映画 邦画 鑑賞ノート

ゾンビよりも怖い「カメラを止めるな」の真の怖さとは?

更新日:

ドラねこ

こんちわ、おいさんだよ!

今月はまた映画を観に行ったよ!

またか。珍しいなこんな短いスパンで映画を観続けるなんて。

まいける
リク

なにをみたの?

ポポポ?

ポコたん
ドラねこ

カメラを止めるな!」を観たのじゃ!

クロ

ああ、あのいま話題になっている!

ゾンビ映画って聞いたけどおもしろかったんでしゅか?怖そうだけど。

ドラねこ

結論を言うと面白かった。

でもその他にもまだいろいろ言いたいことはあるんだけど、映画自体のゾンビのシーンはB級ホラー映画テイストだからそんなに怖くはなかったよ。

それじゃあ、詳しく以下に語っていこうかね。

カメラは確かに止まらなかったw

今年話題の映画といえばやはり大ヒット上映中の「カメラを止めるな!」だろう。

 

卒業制作をして作成された映画がSNSなどでヒットして大ヒットしているというのを君もご存知のことだろう。

インディーズ系の映画でここまでヒットすることはかなり珍しいということで、様々なメディアや芸能人が宣伝しているのだけど、わしも実際にこの「カメラを止めるな!」がどれだけおもしろい映画なのか興味を持って近所の映画館に出かけて観に行った。

 

結論としてはおもしろい。

しかし、おもしろいとばかりに関心してもいられないある部分があったとわしは感じた。

 

映画としてはネタバレをしないためにざっくりとその流れを解説すると、

まず最初の30分くらいはよくみんなの口に上るB級ホラー映画テイストのゾンビ映画として始まる。

これを観ているのは正直苦痛なのだが我慢して観続けると途中「アレ?」という部分があることに気づく。

この「アレ?」という部分はなんとなく観ているこちらとしても、「これはB級ホラー映画なんだ」という感じでつい見逃してしまうような小さな部分なのだが、映画の後半、そのゾンビ映画の制作の裏側を追っていくとその不自然さがなぜそうなっているのかがわかってくるというストーリーなのだ。

 

これだけ読むとなんのことなのかさっぱりわからないかもしれないが、気になる方は是非劇場に足を運んで確認してみてほしいw

 

まず、この映画の一つのポイントが「この映画はB級ホラー映画である」という点をうまく利用している点である。

そして最初のゾンビ映画の主要登場人物が、実はこんな性格だった……というところを明かしていくその意外性におもしろさを感じてしまうのだ。

 

そして、じつはこのゾンビ映画があるアホなプロデューサーの思いつきで作成されたものであるという点から制作現場の裏話を描いていくことによって、TV業界の闇をおもしろおかしく描き出しているのである。

 

おもしろいで済ませていいのか?

この映画はホラー映画ではない。コメディー映画である。

 

それは映画の後半を見ればよく分かると思う。

しかし肝心なのはこの映画でも出てくる製作者サイドの描写である。

この映画の後半はそんな製作者サイドの泣くに泣けない事情を描いているのだが、ここにいまのTV業界を取り巻く闇というか、作品よりも番組を優先させられるプロ意識のない現場のなあなあ感が非常にリアルに描かれているのである。

 

これを観ていると「え?いまのTVの裏側ってこうなっているの?」と、

これが現実にTV業界で日常的に起きていることならどうしようもないと愕然としてしまう。

でも多分これに近いことなら大なり小なり実際にTVの現場では起きていることなのだろう。

 

そうしたTVの裏側をこの映画ではかなりコメディータッチで描いてはいるのだが、正直これを観ると「TVってマジで終わってんな」という危機感を感じずにはいられない。

 

わしはこの映画は映画自体の脚本の構成の巧さとか、B級ホラー映画の盲点をついた展開とかにおもしろさを見出すよりもまず、現実のTV業界のヤバさを観ているようでこちらの方がゾンビなどよりも怖かったw

そう、このプロ意識にかけた予算と時間に忠実で、なあなあなものづくりしかしないでいる製作者たちの怠慢にわしは強い危機感を覚えずにはいられなかった。

 

これを大口開けて「面白い映画だー」と安易に言ってしまって良いのだろうか?

特にこれを観た芸能人やTV業界の人達はもう少し自分たちのしていることに怜悧な目を向けた方がいいだろう。

 

ここに起きている現実が本当ならば、町にゾンビが現れるよりも遥かにヤバイホラーが展開されているんでないかい?

 


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