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老サックスプレイヤーと売れない画家の心暖かな交流

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おすすめ映画情報22

ちわ、おいさんです。

みんな楽しい映画を観ていますか?

そろそろ夏も暑くなり始めている今日このごろですが、今回は暑い熱帯夜もこれをみればメロウな気持ちになれる「ラウンド・ミッドナイト」について語ってみたいと思いますw

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夜風にデクスター・ゴードンのサックスが心地よい

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この映画は非常に美しい。

 

それは多分、あのジャズの巨匠デクスター・ゴードン自らが劇中で実際に演奏している音楽の力だろう。

この映画は1986にアメリカとフランスの合作で製作されたあるジャズの巨匠の物語である。

 

かつてジャズの巨匠と呼ばれたデイル・ターナーは住み慣れた街ニューヨークを離れ、フランスで音楽活動するためパリに飛ぶ。

老いさらばえたデイルの吹くサックスはどこか悲しく、また客の出入りもまばらな感じだ。自身も重度のアルコール中毒を患っているらしく、演奏後はいつも酒を飲むことを渇望している。

そこにデイルの音楽に感銘を受けた売れないイラストレーターのフランシスが、夢にまで見た憧れのジャズの巨匠の演奏をずぶ濡れになりながらもバーの外から熱心に盗み聞いている。

 

いつしか二人は出会い、

そこに老サックスプレーヤーと売れない画家の暖かな交流が生まれるのだった…

それにしてもまたこのデクスター・ゴードンのサックスがいい。

聞いているとそれだけで心地よくなって、後のことはどうでも良くなってしまう。

 

実際のジャズの巨匠を主役に添えた映画なだけに、この映画から流れてくる音楽は全部どれも素晴らしいものになっている。

 

デイルに最後まで愛を注ぐフランシス

この映画を見ていて美しいと思ったのはその音楽だけではない。

 

老いて昔の力を発揮できないデイルにフランシスのどこまでも献身的なサポートを注ぐ姿に観ている者の胸をジワジワと熱くする。

ストーリーは大したことはない。

これといって大事件が起こるわけでもないし、派手な展開はこの映画では皆無と言っても良い。それはやはりこの映画が半分はフランスで作られているためでもあるだろう。

 

バックで流れる美しい音楽とともに、老音楽家と彼を尊敬して止まない若き画家の穏やかな時間が流れていく。

後で知ったがこの映画には実話があって、二人のモデルになったのはジャズ・ピアニストのバド・パウエルと実在のフランス人デザイナーの交流が元になっているという。

なるほど確かにバド・パウエルも晩年はパリに渡って、精神を病んでボロボロになりながらも演奏をしていたというから、この映画に描かれている交流が実際の二人にも合ったのかもしれない。

 

フランス人は本当に芸術を愛しているからの献身ぶりか?

それにしても驚くべきはフランシスのその献身ぶりである。

 

ウチにどうしようもない飲兵衛がいるからよくわかるが、フランシスのような献身的なサポートは本当にデイルの音楽を愛し、かつ彼を心から尊敬していないととてもできるもんじゃない。

普通の日本人にはちょっと信じられないくらいの献身ぶりで、売れない画家でありながらもどこまでもデイルに真心を尽くそうとするフランシスの姿には静かな感動に包まれてしまう。

自分に尊敬する人がいたとしても、老いさらばえて少しずつ死んでいく状態を日々目にしながら、こんな風に無条件の愛を注ぐことができるだろうか?

 

わしにはとても出来ない。

いつかわしにもデイルとフランシスのような友情を結ぶ人と出会うことはあるのだろうか?

 

そんなことを思いながら、この映画を観終わった。

 


びっくりするほど売れてますw
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