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Doraneko&Donuts

おすすめの本と映画と音楽をお茶を飲みながらまったりと語るブログ

小林よしのり、新戦争論は新たな道徳の教科書になるか?

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ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論1

 

おもしろい漫画について語ろう6

ちわ、わしです。

今日は久しぶりのあのコーナーを行ってみたいと思いますw 

 

このコーナーはわしが面白いと思ったマンガをおすすめする記事です。だいぶ久しぶりだなw

かなり月日が経ってしまったような感じがするけど、今回改めて紹介するマンガは小林よしのり先生の「新戦争論1

 

これはわしが初めて買った電子書籍の本なんですが、やっぱり買ってよかったw

というのもゴー宣は大体いつもページ数が厚くて、紙の本を持って読んでいるといつも手が痛くなるんだけど、今回わしが買ったのは電子書籍だから非常に楽である。

こんなに良い物ならもっと早くに買っておけばよかった。

 

それでは今回は 新戦争論1」について語ってみたいと思います。

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新戦争論1

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ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論1

ゴーマニズム宣言SPECIAL 新戦争論1

 

 驚いた。

 

「 新戦争論1」は正直、大ベストセラーになった「戦争論」に比べて大したことがないんじゃないかと思っていたからだ。

しかし読みすすめるうちにその予想は大きく覆されることになる。

ここまで現在の日本の置かれている危機的な状況を、冷静に言い当てているマンガはそう見当たらないからだ。

小林よしのり氏の筆の冴えはすでに第一章「ウォーボット・ゲーム」から始まる。

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「ウォーボット・ゲーム」はこれからの戦争は、人間が人間を殺す時代ではなく、ロボットが人間を殺す時代を描いている。

しかもそのロボットたちを操るのは敵国の兵士たちではない。子供たちなのである。

この悪夢のような世界は、わしにはまるで「ガンダムW」のような世界を思い出させた。

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz Blu-ray Box (期間限定生産: 2015年4月24日まで)

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いつか人類はネットを通じてスマホのアプリなどで、ゲーム感覚で人を殺していく時代に突入するかもしれない。

そんな描写から始まった一章はそれがとても絵空事とは思えないリアルさで読者に訴えかけてくる。

もう10年くらい経つと、実際に世間に居場所のない少年たちが、日常の空白を埋めるようにアプリを通じて中東などの戦闘地帯で殺人ゲームに参加するのが現実となるかもしれない。

 

そんな恐ろしさがこの章では語られていた。

 

英霊が守りたかった「クニ」

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第13章「靖国神社を守るのか、英霊が守りたかった日本を守るのか?」も読んでいて非常におもしろい章だった。

自称保守は不戦の誓いなどと言って札束外交を展開する安倍ちゃんを養護するが、それがいかに的はずれであるかを非常にわかりやすく懇切丁寧に解説してくれる。

これを読めば靖国神社に参拝しただけで「保守」などという戯言は成り立たないということがよく分かる。

英霊たちが守りたかったものが一体何であるか?

それをもう一度考えたい。

 

少女たちの想い

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「 新戦争論1」は思わず涙なしには読めない部分もある。

第14章「国民の手本、少女学徒隊」で、まだ10代の少女たちが如何に国に尽くして死んでいったか、その壮絶な生き樣は涙なしには読めない。

「私達の卒業証書は靖国神社の入場券になる」という言葉を残して死んでいった少女たちの思いを、今の全日本人が深く胸に刻むべきだろう。

 

詩人の素直な言葉と日本の喪失

そしてなによりも読んでいて心が震えたのが、最終章「葛藤の果てに「ひょん」と死ぬる」の23歳で戦死した竹内浩三という青年の「詩」である。

竹内は天性の詩人としての素直なことばで実際の「戦争」とその戦争を語った文学や映画などのニセの戦争の違いを綴りながらこう語る。

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あの敗戦で日本人が失くしてしまったもの。

戦前の日本人なら誰もが持っていた「日本人としての魂」を、竹内は自らの言葉でしっかりと語っている。

 

その言葉は驚くほど戦後日本の低たらくな現状を言い当てている。

戦争に行った一人の青年が、これほどまでに現在の日本を的確に予言していたという事実に、わしは思わずその想像力には恐れいってしまった。 

そんな竹内が現在の日本をみたらどう思うであろうか?

 

それを想像してわしは心が暗くなる思いだった……。

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「人は信じたい情報しか信じない。」

この一言を読んで、現在の日本は本当にそんな感じに陥ってしまって、みんなが自分の頭で考えることを放棄してしまっているなと感じてしまう。

それがいかに恐ろしいことであるか?

ニヒリズムがいかに国を滅ぼすか?

 

もう少し、わしらはそのことを真剣に考えてみるべきではないかと本書を読んで思った。

 

いつの日も思考を停止させてはいけない。