中でも佐竹・蘆名・二階堂の三万余の大軍と7000余の政宗軍との人取橋の戦いは凄まじいものがあった。

この戦いに辛くも勝利した政宗は、三年後には瞬く間に混乱渦巻く奥州を殆ど支配してしまうのだ。

その欧州をあっという間に手中に治めてしまうやり方は瞠目するしか無い。

 

そこが奥州の覇者・政宗のかっこいいところなのだ!

 

そうした姿勢は天下人・豊臣秀吉に対しても貫かれている。

小田原参戦に遅参した政宗は、大崎一揆煽動の疑惑と合わせて豊臣秀吉に 呼び出され、白の死装束に金箔を塗った磔柱(十字架)を背負った姿で秀吉の前に出頭した。

 

秀吉はその姿に驚きつつ、負けじと謀反の動かぬ証拠を次々と政宗の前に上げていく。

政宗は証拠の文書を突きつけられた際、証拠文書の花押に針の穴がない事を理由に謀反の疑いを言い逃れる。

そう予め送られた証拠文書に穴がなかったためやり過ごす事が出来た。

 

政宗は日頃から用心深く穴の開いた花押と開いていない花押を使い分けることによってこの窮地を脱出することができたのだ。

 

決死の覚悟で堂々と参陣の遅参を詫び、尚且つ謀反の謗りをあっさりと退けてみせる。

これが政宗のまさに命がけの駆け引きである。

この東北の麒麟児・政宗の堂々とした振る舞いに、天下人「秀吉」もいつしか政宗という男を好きになっていく。

 

そう、政宗はただ単純に天下人にひれ伏しているだけの男ではない。

対面では秀吉に応じるふりをして、腹の中では安々と屈しない。

政宗とはそうした男なのである。

秀吉はそうした姿に、いつしか政宗をいたく気にいってしまう。

 

その後も政宗は虎視眈々と隙あらば天下を狙い続け、色々と鬼謀を張り巡らすが失敗し、運を味方にできなかった政宗は最後は男らしく徳川家光に従臣して往生を遂げるのであった。

 

そうしたことから徳川家光にも非常に尊敬され、「伊達の親父殿」と呼ばれるまでにもなるのである。

 

豊かなキャラクター

キャラクターも多彩で生きが良い。

いわゆるキャラが立っているというやつだ。

なかでもわしのお気に入りは断然、虎哉禅師である。

虎哉禅師は政宗を幼少の頃から教育した優れた師匠であり、また政宗が心の底から頼りにしていた優秀な腹心でもある人物である。

 

この男なくして独眼竜はいないと言っていいほどの面白い人物で政宗にとっては頭の上がらぬ恩師である。

わしはこの虎哉禅師に幼少の政宗が訪ねていくシーンが好きで、こんなすごい師匠を持ってみたかったと思わせる小気味の良い師匠なのだ。

この虎哉禅師がこの小説の中でわしの一番のお気に入り。

他にも、以前紹介した「徳川家康」など山岡荘八の小説は戦国武将の名言の宝庫でもある。

 

開いて読み進めていくうちに何度も素晴らしい言葉に出会う。

そうした言葉に出会うだけでもうれしいのが山岡荘八の小説の醍醐味である。

色々引用したいけれどもキリがないので『伊達政宗 』の中で一番感動したこの言葉を最後に上げてみたい。

 

「人生は客の心で」

人間はこの世へ、客に来たと思って過せば過ちは少ないという意味だ。

常にこの世へお客に来たと思っておれば、われを忘れるほどの憤怒もなく、さりとて一応の行儀作法も保ってゆける。

 

人生は、すべからくこの心得で進退せねばならぬという自戒だ。

 

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