ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは奈良ならではの旅をしたことあるかな?
え?奈良ってそんな秘境があるのか?
……確かに京都に比べるとぱっとしない場所だけどな。
ふふふ…
それがあるのじゃ。今回はそんな秘境を案内していくのじゃ。
それでも随分観光地化された場所はあるだろ?
奈良といえば奈良の大仏とか……そんなもんだろ?
吾輩がそんなベタなところに行くわけないじゃろう。
もっとディープな奈良のスポットに行くのじゃ。ふふふ……
ディープな奈良のスポット?
ありそうだけど、どこかあったっけなあ?
\ 一人旅・前半戦17日目/
奈良は魅力的なマル秘スポット満載なのじゃ!!
奈良に入って、ボロボロになりながらも吉野山を探訪したおいさんは、その足で春日大社へと向かい、そこで突然降り出した雨に昔の姿を思い出して奈良公園を後にし、再び奈良の秘境を旅するのだった…
前回まではこちら
吉野山で奈良ならではの体験をしたよ、という話(*´ω`*)
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奈良突入!初めての吉野山と、奈良ならではの懐かしの思い出。
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奈良観光2 憧れの柳生へ
柳生。ここは剣の聖地。
憧れていた柳生の地にワシはいる。決して柳生博のことではない。
ワシは今。本当に剣の里・柳生にいるのだ。
話は昨日に遡る。
昨日、春日大社をまわって雨に濡れながら奈良駅の方まで歩いていると、わしは泊まるところを探すべく奈良駅の周りを散策していた。
近くには漫画喫茶があるにはあるのだが、どこもナイトパックの時間が短く、しかも料金も高い。仕方ないので他にもっといいところがないか探していると、ある場所に行き着いた。
そこは奈良の観光案内所だった。
へぇ、さすが奈良にはこんなところあるんだ。
おもしろそう、せっかくだから入ってみよう(*´∀`*)
なんのあてもなくただの興味本位で中に入り、地図やパンフレットを眺めていると、「柳生」のパンフレットが目に飛び込んできた。
柳生。
この言葉が何故かわしの胸に刺さった!
この時点では明日どこに行くか決めかねていたワシの心に、是非ここに行きたいと思わせる何かを灯したのだw
カウンターには駅の切符売場のような係員さんが四人ほどいて、他の観光客の要望を聞きながらバスや電車の時間とルートの説明を親切丁寧にしている。わしもさっそく係の人に柳生に行き方を聞いてみた。
すると係の人は懇切丁寧に柳生までの道のりと、バスの場所と時刻が書いてあるパンフレットに赤丸をつけて渡してくれた。
う~ん、なんて親切なんだ!!!(´;ω;`)
こうした丁寧な観光客へのサービスを行っているところがさすが奈良といったところか。
その後、結局駅から一時間半くらい離れたところまで歩いた漫画喫茶がその日の宿になった。
今回は柳生を目指すのじゃ!
ヤギュウ?
おウシさんがいっぱいいるところでしゅ。
いざ柳生へ!
翌日、漫画喫茶から奈良駅に向かった。
先日だいぶ長く歩いた奈良駅までの長い道のりを歩きながら、昨日教えて貰ったバス停に辿り着く。そして、教えてもらったとおりの場所で柳生行きのバスに乗った。
ワシは柳生の地というものに憧れていた。
時代劇のファンであるワシにとって、よくその名が出てくる柳生とは、東映太秦映画村と並んで時代劇の聖地なのだ!
そんな聖地へもバスに二時間くらい揺られていたらあっという間に到着した。
なんにもない町並みに降ろされたわしは、こぢんまりした商店街の方へ足を運んでみる。
全く人気の絶えた個人商店の集まりに、少しきょとんとしつつ、わしは柳生の町を歩き出した。
それにしても店の名前が十兵衛て…
確かにここ柳生は柳生十兵衛のふるさとだけどさぁ…
なんか……想像していたのとは違うなぁ。このあたりは普通の田舎だ。
でも、待てよ。
バガボンドでも確かこんな感じの風景が描かれていたなぁ…
そういえば見渡してみると至る所にどことなく面影がある。
やはりなんとなくここが柳生の里であることが薄々ながら気付くことができる。
地図を広げた。さて、どこへ行こう?
ムムム…!ここからすぐ先に旧柳生藩家老屋敷なるものがある!
まずはそこへ行って見よう!
道を辿って行くと早速看板が出てきた。ちょっと高めの石垣に大きなお屋敷が建っていた。
ここか、これが柳生の屋敷か……
なんか、想像してたのとだいぶ違うな(;´Д`)
旧柳生藩家老屋敷
さらに奥へ歩いていくと、昔の門構えが見えてきた。
見た目より大きくはない。これを長屋門というらしい。
お屋敷をこのようにこぢんまりとしている。
中に入るには入場料を払わなくてはイケナイらしい。
ここでも金取るの?…大きな声では言えないけど、あんまり綺麗な屋敷ではないぞ。
まぁ言ってもしょうがないからお金を払って中へ入る。
入るとスピーカーからこの屋敷の案内の声が聞こえてくる。
いきなり大音量で響きだすからびっくりした。
中はやはり普通の座敷の作り。色々な展示がしてあった。
綺麗な廊下を渡ると、庭が見えてくる。
なんか見たことあるぞ、この風景。
ここもなんか見たことある。…なんだろう?
そうかあ?フツウの縁側じゃね?
あ!わかった!
ここはバガボンドで出てきた柳生石舟斎の屋敷だ!
…そういえばどことなく面影がある。
きっとこの屋敷をモデルにしたんだな!趣のある庭である。
その展示によると、この屋敷は元々別の人が所有していたのだが、その後、山岡荘八がここを買い、現在は奈良市に寄贈されていると書いてある。
え!山岡荘八が買ったの?!
誰だぁ?
山岡荘八といえば「徳川家康」じゃ!
わしの若い頃の愛蔵書だったのじゃ!
山岡は柳生ものの小説を得意として、何作もの小説を書き、柳生に不思議な因縁を感じてこの屋敷を買いとったのだという。
こんなお屋敷を買えるなんて、すごいなぁ、山岡荘八(*´∀`*)
それにしても山岡荘八のファンとして、こんなところに偶然行き着くとはなんたる幸運か!すごいな、とてもありがたかった。
よし!これで柳生藩家老屋敷を全部見た。
次はへ行こう!
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | 旧柳生藩家老屋敷 |
| 住所 | 〒630-1237 奈良県奈良市柳生町155-1 |
| 入館料 | 大人 350円 / 小・中学生 170円 |
| 開館時間 | 9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
| 休館日 | 12月27日〜1月4日 |
| 公式サイト | 奈良市観光協会(紹介ページ) |
旧柳生藩陣屋跡
次に普通のデコボコの田舎道を歩いて行くと、なんだか開けた公園のようなところへ出た。
ここが柳生藩の城の跡であるらしい、残念ながら天守閣やその他もろもろは現存していない。
ここは周りには何もない。なのでここのベンチで一休みして次の場所を探す。
メシを食いながらぼんやりあたりを眺めてみるが、正直あんまり見るものがない。
天石立神社
柳生といえば、新陰流。新陰流といえば石舟斎である。
今度は石舟斎が切ったという伝説のある大岩、一刀石を見に行こう!
神社までの道は人通りも少なく、明らかに過疎の村という感じの道をただひたすら歩く。この間にこの柳生ですれ違った人はお年寄り一人のみ。ここはどんだけ若者がいないんだ!
しばらく進むと突然茶畑が目の前に開けている。
山の中の茶畑はすごい斜面に作られている。よくこんなところに作るなぁ…(;´∀`)
というように一刀石はこの先の天石立神社の中にあるという。
なんだこれ?だんだん大きな岩が心なしか増えてきているように思える。
中には大きな苔むした花崗岩がひっそりと鎮座している。
しかしこの数が半端ない。こうした岩がゴロゴロしているのだ。
ほんとにデカい花崗岩がいっぱいある。
これはもう何百年も前からこうなんだろう(^_^;)
本当にすごい岩の数である。形といい、色といい……
この辺りからは明らかにさっきまでの道とは雰囲気がちがう。
すると……
何かがあるような気がする…
確かに雰囲気はあるな。
でたぁー!!!
本当に真っ二つに割れてるよ。
横から見てもしっかり真っ二つに割れている。
これをホントに割ったのか?
す、すげぇ…柳生石舟斎すげぇよ。(゜o゜;
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | 天石立神社 |
| 住所 | 〒630-1237 奈良県奈良市柳生町 |
| 参拝料 | 無料 |
| アクセス | JR・近鉄奈良駅からバスで約50分「柳生」下車、徒歩約20分 |
| 見どころ | 神体である巨石群、一刀石(徒歩すぐ) |
| 公式サイト | 奈良市観光協会(紹介ページ) |
地獄の山道ハイキング
さて、見たいものは見たし、もう他に見回るものもないから帰ろう。
しかし、バス停まで戻るのが面倒だから、歩いて行けるトコまでいってみることにする。
地図によるとハイキングコースなるものがあり、ここを行けば奈良に戻れるという。だったらここを通って奈良に帰れればバス代も節約できるし、好都合かな?
…なんていう安易な考えからこの過酷なハイキングを初めてしまったことに、わしは後から後悔することになる(;´Д`)
なんだこれ?
こんなんが未だに置いてある道って一体…
歩いている途中、すげぇ汚い車を見つける。
まるで迷路を歩いてるような思いで途中何回か迷いながらそれでも進んでいく。
すると、またもいきなり小さなお堂が現れた。
これがほうそう地蔵というものだそうだ。…ちっちぇなぁ(^_^;)
一応拝んどくかナムナム……

ここからさらに道はどんどん険しくなっていく。
軽い気持ちでハイキングに及んだわしはこの時点でいささか後悔してきたw
ムムム…一体どこまで続くんだ、この道は?
長い長いぞ…山の斜面も急な感じになってきた。
ここまでくると後ろに背負っている重さ20kg以上のバックパックが重くなってくる。
ここまで結構歩いてきたのにまだ終わりが見えない。
ようやく開けたところに出てきた。
こうしてみると柳生はなんにもないんだねw
でもこのなんにもないのがいいんだよねw
と、思って歩いていたら、いきなりとんでもないものが目の前に現れたw
ここらへんはイノシシが出るんだね(^_^;)
歩くこと30分。目の前の景色は相変わらず田んぼが続くw
なんてのどかなんだ。ここはまさに古き良き日本の田舎である。
ここまでですでに一時間くらい歩いている。
まだまだ道のりは遠い。
このなんにもない景色は確かに素晴らしいものがある。
京都に近いところで、まだこんなふうな自然のままの景色がある地があったのか(^_^;)
そしてここまで三時間くらいフラフラになりながら、奈良に帰るバスが来るというバス停まで歩いた。
奈良までのハイキングコースはまだ半分。本当はまだ先まで道は続いているのだが、もうワシは歩けない。ここでリタイアする。
バスで帰る決心をして、大勢が並んでいるバス停にわしも荷物を降ろして並ばせてもらう。
ぐぇ、もう立てない。
けっこう疲れたな…
そんぐらいここまでのハイキングはしんどかった。今日は絶対歩かないと決めていたのに柳生から奈良に帰ってくるまで大変な思いをしてしまった。
ああ…疲れた(-_-;)
二月堂
そしてまたバスに揺られること30分。
なんか大きな門の前で止まったのでここで降りてみる。
その後時間が余ったのでここから二月堂と東大寺の大仏を見に行くことにした。
いいですね~、奈良っぽいw
趣きのある石畳の道を登って目的地の二月堂に向かうわし。
着いた。見上げるとすごい建物である。
なんかまたすごい階段を登らされる。
上まで来るとこんな感じ。高いよねw
遠くに見える奈良の町並みが情緒を醸しだしていますな。
すごい人。そういえばまだGWだった…
さっき登ってきた階段。
下に広がる屋根の数々。壮観である!
さて次は大仏の方を見に行こう。
やっぱ行くんじゃねえか!
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | 東大寺二月堂 |
| 住所 | 〒630-8587 奈良県奈良市雑司町406-1 |
| 拝観料 | 無料(※建物外観および舞台の参拝) |
| 拝観時間 | 24時間(※夜間は静寂を保つこと) |
| 主な祭事 | 修二会(お水取り):毎年3月1日〜14日 |
| 公式サイト | 東大寺公式サイト(二月堂案内) |
東大寺
前にも来たことはあったけど、この門は覚えてないなぁ。こんなのあったっけ?
金堂(大仏殿)に来た。
う~ん、さすが遠くからでもすごいデカイことがわかるなぁ
あたりは人で溢れかえっている。
さすがGW。人気スポットはまだまだ人が絶えないw
今回のベストショット!良い構図じゃ(*´∀`)
すごい古さがわかる絵。
これはすごいな、この建物はどれくらい年月が経っているんだろう?
ホント、デカイんだよねぇ…
中に入ると、出ました!おなじみの大仏さま!!
ありがたや~ありがたや~
有難いご尊顔(右)
虚空菩薩か。
吾輩の干支の守護神じゃな。
え?そうなの?
しかし、すげえ顔だな。
おまけにデカいし。
コワイでしゅ。
これは昔の大仏殿の模型かな?
今とは少し形も違うんかのう?
さて、ざっと見たからもう帰ろう。
それにしてもホントにすごい人だ。これはGWにくるようなとこじゃないことを改めて認識した。
マジですげえ人だな。
奈良最大の観光地じゃからな。
人が来るのは当たり前じゃ。
それにしても中から人がワラワラ出てくるw
これでなんとなく奈良は堪能した気がしたので、まぁ良しとしよう。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | 東大寺 |
| 住所 | 〒630-8587 奈良県奈良市雑司町406-1 |
| 入堂料 | 大人(中学生以上)600円 / 小学生 300円(※大仏殿のみ) |
| 開門時間 | 7:30〜17:30(4月〜10月)/ 8:00〜17:00(11月〜3月) |
| アクセス | JR・近鉄奈良駅から「市内循環バス」にて「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩約5分 |
| 公式サイト | https://www.todaiji.or.jp/ |
心なしか、駅前の行基さんも笑っているような気がした。
さて、それじゃあ今回も漫画喫茶を探して夜の街を歩いていこう!
ハァ……ここから泊まるとこ探しか。
しんどいな。
そして今日も泊まる所は漫画喫茶だw


