(※この記事は2018/5/7に更新しました)

こんちわ、おいさんだよ。
キミは宮﨑駿は好きかい?
ジブリだろ?みんな好きだろ。


ボクはトトロが大好きー!
ポポポ!


夏と言えばジブリというイメージを持つのはわしだけだろうか?
しかしそんなジブリついてアナタはどれくらい詳しく話すことができるかな?
そう言われると…困っちまうなあ…


ドラねこ読書ノート第36回目の今回はそんなジブリについて語った本「宮崎駿の「世界」 (ちくま文庫)」をご紹介したいと思うのじゃ。
宮﨑駿の「世界」
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「風立ちぬ」を見た。
そもそもの始まりはこちらの動画、
【ニコニコ動画】『風立ちぬ』は最高傑作か、最悪の駄作か 「誰も見たくない?時事楽論」#8
で紹介されていたのを機に、思わず宮崎駿の「風立ちぬ」が見たくなったわしは、翌日映画館に足を運ぶことにしたのだ。
本当に素晴らしい映画で、思わずもう一度見たくなるほどの出来だった。
そして感動もひとしおに映画館を出たわしは、ふとあの動画でも紹介されていた今回の本に興味を覚え、さっそく買って読んでみることにしたのだ。
それがこの切通理作氏の「宮崎駿の「世界」」という本である。
細かすぎる評論
一読してみると本書は内容の細かさに驚かされる。
これでもかっ!というぐらい著者・切通理作氏はあらすじ(いや、ネタバレの作品解説と言っていい)を紹介しつつ、作品の考察、制作秘話までとありとあらゆる話が散りばめられていて、並々ならぬ宮崎駿への思いがその文章に表れている。
ものすごく 細部までびっしりと書き綴っているのだ。
ちょっと、読んでみると、
「これは一息には読み通せねぇぞ…(゜o゜;」
と思われること必死だろう。その気迫たるや恐ろしいものがあるw
だがそれだけに本書は、随所に宮崎駿に対する愛に溢れていると言えよう。そうした文章を読んでいるとお腹がいっぱいになる。
ホントうんざりするぐらいびっしりと書かれているのだw
しかしだからといって本書は決して読みづらい難解な評論家が書くような解説書とは違う。
むしろとてもわかりやすく読みやすい本と言えよう。
しかし、その量がハンパ無いのだ。
もううんざりするぐらいにw(;´∀`)
ジブリファンではなくても
実はわし自身、それほど熱心なジブリファンというわけではない。
たまに新作が公開されると宮崎駿の作品ならフラッと見てみようかな?くらいで映画を見てきた者なのだ。
故にTVの再放送とかも熱心には見たりはしないし、ジブリグッズも集めないし、三鷹の森ジブリ美術館にももちろん行ったことはない。
まぁ要するに、それぐらいのジブリファン(?)といえるのだろう。
そんなわしでも、本書では全然知らなかった宮崎駿の作品に対する奥深さがこれでもかとわかりやすく解説されていて、往年のジブリファンでなくともその魅力がこの一冊にギュッと詰められている本であることは間違いないだろう。
ここまで愛されていたら宮崎駿もさぞ幸せだろうなw