ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは車中泊は好きかい?
車中泊って・・・
お前、今まで車中泊なんかしたことないじゃないか。
じゃーん!
ところがだ!吾輩は今回これを買ったのじゃ!
うおっ!これはまさか?!
そうじゃ!
去年から散々このブログで紹介してきたエブリイベースのOEM車
「日産クリッパーリオ」じゃ!
エブリイベースって・・・どんな車なんだよ?
それでは今回は「日産 NV100クリッパーリオ」について語っていくのじゃ!
初めての車中泊専用車!
新しい車が納車されてきた。
新しく買った日産「NV100クリッパーリオ」の話である。
スズキ「エブリイ」のOEM車である「NV100クリッパーリオ」は軽自動車の中でもトップクラスの積載能力をもち、安全性能も高いので、仕事や趣味にと様々な用途に飛んだ使い方のできる車種として人気の高い車種である。
日産モコに続いて日産初のワンボックスカーとして販売された、SUZUKI「エブリイ」のOEM車なのじゃ!
OEMってなんでしゅか?
OEMとは(Originarl Equipment Manufacturing)の略で、他社の製品をロイヤリティを払って自社の製品として売り出すことじゃ。
中身はまんまで側だけ替えて販売してるってことだろ?
それがそうとも言えんのじゃ。
この「NVクリッパー」には日産独自のものもふんだんに取り込んで日産らしい味付けもしっかりなされている車体じゃぞ!
車体を横から見るとこんな感じ。
色はキャンプすることを前提に考えてクールカーキをチョイス。
今持っている車に比べて車体が長いな。
車に泊まることを前提に選んだんじゃから当然じゃ。
NVクリッパーはハイゼットカーゴに比べると車体が少し大きいのがその特徴なのじゃ!
電動格納式リモコンカラードミラー
駐車場などでの停車時に歩行者がミラーに当たってしまうことや狭い道路で対向車とすれ違う時に邪魔になってしまうことなどが懸念され、ドアミラーは電動格納式リモコンカラードミラーになっている。
手で折りたたむタイプのドアミラーだと、ドライバーが一旦外に出て左右のドアミラーを手動で折りたたむ必要があり、その手間をなくすためにも電動式を採用。
また左手の電動格納式リモコンカラードミラーにはサイドターンランプ付きドアミラーとともに、そのすぐ下の部分に安全確認がしづらい助手席下側の視界をサポートするためのサイドアンダーミラーも付いている。
左折するときミラー中央のLEDが光るのじゃ。
右折もだろ。
よくあるよな。
両側のドアにはドアのロック/アンロックが可能なボタンが付いている。
そして今回「クリッパーリオ」のここがすごい。
今回買って一番驚いたのがこれじゃ!
この押しボタン式のドアが何だってんだ?
見てみるのじゃ!
ボタンを押すと電動スライドドアに連動してオートステップが顔を出し、乗り降りが楽ちんな設計なのである。
このようにわざわざ手で引っ張らなくても簡単にドアが開く親切設計になっているのじゃ!
おお!
これはすごい!
こんなシステムは吾輩の子供の頃は大きなワゴンとかにしかなかった装備なのじゃ。それがこんな経にもついているなんて・・・・・・時代は変わったのう。
内装・ユーティリティ
扉を開けてみると内部の取っ手の部分が意外と高級感がある。
ではさっそく内部の装備を見ていこう!
ウォークスルー設計
運転席・助手席を間をらくらく移動できるように足回りのスペースは広々としていてウォークスルー設計になっている。
ここにスペースが空いているのはいいのう。
圧迫感がないのじゃ!
一人で乗ってる分にはいいだろうな。
運転席側を見てみよう。
運転席側の右手にはカップホルダーがあり、車のキーが置いてあった。
なんかこういうの見るといかにも新車って感じがするな。
ああ、ワクワクするのじゃ!
もちろんカップホルダーは左側ドアの脇にもドアの足元にも常備されている。
以前の経は押しボタン式で引き出して出るタイプじゃったから、余計なギミック部分が壊れてしまったのじゃ。
コンパクトにしようとして工夫したつもりなんだろうけど、長年使っているとそれが仇になるパターンだよな。
そしてイグニッションキーの代わりに「プッシュエンジンスターター」という近代的な押しボタン式でエンジンがスタートできるようになっているw
吾輩の以前の軽自動車はセルを回すタイプだったのじゃ。
一昔前のガソリン車ならそれが普通だったよな。
一番変わったのはやはりこのハンドルである。
ハンド部分にはナビの音量を上下させる音量スイッチとBluetoothでスマホと繋いで通話できるボタンが付いている。
最近の車によくあるやつじゃな。
しかし吾輩がこんなものがつく車に乗れるなんてなあ!
ハンドルの脇には運転席のヒーターのスイッチやアイドリングストップなどを操作するための各種計器類が左右に振られている。
クリッパーは運転席の下にエンジンが搭載されているから、シートが暖かくなるのが嬉しいのじゃ!
その代わり、夏は地獄のように暑いんだぞ?
ライトは外の明るさに応じて点灯してくれる「オートライトシステム」を搭載している。
メーター類は速度計の他にも回転系もついているので、高速道路で4WDをフルに使う際には重宝しそうだ。
LEDがキレイでしゅ。
これもオートライトシステムをオンにしておけば勝手に付いてくれるのじゃ。
スピーカー部分は軽自動車の定番とも言えるフロントガラス部分下に内蔵。
音質はまぁ可もなく不可もなくといった感じじゃ。
ようするにフツウの軽自動車の音質ってことか。
運転席の足元はこのように踏み込み式のサイドブレーキとアクセル・ブレーキの軽自動車っぽい形になっている。
良いところ
ミラーは普通のミラーなのだが、
今回始めて付けたのがドライブレコーダーとバックビューモニター+ETC2.0である。
特にバックビューモニターが後ろ駐車するときに便利じゃな!
ああ、あの後ろを見れるカメラのことか。
ETCは高速道路を走行する際にとても活躍するのじゃ!
ドラレコも「あおり運転」防止に役立つだろうし、いいじゃん!
すごくいい装備だぜ!
助手席側のサンバイザーには少し横長の化粧鏡、通称「舞踏会ミラー」が搭載。
開いてみるとこんなにしっかりとしたミラーが内蔵されている。
舞踏会ミラーはなんと運転手席側にもある。
オーバーヘッドシェルフがエグい!
そして注目すべく点がこのフロントガラス上部に設けられた収納スペース。
オーバーヘッドシェルフというのじゃ。
ここに物置スペースがあるのは便利だな!
元々配達などの社用車としても使用できるようにと考えられて開発されたエブリイなだけあって、他社のOMEにはこうしたスペースが設けられているのがない場合があるのだが、日産クリッパーにはちゃんと本家エブリイ顔負けの便利なオーバーヘッドシェルフが備え付けられている。
このように本やバインダーなどを収納するのに便利なので、車中泊でもよく使用する物を置くスペースとしても活躍すること間違いなしである。
こういったのってホンダのN-VANやスペーシアにはない機能だよな。
意外とオプションとかで付け加えることができんじゃね?
そこまではしらんのじゃ。
ナビ周りはこんなかんじ。
購入したクリッパーは最上位のGタイプなので4WDで4AT(4速オートマ)になっている。
ナビは最上位グレードなのにこれ以上大きなものはつけられなかったのじゃ。
車の構造上そうなってるんだろ?
そりゃしょうがねーべ。
その他にもナビの下部分がすごいのじゃ!
ちょうどスマホ一台は入るスペースがあるな。
「インストトレイ」というヤツらしいぞ。
空調系はカチカチではなく、押しボタンで調整するタイプ。
こちらはシガーソケット。
シガーソケットなんて今でもついているんだな。
さすがに禁煙のご時世だから押して火がつくタイプのものではないけど、ここから車中泊のためのポータブル電源を充電するのに便利なんじゃ。
ここで再び足元に視線を移そう。
すると足元にはグローブボックスが。大きさは狭めw
横にはETCカードを挿入するカートリッジがあるので余計に荷物が入るスペースは狭いが、上にオーバーヘッドシェルフがあるのでそこまで気にはならない。
ちなみにグローブボックス上のスペースはこちらもインストトレイになっている。
そして計器類で一番うれしかったのは、やはりこれじゃ!
なんだよ?
USB電源ソケット
今回イチオシの機能はこれ!
USB電源ソケットが2つ、標準装備として付けられていることである!
しかも左がUSB2.0
右がUSB3.0になっているのじゃ!
え!3.0もあんの?!
新しいiPhone15も余裕で充電できんじゃん!
こうしたところが心憎い仕上がりになっているのじゃ!
先進安全機能がエグい!
「NVクリッパーリオ」には他社の軽商用車と比較した際に強みとなる数多くの先進安全機能が搭載されている。
インテリジェントエマージェンシーブレーキ
自車速度が約5km/h~約100km/hで走行中、車体に搭載された2つのカメラを使用し前方の車両や歩行者を検知。
システムが衝突の危険性があると判断した時にメーター内の表示やブザー音などでドライバーに危険を知らせる。
ブレーキペダルを踏み込むとブレーキ踏力をアシストし、さらに衝突の危険性が極めて高いと判断すると自動で強いブレーキをかけて衝突の回避や衝突時の被害軽減を図ってくれるという。
「NV100クリッパーリオ」に搭載されている衝突被害軽減ブレーキは夜間の歩行者も検知する高性能な予防安全運転支援システムとなっているという。
これでぼーっとよそ見していても事故らないのじゃ!
お前、北海道に旅行に行ったときも風景に見とれてぶつかりそうになったときがあったもんな。
・・・でもシステムを過信するのは禁物だぞ。
踏み間違い衝突防止アシスト
高齢ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置。
駐車場など前方に壁など障害物があるにも関わらず、シフトを4AT車の場合D/2/L(前進)の位置でアクセルペダルを踏み込んでしまった場合、最長約5秒間、エンジンを自動的に制御するシステム。
この車は高齢者である親父も乗るので搭載しておいて損はない機能である。
普段はうちの親父も乗ることになるのでこうした機能は嬉しいのじゃ!
じいさんはたまにとんでもない事故を起こすからな。
あったら安心だよな。
LDW(車線逸脱警報)
約60~100km/hで走行中、両側の区画線をフロントガラス上部のカメラで検知して進路を予測。
前方不注意などで車線をはみ出しそうになるとブザー音が鳴り、警報やブレーキやハンドル操作を行うようにドライバーに注意を促す機能。
ただし、センターラインを越える場合や、ドライバーが車線変更を意図的に越える場合にはこのシステムは作動しないじゃ!
まぁ最近の車では定番の装備がたくさん付いたって感じだな。
インテリジェントDA
走行中に両側の区画線を検知してドライバーの通常時の走行パターンを計測し、修正操舵が多くなる「ふらつき」をシステムが判断するとブザー音などの警報によってドライバーに注意を促す機能。
これもLDWと似たような機能じゃな!
上のやつは車線逸脱でこっちは車体のふらつきを注意してくれるんだな。
先行車発進お知らせ
渋滞中や信号待ちで先行車が発進したことに気付かず約4m以上離れても停車した際、メーター内の警告灯やブザーで警告し、ドライバーに先行車の発進をお知らせしてくれる機能。
渋滞中や信号待ちでボケーっとスマホを見てたときに便利なのじゃ!
運転中にスマホ見るな!
ハイビームアシスト
ヘッドライトをハイビームの状態で走行している時に、前方に先行車や対向車を感知すると自動的にロービームにしてくれる機能。
まわりの車両の有無だけでなく外の明るさにも対応し、同じようにハイビームで走行中、明るい場所を走行すると自動的にロービームに切り替える。
先行車や対向車がいなくなったり、あたりが暗くなると自動的にハイビームに戻してくれる仕組みとなっているのじゃ。
え?!
勝手に車が判断して変えてくれるの?
すげえなあ!
VDC(ビーグルダイナミクスコントロール)
カーブを曲がる際や雨の日のような滑りやすい路面での走行時、急なハンドル操作による車両の不安定な動き・車輪のスリップを軽減せさ安定した走行をサポートする機能。
ドライバーの運転操作をシステムが読んでくれるんじゃな!
AIみたいだな。
すげーな。
ヒルスタートアシスト
坂道でのブレーキからアクセルに踏み変える瞬間、一時的にブレーキ機能を保持して車体の後退を抑えてくれるシステム。
最大2秒間もの間、システムが作動してくれるので、普段あまり運転をしない不慣れな方でも慌てることなくスムーズな発進が可能。
坂道発進って大変じゃからなあ!
こういうのがあると初心者は安心だな。
エマージェンシーストップシグナル
走行中に急ブレーキをかけると、ブレーキランプの点灯とともにハザードランプを自動で高速点滅させ、後ろを走行する車両に急ブレーキを知らせて追突される危険性を低減させる機能(約55km/h以上での走行時にのみ対応。)
急ブレーキ時に後ろの車両にお知らせする機能じゃ!
これなら後続車両も安心して急停止できるな。
後部座席
では続いて後部座席を調べてみよう。
電動オートステップは乗り降りが楽ちん!
買ったばかりの新車なのでカバーがかかったまま、今のところ使用しているが、足元は意外と広く、今までの経とは比較にならないくらい後部座席の乗り心地は良い。
こういうとこが新車っぽいなあ。
まだ買ったばかりじゃからしばらくは汚れを付けたくないのでこれを付けておくのじゃ!
忘れていたけど、助手席側はこんなかんじ。
いずれ助手席にも運転席側にも皮のカバーをかけるのじゃ
スライドドアの後ろはこんなかんじ。
後部座席の窓には遮光のためのカーテンがしっかりと取り付けられている。
今度は後ろの荷室の方を開けてみよう。
後ろの窓にも先程と同じような遮光カーテンが付いていて、
この広々とした後席は広々として荷物もたくさん置ける。
後部座席を倒すといわゆるフルフラットになってくれるので車中泊ができるし、もちろんそのための遮光カーテンが後部窓にも付いている。
そして注目すべきはこれじゃ!
え?
運転席にあったような電源ソケットがラゲッジにもちゃんとついていて、ここからポータブル電源の充電をすることが可能である!
これが便利!
おお!
そして後席にはテーブルとなる天板をはめ込める溝と、その下にはちょっとしたものを収納できる収納スペースとなっている。
これも便利www
おお!
こちらは後席につけるカーサイドオーニング。
これを外につけることによって、雨や日差しを避けることができるようになっている。
こちらは日よけのサンシェード。
車内には車中泊用にルーフバーを付けてみたのじゃ。
これがあると天井に収納ができるもんな。
このように天井にはもうしっかりとしたバーがあるのであとはカゴなりなんなりを100均で買ってこれば天井収納はバッチリ!
しかしこの後ろのカーテンは冬は冷気をちゃんと遮断してくれるのかのう?
・・・そこらへんは微妙だな。
運転席にもまだビニールがかけられているが、これもいつかはとってしまおうw
天井を見上げて見るとこれが高い!
調べてみると車内幅1355cm✕室内高1420cmの内装幅になっている。
ちなみに室内長2240cm✕室内幅1355cm✕室内高1420cmになっているのじゃ。
天井かなり高いな。
これなら車中泊していても楽だろうな。
これなら室内で調理なども可能なのじゃ。
NV100クリッパーとNV100クリッパーリオの違い
NV100クリッパーとNV100クリッパーリオの違いの特徴として搭載エンジンの違いがあげられる。
NV100クリッパーはノンターボ車とターボ車のグレードがあるのだが、NV100クリッパーリオは2つのグレードからなっており、どちらもターボエンジンを搭載している。
そしてターボエンジン自体の性能はどちらも同じで、高速走行時には頼もしいターボ車らしい加速力が感じられるだろう。
4WDだからここ一番という時の加速が違うのじゃ!
まぁ発進や高速時の合流は楽になるだろうな。
運転席の車高も高いし、運転が楽になるじゃろうな。
悪いところ
さて、ここまで長々と色々長所を挙げてきたが、欠点を挙げるとすると、
燃費
燃費がいささか悪い。
ちなみに燃費はWLTCモードで市街地で11.5km/L、高速道路で13.8km/Lと平均約13.3km/L
JC08モードだと4WDなら約15.0km/Lというカタログスペック値となっていて、前の経よりもだいぶ悪くなっているのじゃ。
4WDなんだろ?
それもしょうがねーべ。
おまけに車体は箱型で縦長だから空気抵抗も高いし、なにより車中泊の際には色々荷物を詰め込むだろうから、きっとこれよりも悪くなるじゃろう。
それと前述したとおりグローブボックスがやや狭いという点と、座席の座り心地はあまり総じてよくないという点だろうか?
まぁ元々配達などを使うために作られた車じゃからそこらへんは仕方ないのじゃ。
でも車中泊するなら以前の経とは比べ物にならないくらい性能は上がったよな。
そこらへんはこっちの方がダントツで優秀だし・・・
で、これでお値段いくらなんだ?
車体価格
車体価格はタイプ別でオプションにもよるが、
通常は2WDなら178万円〜、4WDなら190万円〜購入できる。
オプションにもよるが、吾輩のは全部載せの最上位グレードで275〜280万円だったのじゃ!
・・・・・ちょっと経にしては高いな。
でも・・・
この「日産NV100クリッパーリオ」は普通の街乗りにも使うけど、これからは山や川などのキャンプに、車中泊にも使っていきたいと思っているから、簡易的なホテルが手に入ったと思えば、わしは安上がりだと思うのじゃ!
お値段以上の価値は使う人それぞれってことか。
まあいいか。
まとめ
記事のまとめ
- 「日産 NV100クリッパーリオ」は車高も高く4WDなので走行は快適!
- 室内はヘッドシェルフやUSB電源、後席にも電源ソケットがあるので車中泊の充電には困らない!
- 後部座席は倒すとフルフラットになるので車中泊のときに便利!
元々カスタマイズしやすく、汎用性の高いエブリイベースのOEM車なので、使い方は幅広く、どのような乗り方にも向いていて、今流行りのキャンプや車中泊にも使えるので非常に便利!
これは仕方ないことなのだが、もう少し燃費が良くなれば文句のつけようもない完璧な仕上がりだったのだが・・・
安上がりで快適なホテルが手に入ったと思えば良しとしよう!
あとはポータブル電源を買って、ベッドをフルフラットにするためのキットを入れたり、テーブル用の木材を入れるかなどして快適な車中泊ができるようにすればいいので、後日また色々買っていくのじゃ!
車自体は手に入れたから、あとは車中泊に便利なグッズを集めていくだけだな。
その様子はまた後日色々アップしていくので、続報をお楽しみ!