鑑賞ノート

プライム・ビデオに登場!シン・ゴジラを観たよ

更新日:

(※この記事は2018/5/9に更新しました)

ドラねこ

こんちわ、おいさんだよ。

キミはゴジラは好きかい?

出たんだってな、新作が。

まいける
リク

うわあ!すごい恐竜だよ!

ポポポ!

ポコたん
ドラねこ

どちらかっていうと怪獣だけどな。

そうなのじゃ8月に入ってAmazonのプライム・ビデオに「シン・ゴジラ」が登場したのじゃ。

だってお前、劇場で観てきたんだろ?

まいける
ドラねこ

そうじゃ。でもやっぱりもう一度「シン・ゴジラ」を観たくて今日、プライム・ビデオで拝見したのじゃ

そこで今回はそんな「シン・ゴジラ」の魅力をまたしても語ってみるぞ!

ミリタリーオタクとエヴァオタクのためのゴジラ?

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いやぁ、すごかったw

何回観てもやっぱりすごかった。

やっぱりゴジラは強かった。

 

特撮を熱心に観ないわしは、映画公開当時にこの「シン・ゴジラ」を観ると決めてから二週間Huluのゴジラ特集を半分まで消化し、観にいったのを覚えている。

 

まったくマニアでもない普通の人が「シン・ゴジラ」を観た感想はおもしろかったよw

しかし、初見ではただただ圧倒されたこの映画もさすがに二回目となるといろいろアラが見えてくる。

 

そもそもゴジラ映画を劇場に観に行くなんて、小学生依頼である。

確かわしが人生で二本目に見た映画が、近所の市民会館でみた1991年公開の第18作「ゴジラVSキングギドラ」だった。

奇しくもそれがわしが見たゴジラ映画の最初で、あれから20年近くたって技術も進化し、特撮からフルCGを使ってゴジラは描かれるようになってしまったのには隔絶の間がある。

 

そんな今回二回目の「シン・ゴジラ」はその迫力の映像もスクリーンではなく、自分のPCでみるとやっぱり迫力が落ちる。

なので逆に言うと色々冷静な点でもう一度「シン・ゴジラ」を見直すことができた。

映画としての技術はすばらしい。

日本の『ゴジラ』シリーズでは初となる、フルCGで制作されるゴジラのデザインには、『巨神兵東京に現わる 劇場版』で巨神兵の造型を担当した竹谷隆之が起用された。

樋口から依頼を受けた際には詳細は知らされず、「背びれのある怪獣」とだけ伝えられていたという。デザインの詳細は前田真宏のコンセプトスケッチを基に庵野、樋口、竹谷、尾上克郎が打ち合わせを行い、「完全生物」「生物として突き抜けた存在」という方針が決まった。

また、庵野による命名のタイトル「シン・ゴジラ」には「新」「真」「神」などの意味が含まれているという。

シン・ゴジラ - Wikipedia

日本映画は一昔前までCGと駆使したSFモノと言ったら子供じみたものだったのに、本作のゴジラはそのスタッフの本気度が随所に感じられる力作であることは間違いない。

 

しかし問題はその登場人物の多さと、政府当局の内幕にドラマを当てた物語の展開である。

一体、今までこんなに多くの人が登場し、ベラベラと早口で喋りだすゴジラ映画があっただろうか?しかも始終日の丸構図のどアップで。

 

一回目スクリーンで観たときも気になったけど、二回目配信で冷静に観てみるとその構図の多様さに少し辟易とする。そこはやはりエヴァンゲリオンの庵野秀明といった感じで、これは必要なのか?と思うくらいに顔のアップが多い。

それだけ映画は緊張感とリアルに満ちた演出がなされているのだが、ツイッターやニコ動などのSNS画面を使った演出や、明らかに震災の影響を受けていると思われるゴジラによる首都圏壊滅時の瓦礫の山など、見る人によっては賛否が分かれる演出がてんこ盛りなのがこの映画の特徴だ。

その徹底したリアリズムは庵野監督のこだわりが見て取れるが、わしがむかし子どもの頃見ていたようなどこか非現実的なお伽話的特撮映画に仕上がっていない。

 

どこまでも震災時の政府の対応がどうだったのであるかを彷彿とさせる場面が山程出てくる。

よくもまあここまで再現したものだ。

きっと当時の震災の関係者や当局の内幕を念入りに取材して再現しているのだろうが、ここまでリアルに作られてしまうとその作りこみが逆に鼻につくという意見もある。

「ゴジラが東京にやってきたらどうするか?」という目線で徹底的に作りこまれたリアルな演出には今までないゴジラ映画の境地を描き出していると言っていいだろう。

 

災害対策本部始め首都官邸の政治家たちや、ゴジラを倒そうとするはみ出し者の集団で構成されたゴジラ対策本部(名前は知らないw)の人たちのどこまでも大真面目な対応。誰も彼もが必死に「いま目の前にある脅威」にどう対処するかで追われている。

プロデューサーの佐藤善宏は、本作について「完成した映画でファンタジーなのはゴジラだけ」と述べている[6]。庵野は脚本の執筆段階から防衛省自衛隊に協力を依頼し、「実際にゴジラが現れた場合、自衛隊はどのように対処するのか」「ゴジラに対して武器の使用が認められるのか」などミーティングを繰り返し行い、事実に即した脚本に仕上げていった

このように自衛隊にまで「ゴジラが東京に現れたらどうするか?」という取材までしてゴジラ対自衛隊の戦闘場面もよりリアルに作り込んでいるのだからその苦労には頭が下がる。

 

そういった点で、本作の「シン・ゴジラ」はゴジラという「物語」を震災後の現代という我々どのように捉えるか?という視点で徹底的にリアルに作りこまれている映画といっていいだろう。

 

圧倒的な破壊力

本作のゴジラの破壊力も凄まじい。

やはりどこかジオラマじみた特撮をせずにCGで描かれている分、その迫力はゴジラ史上最凶の破壊力を魅せつけたと思う。

 

とにかく最初の第二形態の不気味さから際立っている。

 

血を吹き出しながら上陸するゴジラの姿はどこか生まれたばかりの魚類を思わせるそのギョロッとした無垢な眼光が観客をドン引かせること請け合いだろう。

 

そして、ゴジラと自衛隊の死闘も、今までの特撮映画史上もっとも派手な地上戦を展開してくれる。

戦闘ヘリや戦車、挙句の果てにミサイルを打ち込まれてもビクともしないゴジラ。

そういった光景は今までのゴジラシリーズでもおなじみのものだが、その実弾さながらの兵器の描かれ方がハリウッドを凌駕するほどの迫力を劇場に轟音と共に鳴り響かせ、黒鉄の禍々しいほどの巨体をこれでもかと魅せつける。

 

極めつけはゴジラの吐く火炎の凄まじさw

なんか下顎が2つに割れて、上顎と合わせて3つになりながらも強力な火炎を口から吹き出す姿には圧倒されてしまった。

あの火力の凄まじさ、今までこれほどまでに迫力のある炎は見たことない。

そしてそのすぐあとに放射される紫のビームもスゴイ。

 

初代ゴジラの消火器みたいな火炎放射に比べると、技術は格段と進歩しているのだと感じだ。

なんてったってそのビームが背中らも出てしまうんだから、迎撃に出た米軍のステルス機も堪ったものではないw

 

すごすぎるパニックホラームービー……だがしかし

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ただこの映画で一つ難点を挙げるとすると、それはセリフの難解さだ。

 

といってもこれは専門用語的なマニアなミリタリー用語が、見ているこちらにはよく理解できないところが少しつらい。

俳優の役作りについては、ミーティングの際に政治家や官僚の会話を録音して俳優に聞かせたうえで、「早口で、普段は使わない専門用語の多い言葉を流暢にかつ説得力を持って喋る」政治家や官僚のイメージを作るようにしたという

そうした役作りの「リアルさ」も取材の賜物のだ。

色んな立場の人間が色んな小難しいことをみんな早口で喋っていて、何を話しているのかよくわからなかった部分が非常に多く、きっとわしは話している言葉の半分は聴きとれなかったことだろう。当時はその半分も理解できていないセリフも二度見直すと大体みんなが何をいってるのか理解出来、当時スクリーンの前で感じたもやもやは解消されることになった。

 

それにしてもこの映画に出てくる石原さとみは多くの人が言及しているがヒドい!

 

石原さとみが英語をいい感じの発音で喋ればしゃべるほど、思わず吹き出しそうになるのだが、彼女の真剣な演技がすべてを台無しにしている気がする。

なんか石原さとみのあのファースト・レディ然とした態度が、昔から彼女の作品を見て知っている者には浮いて見えるのだ。

 

み圧倒的なゴジラの破壊力とそのセリフの情報量で、「これはマジでシャレにならんな」みたいな恐怖感がひしひしと画面から伝わってくるのだが、とってつけたような石原さとみの英語は正直観るにたえなかった。

 

結論

やっぱり二度も見るとその作品を冷静に見ることができる。

当時は両手を上げてその映像の凄さに、久しぶりのゴジラ作品ということで無条件に思考傑作の烙印を押していたが、改めて細かく観ていくと作品の粗さも目立つ。

 

人によっては最高!と言えるのだろうが、二回目のわしにはあんまりおもしろくなかった。

 


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