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Doraneko&Donuts

おすすめの本と映画と音楽をお茶を飲みながらまったりと語るブログ

本の前で修行をしろ 北方謙三がボクに送ってくれた素晴らしい言葉

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本好きへの100の質問

岳飛伝 十七 星斗の章

 

※2016/5/25 リライトしました。 

 

こんちわ、おいさんです。(*´∀`*)

今日はトピック「本好きへの100の質問」について、わしが本を読む意味について語ってみたいと思います。

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マンガだけ読み続けた半生

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そもそもわしはいつから本が好きになったのだろう?

小さいときは絵も字も描けない子供だった。

故に自分で本を読んだ経験はない。

 

小学生の頃、文字を覚えたばかりで文字を読めることが嬉しかったわしは漫画ばかり読んでいた。

始めて家にやってきたマンガは週刊少年ジャンプで「るろうに剣心」が始まった頃だった。

その他にもガンガン・ボンボン・コロコロと、少年誌ばかりを読みあさり、中学生になるとその他にいろんな漫画を貪欲に吸収するマンガ漬けの毎日を送っていた。

 

当時、読んでいたマンガの数は3〜500冊くらいだったと思う。

いま思い返すと読みすぎだろ、ホント(;´∀`)

 

高校生活の退屈しのぎに

剣客商売一 剣客商売: 1

そんなわしに転機が訪れたのは高校に入ってからだった。

当時まだ漫画脳だったわしはクラスでほとんど友達がいなかった

そんな暗い高校生活を送っていたわしでも、少ないながらなんとか友達というものができた。

 

その男は四六時中本を読んでいる奴だった。

 

何故かラノベ京極夏彦ばかり読んでいるかなりの変わり者で、その男の周りには多くの人が集まってくる不思議なやつだった。

わしもいつのまにやらそいつに感化され、話をするうちに自然と足が図書館に向くようになった。

 

当時、わしは剣客商売にハマっていて、藤田まことの演技に痺れたものだ。

そんな大好きだった剣客商売にまさか図書館で出会うとは思いもしなかった。

そう、TV版の原作、池波正太郎の「剣客商売」である。

それからというもの、わしは原作の剣客商売をむさぼるように読み、鬼平犯科帳などにも手を出すようになる。

こうして図書館に足しげく通うような日々がはじまり、気づいてみるといつの間にかわしは図書館に入り浸る連中と顔なじみになっていて、多くの友人に囲まれていた。

 

そう読書が、一人の孤独な青年を救ってくれた瞬間だった。

本が、友達を作ってくれたのだ。

 

本の前で修行する

大学に進むと、わしはまた本を読むようになった。

一つは引っ越した先に図書館がすぐ近くにあったことと、もう一つは大学の講義があまりにも退屈極まりないもので、内容に全くリアリティを持てなかったからだ。

気づいたらわしは、よく大学の図書館などで時間を潰すようになっていた。

その時、校内の図書館にあった新聞に、当時読んでいた水滸伝の著者である北方謙三氏にインタビューした記事が載っていた。

その時の内容は正確にどんなだったか細かな所はよく覚えてないが、そのインタビューの中で謙三氏は、

 

「若いうちは、本の前で修行をしろ」

ということを言っていた。

 

本の前で修行・・・(;´∀`)

 

わしはこの言葉を読んで衝撃を受けた。

本を読むという行為が、修行だなんて、当時は思いつきもしなかった。

 

修行。

 

生来、男の子はこの言葉に弱いものであるw

修行という言葉に憧れてしまうのは、中二病ではなくてもすべての男子がそのストイックな姿勢に、なんとなく「男らしさ」を感じてしまうからだ。

 

それまでのわしはただ何も考えずに好きな本を読んでいた。

自分の興味ある本にだけ手を出し、自分がおもしろいと思ったものしか手に取らなかった。

しかしこの言葉とともに、わしの読書に対する考えは変わった。

 

そうか……

大学に来て勉強に全く興味が持てないなら、

せめて多くの本を読んで修行しなくてはならない!

 

この日からわしは、自分が興味ある本だけを読む行為を辞めた

自分が知らないこと。

まったく興味がなかったこと。

知らない間に食わず嫌いしていた本などを、もっと読んでみようと思ったのだ。

 

それからというもの、ありとあらゆる本を貪るように読んでいった。

古典・哲学・文学・科学・芸術……ふりかえってみると、自分でもいったいどれだけの本を読んできたのかわからないくらいに、ブックリストは膨大なものになっていた。

 

今ではその時の北方謙三氏の言葉にわしは感謝している。

そしてその修行は、今でも続いている。

 

いくら読んでも読み足りない。まだまだ知りたいことは山ほどある。

一体いつこの修業に終わりが来るのだろう?

もしかしたらそれは永遠に終わりのない修行なのかもしれない。

 

しかしそうだとしてもわしは今日も本を読む。

 

自分の頭で考え、

自分の頭で判断し、

自分の人生に責任を持つために、

 

 

わしは本の前で、自分を鍛える。