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Doraneko&Donuts

「好きなものに」囲まれながら生きていく!そんな「楽しい」を作り出すブログ

きな臭い世界情勢に備えよ!戦争をハコモノ化した世界

誰も戦争を教えてくれなかった

※2017/3/15 リライトしました。

 

ドラねこ書店 おすすめの本74

ちわ、ドラねこです。みんな楽しく読書してる? (;´∀`)

 

本日は最近読んでまぁまぁおもしろかった本をご紹介します。 

あくまで「まぁ、おもしろかった」程度なので買うほどではないかもしれませんが、まぁ参考までに読んで見て下さい。 

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誰も戦争を教えてくれなかった

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誰も戦争を教えてくれなかった [ 古市憲寿 ]
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「戦争論」と書いてあるが、これはそんな御大層なものではないw

 

筆者は以前もこのブログで何度か紹介した社会学者の古市憲寿氏。 

 「絶望の国の幸福な若者たち」の著者である古市憲寿が「世界の戦争博物館」を訪ね歩いた時の様子をルポルタージュ(?)風に書き記した本だ。

まぁそんなもんだから、いわゆる昔の戦争を重苦しく語るというような本ではない。

 

この人の本は知っている人はわかると思うけどその語り口は至って冷静。それでいてシンプル。

時にちょっと突き放したようなそのモノの味方にイラッとさせられることはあるが、戦争という重苦しい題材を扱っている割にそこまで重くならずに、世界中の戦争博物館の様子を軽妙で時にドライに語ってくれる。

 

どこか他人事のような

一言で言うと筆者の本はどれも他人事のような感覚を読み手には思わせる。

それゆえに少し軽薄で読んでいて、どこか芯のようなものがない感じがする。

どこまでもドライで時にニヒルで、各国が語る「戦争の正当性」を、時に軽く茶々を入れながら紹介していく。

 

逆に戦争を知らないわしら若年層は、こういった本を割りと素直に受け入れられるのかもしれないが、本の内容としてはやはり明確なメッセージ性のようなものが足りない気がする。

もちろん、古市氏はそんなことを思わずにこの本を書いたのかもしれないが、それ故に筆者の海外旅行の自慢話を見せられているようで、タマにイラッとするw

なので兄用としてはいささか「社会学」とは程遠い「プライベートな旅行記」と言ったところか。

 

まぁ、とにかく肩肘張らずに読める本であることは間違いない(*´∀`*)

 

ハコモノは戦争の記憶を風化させない?

筆者は世界中の戦争博物館にナゼか興味を覚え、世界各地を訪ね歩いて戦勝国・敗戦国どちらも戦争という「大きな記憶」をどのように扱っているかを訪ね歩いていく。

 

読んでいると、まぁあるわあるわ世界中には戦争に関する博物館がこちらの想像以上にゴマンとあるw

読んでいて非常に興味を覚えたのは、中国と韓国の博物館では日本を悪者にしながら、結局は最後に「だから戦争はやめましょう」と平和主義を訴えているところだw

なんだかんだでやっぱり日本が怖いのかな?なんて向こうさんの弱腰なところを邪推してしまう(;´∀`)

 

おまけにいくら巨額の投じて展示物を充実させていても、中国ではそんな展示物に訪れた来場者(特に子供)は飽きてしまっている様子を著者は冷静に綴っているwそこらへんはさすがに社会学者だw

日本でも戦争の記憶を風化させないようにハコモノを大量に作っているが、それがどれだけ戦争の記憶を風化させずにおけるのかと、本の中で疑問を呈している。

 

たしかにわしも修学旅行で沖縄の平和記念資料館を見学したが、今ではほとんど見た内容を覚えていない。

あまりにもステレオタイプで耳にタコができるくらい聞かされたラブ&ピースと自虐史観に飽き飽きして、展示内容もしっかりとは見なかったのを覚えている。

 

そんな風にわし自身の体験ではしっかりと反戦平和教育は馬耳東風で受け流してこうして育ってきたのだが、日本もあまり自分たちが悪かったとばかり勝手に反省して勝手に水に流そうとせずに、自らの頭で70年前のあの戦争をしっかりと見つめて自らの力で総括するべきではないか。

 

終戦70周年を超えたこれからも若い世代を中心に戦争の記憶の風化は進み、世界はどんどんきな臭い状況へと追い込まれていっているような気がする。

 

だからこそ、自らの知性であの戦争を見つめ、考えていくことが重要なのだろうと思う。

 

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