

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミはウィスキーは好きかい?
なあ、シーバスリーガルって普通にうまいけど、なんかもう一味ほしいんだよな。


なら“ミズナラ”試してみたか?日本の樽で熟成させたやつじゃ。
日本の樽?
それってシングルモルトじゃなくても香り変わるんか?


変わるのじゃ。
まじで。普通のシーバスとは一線を画す。和の香りってやつじゃな。
へぇ、そりゃ気になるな。

\ ココがポイント!/

シーバスリーガル ミズナラは、「和の香り」が特徴的なブレンデッドウイスキーなのじゃ!!
今回は『シーバス・リーガル ミズナラ 12年』を紹介してみるのじゃ!
シーバスリーガル ミズナラは、ウイスキー初心者から中級者まで広くおすすめできる「和の香り」が特徴的なブレンデッドウイスキーである。12年熟成のスコッチを日本のミズナラ樽で仕上げることで、独特のウッディな香りと軽やかな甘さが共存する。この価格帯でここまで完成度の高いバランスを実現しているのは非常に稀であり、まさに“コスパの怪物”と言える。食中酒としても優秀で、和食とも驚くほど相性が良い。
ブレンデッド=安酒という固定観念を打ち壊す、上質な一本である。
※この記事はドラねこが実際に自腹で買った製品をレビューする記事です。
「良いところは良い、悪いところは悪い」とプロダクトをしっかりレビューする内容となっており、記事を読みつつ「お、これは良いな、買ってみようかしらん?」と思っていただいた方だけリンク先から「ポチって」いただけたら幸いです。「お前には一銭の金も渡したくないんだよ、この水色ネコメガネが!!」という方は、読まずにブラウザバックをすることを推奨します。
箱までなんか豪華w

ずっと憧れていたウィスキー。
それがこの『シーバス・リーガル ミズナラ 12年』である。
ペルノ・リカール
シーバス・リーガルは、スコッチウイスキー販売世界第二位の「ペルノ・リカール社」が販売しているウィスキーで、その傘下にはバランタインやシーバス・ブラザーズという会社がある。
リンクの記事はこちら
ジェムソンを飲んでみたよ。という記事(*´ω`*)
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ガガも愛したアイリッシュウィスキー!ジェムソンの魅力を徹底解剖!
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ちなみにミズナラとは日本に自生する木のこと。
このミズナラ樽を使って熟成させることから「ミズナラカスク」と呼ばれるようになる。
日本のウィスキーではサントリーの「響」なんかにも使われているという。
シーバス・リーガルは世界の販売数量が第三位で、440万ケースほど売り上げているスコッチウイスキーの名門。
シーバス・リーガルの「シーバス」とは創業者のシーバス・ブラザーズから取った人の名前であり、「リーガル」とは「王家の」とか「堂々とした」という意味である。
そんな中でも『シーバス・リーガル ミズナラ 12年』は、伝説のマスターブレンダー、コリン・スコットが日本のウィスキー造りに感銘を受け、日本人の繊細な味覚に合わせた特別なブレンドなんだとかw

少しお高めという感じか。
良いところ


では以下に良いところを挙げていこう!
まず届いたものを見て驚いたのが、この箱の高級感がすごい!
吾輩はどんな高級な酒を買っちまったんだwと、たじろぐほどのオシャレなパッケージに、捨てるのがもったいないので未だに箱を取っといてある始末である。
ミズナラ樽由来の香りの複雑さ
ミズナラは日本特有のオーク材であり、ウイスキー界では極めて珍しい存在。
その香りは、白檀や伽羅のような落ち着いた和のトーンを醸し出す。シーバスリーガル ミズナラにおいても、その香りは全体のバランスを絶妙にまとめ上げ、ただ甘いだけのブレンデッドとは一線を画す。鼻から抜けるウッディな残り香が、日本人の味覚に驚くほどフィットする。
スコッチとしての骨格の良さ
元々のシーバスリーガル12年は、スムースな飲み口と柔らかい甘みで定評がある。
その土台を崩さず、ミズナラが絶妙な“追い香”として作用している点が素晴らしい。つまり、変化球でありながら本質は守られている。だからこそ、初心者にも“飲みやすいけど深みがある”と感じさせることができる。
和食との相性の良さ
ウイスキー=肉料理、という固定観念はもはや古い。
ミズナラ特有の香りとやわらかな口当たりは、刺身、焼き魚、煮物といった和食にもすっと寄り添う。特に白身魚との相性は特筆すべきものがあり、晩酌としての汎用性が非常に高い。

さて、それでは『シーバス・リーガル ミズナラ 12年』の味わいは?
オレンジのような柑橘感とさっぱりとした梨のような甘いフルーティーさを感じる。
人によってはクリーミーでバニラのようなコクもあるという人もいる。全体に繊細な味わいで、驚くほど甘くてなめらかな印象を持った。

けっこう初心者にも飲みやすい銘柄ではないだろうか?
気になった方はこちらからどうぞ
悪いところ

次に悪いところを挙げていこう。
香りのクセが好みを分ける
ミズナラのウッディな香りは確かに魅力的であるが、一方で「ウイスキーはパンチがないと物足りない」と感じる層には少々物足りなく映る可能性がある。香り重視の構成ゆえ、ガツンと来るスモーキーさやバーボン系の甘さを求める人には合わないだろう。

熟した西洋ナシっぽい味わいと蜂蜜感、ライトな感じはせずに人によっては好き嫌いが分かれるかもしれんのう。
価格がやや割高に感じる層も
12年熟成のブレンデッドとしてはミドルレンジに位置するが、「普通のシーバス12年で充分」と考える層にとっては、あえてミズナラを選ぶ理由が乏しいと映るかもしれない。香りの違いに価値を感じられない人にとっては、コスパの良さが伝わりにくい。
ミズナラ樽の情報が曖昧
全量ミズナラ樽熟成ではなく、フィニッシュに用いているため、ミズナラの存在感はあるが“主役”とは言い難い。過度な期待を抱くと、「思ったより普通だった」と感じてしまう危険もある。広告の雰囲気に踊らされず、適度な期待値で臨むのが吉だ。
ココに注意
吾輩はハイボールが好きでウィスキーは大体ソーダで割ってしまうのだが、この『シーバス・リーガル ミズナラ 12年』はハイボールにすると少し味わいが薄くなってしまい、このウィスキーが持つ本来の味わいを損なってしまうかもしれない。
なので、ミズナラが甘ったるいなと感じる方、はロックにして甘さを抑えると程よく飲んだほうが美味しいと思う。
そこらへんは人の好みで気にならないヤツは気にならないだろ。

まとめ
こんな人におすすめ!
- 香りを楽しみたいウイスキー初心者
- 和食とウイスキーを合わせてみたい人
- コスパの良い“ちょっといいウイスキー”を探している人
シーバスリーガル ミズナラは、スコッチと和の融合を体現した一本であり、日本市場に最適化されたブレンデッドウイスキーである。その最大の魅力は、ミズナラ樽由来の香りとシーバス本来のスムースな口当たりが見事に融合している点にある。香りを楽しみたい派、和食と合わせたい派には特に強くおすすめできる。
初心者にとっても“ウイスキーの奥深さ”に触れる良い入り口となるだろう。
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和の香りをウイスキーで愉しみたいなら、ミズナラは避けて通れない。