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Doraneko&Donuts

おすすめの本と映画と音楽をお茶を飲みながらまったりと語るブログ

ぼく「の」ドラえもんでしたw

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ぼく、ドラえもんでした。 (小学館文庫)

※2016/6/29 リライトしました。 

 

ドラねこが気になる書籍や、読んで面白かった本を紹介するドラねこ書店おすすめの本第59冊目は「ぼく、ドラえもんでした。 (小学館文庫)」をピックアップ。

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ぼく、ドラえもんでした。涙と笑いの26年うちあけ話

ぼく、ドラえもんでした。涙と笑いの26年うちあけ話

ぼく、ドラえもんでした。涙と笑いの26年うちあけ話

 

ドラえもんが好きだった。

 

わしは子供の頃からずーっと、ドラえもんを見て育った。

子供の頃、数多のTVアニメが放送されている中で、わしはずっとドラえもんだった。

 

近所の子供達は、当時は主にドラゴンボールスラムダンクなどに夢中で、多分誰もわしほど真剣にドラえもんを見ていた子供はいないだろう。

それぐらい、わしのドラえもんに対する熱い思いは人一倍だったと言っても良い。

よく家のビデオデッキで何話もドラえもんを撮りため、夏休みはそのビデオを繰り返し見たものだ。

 

そんなドラえもんづくしだったわしも、いつかはドラえもんに対する情熱も薄らぎ、今や立派な大人になってしまった。

その理由の一つに大山のぶ代の電撃引退が挙げられるだろう。

 

まったくもってうだつのあがらないのび太くんそのままの大人になってしまったわしだけど、それでもなんとかこれまでの人生をドラえもんに支えられて生きてくることができたと言っても過言ではない。

 

そんなわしも、今年久しぶりにドラえもんの映画を見た。

www.doraneko86.net 

「STAND BY ME ドラえもん」やはり好調な滑り出しだけあって興行収入的に絶好調らしいね(*´∀`*)

久しぶりのドラえもんを、しかも3Dで見られるなんて!

子供の頃は思っても見なかったけど、ああいったものを見れて感無量です!

 

あの映画に関しては、

「ドラえもんの感動的なエピソードを寄せ集めただけのもの」だとか、

「あんなものドラえもんじゃない!」だとか色々悪いことをいう人もいるけど、わしは新しい声優さんに交代してから初めて見た「ドラえもん」だったのに非常に素晴らしかった!

 

それまでのわしは「ドラえもん」と言ったら大山のぶ代だ!と思っていたけど(今でも少し思っているが…)、悔しいが新しいドラえもんは本当に素晴らしかった。

 

話が少しそれてしまったけど、本書はそんな古い方のドラえもんの声優である大山のぶ代さんが書いた本です。

この本に出会ったのは、たまたま図書館に行ったらこの本が目についたのからでした。

 

実はいつか読んで見たかった本なのだ。

このタイミングでこの本に出会うとは……

これも何かの縁と思って、この本を読んで見ることにした。

 

声優さんが書いた本というものは普段読まない。

というか、あまり見かけないと言った方がよいだろうか?

あまり声優さんが自らの役者生活を語った自伝というものも珍しいですよね(探せば他にあるのかな?(;´∀`)

これは半自伝と言ってもいいくらい、これまでの大山のぶ代の役者人生とドラえもんを演じ続けてきた26年間の思い出がつづってある。

子供の頃、わしらに夢を与えてくれていた大山さんが、どのような思いでドラえもんというものと向き合ってこられたのか。

 

その思いが大山さん独自の優しい口語体で綴られている。

 

大山のぶ代の喪失

読んでいると、不思議とあの懐かしい、子供の頃当たり前のように聴きなじんでいたあの声がわしの耳に聞こえてくるようだった。

語っているのが大山さんなのか、ドラえもんなのかわしにはわからない。

 

いや多分、大山さん自身もよくわかっていない。

それほど大山のぶ代自身と同化した「あの子」との思い出が、本書にはたくさんつづられている。

 

読んでいてわしも、楽しく最後まで読ませてもらった一冊だった。

 

「こんにちわ。ぼく、ドラえもんです!」

いつも当たり前のようにそこにあると思っていたあの声が、聞こえなくなってからもうすぐ10年くらいになるのか……。

大山さん引退後の新しいドラえもんは、正直いってわしにとっては「ドラえもん」ではなかった。

 

いつも毎週金曜日の夜7時にチャンネルをつければそこにいたドラえもんが、いつかいなくなる時が来るなんて……

わしには思いもしないことだった。 

ドラえもんのレギュラー陣が新しい声優さんに代わって、「これで自分の中で本当にドラえもんは死んだ。」そう思った。

 

そう思い続けて、ずっと「ドラえもん」は見ずにいるわしがいた。

それほどまでにわしと大山のぶ代ドラえもんとの間は抜き難く、いつも重なっていたのだ。

 

それはまるで、

いつまでも元気でいると思っていた母親が、突然なくなってしまうようにドラえもんはある日いなくなったのだ。

 

読み終わると不思議な感覚に包まれた。

そうか……大山のぶ代って、こんな気持で26年間ドラえもんを演じ続けてきたのか。

ドラえもんに対する深い愛情。藤子・F・不二雄やドラえもんに関わってきた周囲の人達への感謝の気持ちまで、この本を読んでいるとひしひしと伝わってくる。

 

もう一度、あの頃のドラえもんに会いたくなった。

懐かしくて、たまらなくなった。

近いうちに、DVDでもまた借りてみよう。

 

追記

その後、映画ドラえもんのDVDを全て借りて観ましたw

 

www.doraneko86.net