(※この記事は2018/5/9に更新しました)

こんちわ、おいさんだよ。
キミは国防について知識はあるかい?
また難しい話が来たなあ…


こくぼう?
ポ?


東日本大震災以降、日本の周辺は何かと騒がしいからなあ。
今回はそんな日本の安全保障について考えてみたいと思うのじゃ。
集団的自衛権とか色々難しいことがあるよな。


そこで今回は「ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論」をご紹介するのじゃ!
国防論 小林よしのり
正直、あまり政治について語るのは、やぶさかでない。
なぜならわしは政治についてはあまり良くわからないし、
その筋の専門家でもない。
いち、政治については疎い一般市民である。
でも今回、集団的自衛権についての報道を聞きながら「ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論」を読んで、今の安倍政権には素人ながら疑問を抱かざるを得なかった。
そもそも安倍は
憲法を改正して「国防軍」を作ると豪語してなかったっけ?
それがいつの間にやら憲法99条の話になり、多くの人の理解を得られず、改正へのハードルを下げられないと思うと憲法解釈の話に移り、集団的自衛権の屁理屈を持ちだして自民党が言っていた憲法改正への悲願はどんどん二転三転しているように思える。
そもそも集団的自衛権やグレーゾーン云々の話より、個別的自衛権の方はどうなっているんだ?
そもそもワシ自身、不勉強で申し訳ないが、明確な交戦規定がないと言われている今の自衛隊の個別的自衛権の方はおざなりのままで、集団的自衛権は行使容認に踏み切るというのは変な話だ。
個別的自衛権すらはっきりしてないのに、話を集団的自衛権にすり替えて国防軍云々の話をしていた安倍は一体何のことを話していたんだろう?
「国防軍」って、
読んで時のごとく国を守る軍隊って意味だと思っていたのに、
安倍はどうやらこの日本という国を守るという意味で「国」防軍という言葉を使っているようではない。
国防軍の「国」という言葉は、時刻ではなく他国、特にアメリカを指しているようだ。
今回の解釈で他国も守らなくてはならない軍隊になるということでしょ?
何故、縁もゆかりもない他国のために日本の若者が血を流さなくてはならない?アタマの悪いわしにはわからない(-_-;)
それでいて、迫り来る尖閣諸島の中国の驚異については
日米同盟を頼みアメリカ様に守ってもらおうとしている姿勢は、
とても本気で国防軍をつくろうとしているようには見えない。
安倍ちゃんは国防軍を作るんじゃなかったの?
国防ってそもそも自国を指す言葉じゃなかったの?
集団的自衛権がどう国防に繋がるの?
アタマの悪いわしにはわからない(-_-;)
これまでの話を政治素人がわかりやすくまとめてみた
第二次安倍政権登場。
安倍、憲法改正(憲法改正とは9条のこと)を声高に叫び、
「国防軍」を作ると豪語。
↓
いつの間にやら96条改正して国民に信を問うことにする。
(憲法改正へのハードルを下げる)
↓
最大瞬間風速的に憲法を変えることへの懸念が広がり、
この改正案が頓挫する。
(ポピュリズムに流されてしまうと、そもそも憲法の意味が無い)
↓
理解を得られなかったので憲法解釈の話にすり替える。
(内閣が変わるごとに解釈が変わることはないとただ言ってみているだけ)
↓
特定秘密保護法案を作って不都合な言論封殺を目論む。
(もしかして自分の政権に都合の悪いものを封じるために作ったのかもしれない)
↓
尖閣諸島の驚異について、
集団的自衛権の屁理屈を持ちだして領土問題ではどう考えても全く関係ないアメリカ様に日米同盟を盾に、どうにか守ってもらおうとしがみつく。
(自分の国を自分で守れないのは恥ずかしい)
↓
オバマ来日の際に、
アメリカは尖閣諸島は日米同盟適用の範囲内というコメントを
メディアを使って大々的にアナウンスする。
↓
でも本当は、尖閣諸島有事の際にアメリカ様が守ってくれるかどうか不安でしょうがない。(官僚含め日本政府はどこかアメリカ様が乗り気でないのを空気を読んで察している。)
↓
おまけにTPPの交渉ではアメリカ様のごきげんを損ねている。
↓
アメリカ様のご機嫌を取るために集団的自衛権を持ち出す。
(アメリカとしては一緒に戦争してくれたらOK!)
↓
公明党が難色を示すと、集団的という文言を削って、自衛権だけにしようという話が出る。(でも自衛権の中には、実は個別的と集団的の2種類がある)
↓
行使容認決定!
(憲法改正は?個別的自衛権は?)
ということでしょ?www
そこまでして憲法をコケにして、憲法の意味って一体何なんだ?という話になる。
つまり、今の集団的自衛権の話はTPPの交渉でこじれているアメリカ様へのごきげん取りのために安倍政権が手土産として持ちだしてきているようにしか見えないのだ。
アメリカのために、日本の若者たちが血を流さなくてはいけない。
そんな集団的自衛権を認める解釈を持ち出している。
なんで憲法を変えずに解釈を変えるんだ?
これが一国の総理がすることだろうか?
「日本を裏切らない!美しい日本を取り戻す!」
と言っていた安倍の言葉はウソになるのではないのか?
わしとしては、集団的自衛権よりも個別的自衛権について明確にして、中国が攻めて来たり、北朝鮮が攻めて来たりしても自衛隊が専守防衛でしっかり交戦できるようにすればいいと思っている。
ここらへんは専門的過ぎて素人のわしにはよくわからないが、しっかりとした交戦規定がない、グレーゾーンなんて言葉が出てきてしまう今の日本の国防の現状では、いくら集団的自衛権なんて謳っても、ほとんど意味をなさないのではないだろうか?
憲法で平和主義を掲げている現在の日本では、
集団的より個別的自衛権の方が大事なんじゃないのか?
この国が他国から攻められた時に、尖閣だろうと竹島だろうとアメリカの手を借りずにしっかり守り切る仕組みを構築するべきだと思う。
その際に9条改正が必要なら憲法を改正すればいい。それを堂々と国民に問うべきである。
本来、安倍が国民に問うことはむしろそちらなんじゃないだろうか?
わしにはそんな覚悟もない安倍政権にアメリカに日和っているようにしか見えてならない。
わしらが生きる未来は暗い・・・(-_-;)