映画 洋画 鑑賞ノート

国土を二分され、内戦状態になった国の悲劇。

更新日:

(※この記事は2018/5/7に更新しました)

ドラねこ

こんちわ、おいさんだよ。

キミは内乱を経験したことはあるかい?

ねーよ!

いや、誰も経験したことねーだろ!

まいける
リク

ないらんってなあに?

ポポポ!

ポコたん
ドラねこ

今回紹介する映画はアイルランド独立戦争の悲しい時代に起こってしまった悲しい悲劇なのじゃ。

なんだ映画の話か。なんのことかと思ったぜ。

まいける
ドラねこ

そこで今回は「麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション 」というアイルランド独立戦争の頃の悲しい兄弟の確執を扱った映画をご紹介するのじゃ。

哀しすぎる内戦の物語

前回扱った映画がわりかし軽い感じの映画だっただけに、次は重たいものを観てみようと思ってこの作品を選んでみた。

 

あらすじ

ロンドンで医者になるはずだったデミアン(キリアン・マーフィー)は、村一番の秀才。

故郷で起こったイギリス軍のアイルランド人に対する残虐な暴力に耐え切れず、夢を捨ててレジスタンス(IRA)に身を投じることを決意する。

ある時、折しも志を同じくして先にIRAに入っていた兄とともにイギリス軍に捕まり、兄のテディ(ポードリック・ディレーニー)は拷問を受ける。

それでも口を割らなかったテディは、イギリス軍の中に紛れていた見方によってなんとか牢を脱し、イギリス軍にゲリラ戦を仕掛けて反撃を加えるのだったが…

 

この映画はアイルランド独立戦争からその後の内戦と、

祖国を分断された人間の悲しみをまあコレでもかと描いた映画である。

 

アイルランド分割

この映画を観て改めて思ったのは、当時第一次世界大戦後のイギリスも実は一枚岩ではなかったということだ。

 

歴史を紐解いてみるとわかるが、ヨーロッパで起こったフランス革命後、その勢いが飛び火して近代国家が次々出現するも、しっかりとした統一国家になったのは実は最近になってからなのだ。

それまでは大英帝国といえど、アイルランドという土地をさながら植民地のように統治していた

 

同じ白人同士で、同じ宗教を信じているのに植民地に対する宗主国の扱いたるや凄まじいものがあったのである。そうした事実をわしらはしらない。

またさらに驚いたのは、調べてみるとあの独立戦争以降、アイルランドは北部南部に分かれてしまって1998年のベルファスト合意において、国民投票で北部6州の領有権を放棄しているんですね。

だから北部は現代までイギリスに統治されているという。

 

しらなかったw

 

アイルランドってあの大きな島ごとアイルランド人に統治されていてその上にイングランドが乗っかってるってイメージだったのにそうじゃない。IRAはなんとか心を一つにしてイギリスに立ち向かい、休戦協定を勝ち取るも国土を減らされ、それを巡って内戦状態になってしまう。

 

そして、哀しいことにデミアンとテディもいつしかそうした時代の流れに翻弄されてしまう。

 

親兄弟で戦い合う悲劇

この映画はハッキリ言って悲劇だ。

しかし、こうした悲劇は今も世界中で起こっていることだろう。

愛する祖国が何らかの理由で分断されてしまって親兄弟が引き裂かれるケースなんてザラにあるだろう。

 

これを見ていると先の大戦で、昭和天皇のご聖断によって東西を分割することなく終戦を迎えられた日本の、いかにラッキーだったことか。そう考えると改めて昭和天皇の偉大さを感じずにはいられなかった。

 

いやあ、平和って素敵だねw(^_^;)

 


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