
こんちわ!おいさんだよ。
キミは中京の魔都・名古屋は好きかい?
なんだよ、いきなり中京の魔都・名古屋って…


今回もどこかに出かけるの?
ポポポ?


なんかだんだんお腹が空いてきたでしゅ。
まあ、気づいたらもう夜だからな。


う~む。それではそろそろ夕飯を食うことにするのじゃ。
わーい!


ポポポ!
食うたってナニを食うんだよ?


わしも実はこれを食うのは初めてなのじゃが、名古屋といったらやはりこれを食わねば始まらんじゃろう。
ついにわしらは中京の魔都・名古屋栄のディープダンジョンに挑むことにしたのじゃ!
前回まではこちら
初めての味噌煮込みうどん
本日の宿を探す前に、お腹がすいたので腹ごなしをしようと名古屋駅内にある「うまいもん通り」というところにやってきた。
ここが本日の飯屋・「山本屋本店」である。
……とくれば何を食べるかもうおわかりだよね?
そう!味噌煮込みうどん!
名古屋にやってきたらやはりこれを食わずして一体を何を食べるのか!というくらい有名な名古屋のソウルフード。
わしは何度か名古屋には来ているけど、ここにきて初めて味噌煮込みうどんを食することにしたのじゃ!
というわけで注文すると付け合せがすぐに運ばれてきた。こんなシステムは初めてだw
味噌煮込みうどんは煮込むのに時間がかかるのか、なかなかうどんが出てこない。
注文から20分くらいして、ようやくうまそうな味噌煮込みうどんがわしのテーブルにやってきた。
見るからにアツアツに煮込まれていてそのまま普通に口に入れたら大変なことになりそうだw
そこで少しずつレンゲですくい取りつつ、フーフーしながら口に運ぶ。
ムシャムシャ……うまい!(゚∀゚)
これは…これはかなりうまいぞ!
赤だしは普段から好きだからなんとなくうまいだろうとは思っていたが、ここまでうまいとは!
想像では味噌煮込みだからもっと甘ったるい味を想像していたが全然違う!
赤だし本来のさっぱりした味わいの中に独特のコクがあっていくらスープを飲んでも飲み足りない。
塩分多めに体に悪いのかもしれないけど、これはいつまでも飲み続けられる!
夢中になってうどんをがっついていたら、もう最後にとっておいた卵一つだけになってしまった。
なんとなく口惜しい気持ちをかけながら最後に卵を口に放り込み、口の中に卵の味わいがあるうちに最後のうどんと赤だしの濃厚なスープをかき込む。
ウ~ン、うまかった。
ここまでうまいとはわしの予想外だった。
お値段は1000円ほどとうどん玉の量にしては高い気がするが、まあうまいものが食えたんだから良しとしよう。
はじめてのカプセルホテル
お腹がいっぱいになって外に出るともうあたりは真っ暗。
一日乗車券を握りしめて本日の宿がある栄に向かう。
この日最後の地下鉄に乗り、目的地周辺を歩いていく。季節はクリスマス前ということもあってイルミネーションが鮮やかだ。
今までわしは色々一人旅はしてきたけど、カプセルホテルに泊まるのは初めてである。
一体どんなところなのか?
ネットで調べたところによると本日立ち寄るホテルは3500円ほどで泊まれるのだというが…
実際にホテルに着いて確かめてみると、その値段は会員限定の値段でしかも予約した場合のみだというw
なのでしっかりと5500円ほど利用料を支払わされ、しょんぼりしながらカプセルに向かうわしなのだった。
ここか。これがカプセルというものか。
なるほど話には聞いていたがこれは確かにカプセルホテルだ(当たり前だ)
荷物を放り込み寝転んでみるとまあ狭いw
隣との壁はまあ厚いけど寝相の悪い誰かが寝返りを打ったらその音が普通に聞こえてきそうだし、目隠しはペラッペラだからいびきはそのまま聞こえてくる。神経質なわしにはどうにもなじまなそうな宿だが、急に思い立った一人旅ゆえ宿はここしかないんだから文句も言えない。
なるほど、カプセルホテルってこんな感じなのね。
次回来るときはもっと安くて快適そうな宿を探してみよう。……そんなのあるのかな?^^;
こうして初のカプセルホテルデビューを飾ったわしだが、時間はまだ七時過ぎ。寝るにはまだ早い。
栄・地下街探検
というわけで栄駅の地下を散策してみることにした。
歩いてみるとわかるのだが中京の魔都の恐ろしさを肌で感じずにはいられない。
道行く道の途中で、ありとあらゆる資本主義の魔術が我々を幻惑してくるのだ。
名古屋は地下文化だからとオカンに聞かされてきたのだが、まあ大手ショッピングモールばりにいろんなお土産ややらおしゃれショップの店などがひしめき合っていて、見ていて飽きないが、歩くのは飽きる。
な、長い。
歩けども歩けどもなかなか終わらない。この地下道どこまで続いているんだ?
もしかしたらこのままどんどん地下奥深くまで潜り込んでしまって「ディープダンジョン」よろしく二度と地上には帰って来れないのではないか?と疑ってしまう(すいません)
クレジットカードの魔術を使いたいという幻惑を我慢しつつ、歩いていたらやっと広い場所に出れた。
見ればなにやら多くの赤い椅子が並んでいて、どうやら歩き疲れた旅人はここでコーヒー片手に休むことができるらしい。ありがたい。
大勢のちびっこが親たちと一緒に楽しそうに滑っている。
ここは一体どういう施設なの?
キラキラと煌くイルミネーションと謎のキャラクターが鎮座していて、名古屋栄のディープダンジョンの奥深さを感じさせずにはいられない。
こんなの浜松にはないよ。さすが中京の魔都w
階段があったので登ってみると、どうやらこの施設の全貌が見えてきた。
上からあたりを見回してみるとここが何やら大きなスタジアムの中のような錯覚を抱かせてしまうことに気づいてしまう。
いや、スタジアムというよりなんとなく宇宙船っぽいw
そう、ここは名古屋の観光地として有名なあの「オアシス21」の内部だったのだ!
テレポーテーション!(カメラのブレを利用して遊んでみたw)
オアシス21
わしがやってきたオアシス21はガラスの大屋根に覆われた「水の宇宙船」をモチーフに作られた立体公園。
こんなどえらいもんを作るなんて名古屋人はすげーだぎゃあ。
…でもこうして見てみるとたしかにきれいだなw
階段はさらに上に続いているので登ってみることに・・・
するとその先にはここが名古屋という大都市とは思えないような水の風景が広がっていた。
うわあ、すごい。ここはおしゃれなデートスポットだ。
床まで光ってるよ。まるでSFの宇宙船だw
「2001年宇宙の旅」のラストでこういった場面が出てきたよねw
このテキストは最後に消して下さい(50%)
向こう側も見渡すかぎり水。
この水のゆらめきがなんとも言えない安らぎを感じる。
このテキストは最後に消して下さい(50%)
銀色の天幕に覆われてきれいだな。
いつまでもこの場を眺めていられるけど、一人で回っても面白いものではないw
宇宙船の奥にはこれも名古屋名物テレビ塔がそびえ立つ。
ここから見るテレビ塔もなかなかSFっぽい。
光る床をテレビ塔の方へ歩いていく。
こうして床にフォーカスして人を撮るといかにもそれっぽい。
あ、満月だ!
ビルとビルのスキマにこうこうと光る満月の姿が垣間見れた。
ここから水の底をみるとさっき見たスケートリンクが覗くことができる。
横から見るとこんなかんじ。
なるほど円盤っぽいw
先っちょはなんかスタジアムの屋根だよねw
こうしてみると大きなクジラみたいに見えるぞ!
これは大海を泳ぐ大きな白鯨だな。エイハブ船長はなんでこんな化物と戦わなくっちゃいけなかったんだろう?
わしだったら絶対イヤだけどな。すぐにスタコラ逃げちゃうよ。
テレビ塔
で、最後にやってきたのがテレビ塔。これは言わずもがな名古屋のシンボルである。
東京タワーがかつて東京を象徴していたように、名古屋のテレビ塔は大阪の通天閣と肩を並べる三大テレビ塔の一つであろう。
そんなテレビ塔の真下にやってきたのだが、この時間はあたりには誰もいない。
名古屋テレビ塔はデートスポットとして人気がないのかな?
中に入って名古屋の街を見下ろしてみようと近づくと…
あれ?「ありがとうテレビ塔」?
どうやら2019年からリニューアル工事が始まるみたいで、きっと東京五輪に合わせてさらなる観光客の需要を見込んで改築中なんだろうな。
最近は地デジに移行しちまったおかげでこうしたタワーの需要ももう無いのかもしれないね。
もしかしたらこの姿が最後になるかもしれないというので真正面から一枚撮ってみたわしなのだった。
栄の夜
というわけで栄のディープダンジョンを歩きつつ、オアシス21まで散策してみたのだが、いかがだっただろう?
栄のドン・キホーテ前を横切ると大きな観覧車が目の前に現れたのだが、こんな街中のだだっ広い中にぽつんと観覧車が出現するなんて、さすが名古屋。
中京の魔都ゆえのこの唐突感も、もはや麻痺してしまって驚きもしねえw
そんな道行く栄の通りも、イルミネーションの青いLEDの光がなんとはなしにクリスマス来襲の予感だけを切々と感じさせる。ひとりもんには寂しい帰路となった。
で、ホテルの大浴場で汗を流してわしは、ラウンジルームにある椅子に寝っ転がって明日の行先を検索しつつTVを見て翌日の旅路に備えたのだった。
ああ、長い名古屋探検だったw