哲学 自己啓発 読書ノート

アイデアを枯渇させないために気をつけなくてはならない4つのこと

更新日:

※2017/5/23 リライトしました

 

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こんちわ、みんな良い本を読んでるかい?

今週は久しぶりに実生活に役立つ本を紹介するよ。

といっても、この本はビジネスだけでなく春から大学に進学した人、ブログを作って新しく何かを書こうとしている人にも参考になる本だと思います。その本の名は「思考の整理学」です。

 

この本、いますごく売れてるんだってね。

しかも書かれたのがわしが生まれた年だったんだね。

そんな30年以上もたったこの本が、いま200万部を超える大ブームを巻き起こしているという。

そんな本書になんとなく縁を感じながらもその魅力について今回は語ってみよう!(*´ω`*)

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思考の整理学

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春になると就職や進学でこれから文章を書くことが多くなると思う。

ビジネスマンは上司から企画書の一枚や二枚は出すように命じられ、頭を唸らせながら、ない知恵を絞って企画のアイデアを考えたりするのではないだろうか?

大学生なら卒論に取り組むときなどどんなテーマで卒論を書こうかと頭を悩ませたりするのではありませんか?

もしくはこの春からブログを書こうと思っている方は、もうすでにアイデアが行き詰まって何を書いたらいいかわからない。そもそもネタも何も浮かばないと困っている人も多いでしょう。

 

そんなふとしたアイデアを出すのに日頃悩んでいる方は、まず本書を読んでから考えた方がいいかもしれない。

「思考の整理学」なんていったらやや難しい哲学の本か何かだと思ってしまうかもしれない。しかし、本書は実はそんなに堅苦しいものではない。

本書は日常色んなところでアイデアが必要な人のための発想法、すなわち思考の整理の仕方を様々な視点から語っている本なのだ。

これを読めばアイデアを出すとか、考えるということがどのようなものであるかが、薄ぼんやりとでもわかってくることだろう。

 

グライダー人間と飛行機人間

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グライダーと飛行機は遠くから見ると、似ている。

空をとぶのも同じで、グライダーが音もなく優雅に滑空しているさまは、飛行機よりもむしろ美しいくらいだ。ただ悲しいかな、自力で飛ぶことができない

学校はグライダー人間の訓練所である。飛行機人間はつくらない。グライダーの練習に、エンジンのついた飛行機などがまじっていては迷惑する。危険だ。

学校では、ひっぱられるままに、どこへでもついて行く従順さが尊重される。勝手に飛び上がったりするのは規律違反。たちまちチェックされる。やがてそれぞれにグライダーらしくなって卒業する。

優等生は、グライダーとして優秀なのである。飛べそうではないか、ひとつ飛んでみろ、などと言われても困る。指導するものがあってのグライダーである。

p11

人間には、グライダー能力と飛行機能力とがある。受動的に知識を得るのが前者、自分でものごとを発明、発見するのが後者である。両者はひとりの人間の中に同居している。グライダー能力をまったく欠いていては、基本的知識すら習得できない。何も知らないで、独力で飛ぼうとすれば、どんな事故になるかわからない。

p13

世間にはグライダー型の人間と飛行機型の二種類がいると本書は語る。

前者は自らの頭を使わずに常に誰かが支持を出してくれるのを待つタイプと、後者は自らの頭で考えて行動する人間といっても良いだろう。こういった人間な読者の周囲にもきっといる。

たくさんの知識を詰め込んだ人間を知識人と言って重宝してきた時代がこれまで続いていたが、ネット社会と呼ばれるようになった現代においては、ググればなんでも教えてくれる社会で詰め込み式の教育を受け、グライダーとしては優秀と言われていた人間は、もうそのままでは社会の役に立つことはない。

 

人間は本来、飛行機型が多くいることが理想であって、自分でものを考えられない人間は、これからの時代もしかしたら生きていくのは辛いかもしれない。

いや、そういった人間は仕事の殆どをロボットに取られていってしまうのだろう。

ビジネスにしろ大学やブログにしろ、人より抜きん出て活躍したいと思うのならグライダー人間ではなく飛行機の方にならなくてはならない。

社会というのはこれまでもそうした飛行機人間たちによって新しい時代を切り開いて来た。しかし、今の時代は風によって遠くまで飛んでいくグライダー人間が多くなっているような気がする。

 

卓抜したアイデアを得たいなら、

まずはグライダーから飛行機を作れる人間になれということだろう。

それすらできない人間に、良いアイデアなど浮かぶはずがない。

基本として、まずは自分の頭で考えられるようになる。

 

当たり前と言えば当たり前だが、これがやはり大事なのであると、本書は語っている。

風が吹いたらどこまでも飛んでいくのではなく、自らのジェットで困難を切り開き、理想とした場所まで自らを運び飛んでいく……

そんな人間をこれからの社会は必要としていくことだろう。

 

アイデアはビール作り

キリン 一番搾り 350ml×24本

アルコールに変化させるきっかけになるものを加えてやる必要がある。これは素材の麦と同類のものではいけない。異質なところから持ってくるのである。

大きな発見が、ときに、霊感によってなしとげられるように伝えられるのも、この酵素が思いもかけないところから得られたのを第三者が驚異をもってながめる時の印象であろう。テーマ、おもしろいテーマを得るには、このヒントが秀抜でないといけないが、それが、なかなか思ったところに転がっていないから苦労する。

しかし、いくら苦労でも、酵素を加えなくては麦はアルコールになってくれない。

それでは、アイデアと素材さえあれば、すぐに醗酵するか、ビールができるのか、というと、そうでもない。

これはしばらくそっとしておく必要がある。次の章でのべることになるが、”寝させる”のである。

p32

自らの頭で考えてアイデアを得るにはなにかヒントがなくてはならない。

「アイデアになるような何か素材があれば自然と良い考えが浮かぶ」しかし、それは間違いだという。わし自身も日頃アイデアを必要とする仕事についている分、そうしたことは常日頃感じていた。

 

アイデアに必要なのは素材ばかりではない、

アイデアをビールとするなら素材(=麦)に+α(酵素)が必要なのだ。

この酵素を加えないとそもそも醗酵(発想)はしない。

その醗酵を促すヒントが酵素なのである。

そして、酵素というのは大抵は思いもかけないところからやってくる。

 

素材を集めるだけでは良いアイデアは生まれない

大切なのはそれを醗酵させる酵素を見つけることだ。

 

これはよくある勘違いで、わしも間違った思考法をしていた。

兎にも角にも本などを読んで素材を集めればそれで何かがそこに生まれる!そう信じ込んでいた時期があった。

しかしそんなに上手くはことは運ばない。素材があったとしてもそれに化学変化を起こす酵素をみつけなくては意味がなかったのだ。

しかも運良く酵素を発見しても、酵素を入れればすぐにアルコールができるか、「うまいビールになる」かというと、そうではない

そこが一番難しいところで、素材があるだけではダメ。

 

酵素があるだけではダメ。

素材と酵素が醗酵するのにそれなりの時間をかけなくてはダメなのだ。

それはもちろん、人によってそれぞれ醗酵の時間が違う。

しかし、そんなことを言っても今すぐに結果が欲しい。

すぐにでも良いアイデアを生み出して新しい仕事に取り掛かりたい、と人はアセってしまう。

 

そんな時に、事なのは「ナベを見つめすぎない」ということだ。

 

ナベを見つめすぎるな

パール金属 プレミアムマーブル 内面4層+外面3層 マーブル加工 IH対応 ガラス蓋 付 両手鍋 20cm H-4237

”見つめるナベは煮えない”

ということわざがある。早く煮えないか、早く煮えないか、とたえずナベのフタをとっていては、いつまでたっても煮えない。あまり注意しすぎては、かえって、結果がよろしくない。しばらくは放っておく時間が必要だということを教えたものである。

考えるときも同じことが言えそうだ。あまり考えつめては、問題の方がひっこんでしまう。

p38・39

なるほど、たしかにアイデアなどをメモっていて、しょっちゅうそのメモやノートを見返していると大抵はうまくいかない。

わしなんかブログのアイデアをEvernoteにたくさん書いておいて何度も見返したりしているが、そうするとだんだん考える気が失くなってくるw

というか、あまりにも何も考えつかないので考えるのが辛くなってくる。

すると、結局考えない。そして考えるのをやめてしまう。

 

こうなるとだいぶ危険である。

そうなってしまったら勇気をだして一旦そのアイデアは寝かしておくようにしよう。

こうして頭から一度追い出してしまったアイデアは、別の仕事なり趣味なりに精を出して時間が経つと、いつの間にかいい感じに煮詰まっていたりすることがあるのだ。

でもここまで読んできた人の中で、「そんなの待っていられない。

俺は今すぐ奇抜なアイデアが明日会社で必要なんだ!」と焦っておられる人もいるだろう。

もしくはどれだけ考えても何も浮かばない自分の頭に、いいかげん愛想が付きてしまって泣きたくなってしまっている人もいるだろう。

 

でもちょっと待って。

良いアイデアがそう時間もかけずにポンポン浮かんだら苦労しない。

それはどんな人でもそうだ。

 

努力すれば「アイデアは必ず浮かぶ」ものではない。

努力すれば、どんなことでも成就するように考えるのは思い上がりである

努力しても、できないことがある。それには、時間をかけるしか手がない。幸運は寝て待つのが賢明である。ときとして、一夜漬けのようにさっとでき上がることもあれば、何十年という沈潜のうちに、はじめて、形を調えるということもある。いずれにしても、こういう無意識の時間を使って、考えを生み出すということに、われわれはもっと関心をいだくべきである。

p41

そう、努力すれば報われる。

 

報われないのは自分がまだしっかりと考えていないからだ!

そんな風に考えるのは、実は良いアイデアを考えだすためには最もよくない思考方法ではないだろうか?

もし、人よりも良いアイデアを思いつきたいのなら、

頭を空っぽにしながら待っていた方が良いこともあるのだ。

 

最近わしはティモシー・ガルウェイの「新インナーゲーム (インナーシリーズ)」という本を読んで、自らの無意識の部分が実は優秀な機関であって、もう少しそちらを信じてあげた方が実は良い結果につながるということを知った。

だから、企画やアイデアが出なくてももう少し焦らず慌てず時間の余裕を持って待ってみるというのはどうだろう?

その方が良いアイデアは絶対やってくるような気がする。

もしそれでアイデアが浮かばないなら?……その時はその時である(*´∀`*)

 

この本で言いたいことは、

とにかく「自らの頭で考えること」がいま必要とされているのだ。

ということに尽きると、わしは感じた。

 

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びっくりするほど売れてますw
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