

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミはキャンプは好きかい?
キャンプ?
……ということは?


そうじゃ!
今日はキャンプに役立つナイフに付いて語っていこうと思うぞ!
……ナイフなんて何でもいいんじゃねぇの?


キャンプをする上でナイフは必須なんじゃが、その中でも初心者が買う上で使いやすいナイフというものがやはりあるのじゃ。
なので今回はそんな初心者キャンパーにおすすめなナイフについて語ってみたいと思うのじゃ。
※この記事はドラねこが実際に自腹で買った製品をレビューする記事です。
「良いところは良い、悪いところは悪い」とプロダクトをしっかりレビューする内容となっており、記事を読みつつ「お、これは良いな、買ってみようかしらん?」と思っていただいた方だけリンク先から「ポチって」いただけたら幸いです。「お前には一銭の金も渡したくないんだよ、この水色ネコメガネが!!」という方は、読まずにブラウザバックをすることを推奨します。
モーラナイフを買ってみた。

キャンプで使うナイフといえばモーラナイフかオピネルというナイフが二大巨頭である。
その2つの中で吾輩が買ったのはオピネルではなくモーラナイフ。しかも材質はカーボンスチール製。
なのでキャンプなどで使っているとすぐに錆びてしまうらしい・・・


この刃筋もガッシリとして安定感があって造りがしっかりとしている。

見ろ。この刃の輝き。
カーボンスチールのモーラナイフは材質の硬さながらもブッシュクラフト等でも使い回しがしやすく、バトニングなど野外の過酷な使用にも耐える強靭さを備えているのじゃ!
これさえあればハードなキャンプから初心者キャンプも思いのままじゃ!
これが有名なナイフなんか。
ふーん、でもカーボンスチールって錆びやすいんだろ?


今回はまずこのナイフの欠点を挙げることにしよう。
悪いところ

カーボンスチールなのでサビやすい(要メンテ) → 使用後はすぐ拭いてオイル塗布!これも“育てる感”が楽しい
シース(鞘)はやや安っぽい → 固定力は十分。でもこだわるなら革製シースを後から買うのもアリ。
このままキャンプに使用すると錆びてしまうので今回は「黒錆加工」をしていくことにしよう!

せっかく買ったモーラナイフが錆びてしまうのが嫌じゃから黒錆加工していくぞ!
黒錆加工ぉ?
・・・錆びさせちゃダメだろ。


カバめ。
黒錆は赤錆と違ってカーボンスチールの表面をカバーし保護してくれる役に立つのじゃ。
なので、オピネルのようなナイフを選んだ際には必要ないんじゃが、モーラナイフのようなカーボンスチールのナイフにはこうした黒錆加工は、キャンパーの間ではシーズニングに並んで必須の加工なんじゃ。
へ?
そうなんか?


しらなかったでしゅ・・・
でもそんなのわざわざやるの大変じゃないの?


それがカンタンにできるのじゃ!
以下に語っていくとするぞ!
黒錆加工のやり方

それではここで黒錆加工をしていくことにしよう。
材料と作業工程はこんな感じ。
- お酢
- 紅茶
- ペットボトル
- そしてナイフ
である。

こんなもんで出来るんか?
お茶にお酢ペットボトルって……身近にあるもんばかりじゃねえか。


カンタンに出来るぞ!
作業工程はこんな感じじゃ!
- お湯を沸かす。
- 紅茶を濃く煮出す。
- お酢を入れます。
- ナイフを入れます(最低4時間)
- ナイフの向きを変えて満遍なく色を付ける。
- ナイフを取り出す
- 水で洗う。
- 黒錆の乗り具合を確認する
- 完成!
お湯を沸かし、紅茶を投入

まずは紅茶を鍋で極限まで黒く濃い紅茶を煮出す。
すげえ色だな。


濃ければ濃いほどいいぞ!
お酢を入れる

その煮出した紅茶にお酢を200ml入れる。

うう・・・
この時点でなんかすごいニオイがするのじゃ。
・・・なんかクサイでしゅ


紅茶とお酢が化学反応を起こすととんでもないニオイがするんじゃのう。
ちなみにこのお酢はなければレモン汁でもいいぞ!
なんか梅シロップの時みたいだな。

ナイフは洗って脱脂をしておく

で、この中に入れるカーボンスチール製モーラナイフを用意。

モーラナイフにはステンレス製のものもあるのじゃが、そちらは黒錆加工することはできないのじゃ。
ステンレスだもんな。


ナイフは付ける前に中性洗剤でよく洗っておこう!
指紋などの油分が残っていると黒錆加工した時に痕が残ってしまってすごくダサいぞ!
アルコールなどで刃を拭いて脱脂しておくのじゃ!
ナイフを浸ける


これを柄を上にして逆さに刃の部分を浸ける。
どれくらい浸けておくんだ?


このまま数時間ほどでいいらしいのじゃ。

なのでしばらく漬けていると、何やら刃の部分からブクブクと泡が湧き出てきた。

カーボンが化学反応を起こしているのじゃ。
ナイフを洗う


約4時間ほど漬けて、液から上げるとこんなかんじ。

見よ!
刃が黒々としてるのがわかるじゃろ?
ホントだわずかに黒びを帯びてるな。


金属の錆の中でも赤錆は刃物の切れ味を悪くするが、黒錆は切れ味には影響を与えずに赤錆などの腐食を防いでくれる効果があるのじゃ。
へぇ〜・・・

気になった方はこちらからどうぞ
良いところ

では以下に良い点を見ていこう。
【タフさ異常】薪割りOKな分厚い刃(3.2mm厚)
→ 通常モデルより刃が厚く、バトニングでの薪割りもゴリゴリできる。
木に叩き込んでもビクともしない安心感。

少し切れ味が尖すぎて自分の手を切ってしまいそうじゃ。
バトニングをする際には必ず手袋必須じゃぞ!
【握り心地◎】ラバーグリップが絶妙すぎる
→ しっとり手に吸い付く感触で、手が滑らない。
寒い日・濡れた手でも安定して使える=実戦向き。

安い割には軸がしっかりとしているので握り込んでいても安心して使うことができるぞ!
【スカンジグラインド】フェザーも楽々削れる!
→ 刃角がシンプルだから、研ぎやすく、木を削りやすい。
焚き火前のフェザースティック作りが楽しくなるレベル。

フェザースティックもゴリゴリ削れるが、こちらも初心者は手袋必須じゃ。
【火起こしにも対応】カーボンスチールの火花力
→ ファイヤースターターと相性抜群。金属製のメタルマッチをいくら切りつけてもびくともしない確かな刃筋。
ガチっと火花が飛ぶので、初心者の火起こしも安心。

というわけでモーラナイフを紹介してきたが、いかがたったかな?
正直ナイフって別に選ぶのならなんでもいいし、カーボンスチールのナイフは黒錆加工なんてしなきゃならないなんて知らなかったぜ。


ナイフはそれぞれキャンパーが好きな銘柄と用途によってはサイズを選べばいいんじゃが、初心者ならまずモーラかオピネルの2つから選ぶのが鉄板じゃからな。
せっかく買ったナイフを風雨でダメにしたくないのならこうした黒錆加工は必須なのじゃ。
ナイフってキャンプの必需品だからこうして使用する前にお手入れしておけば、長く保つから重宝するよな。

まとめ
こんな人におすすめ!
- 3000円台とは思えない作りの良さ
- カーボンスチール製のモーラナイフは頑丈でバトニングに最適!
- 薪も割れる、火も起こせる、魚も捌ける=万能ブッシュクラフトナイフ
頑丈で扱いやすいカーボンスチール製のモーラナイフの唯一の弱点は錆。
赤錆が発生すると見た目にも衛生的にも良くないので紅茶とお酢というどこのご家庭にもある身近なもので黒錆加工を行おう。すると見た目にも機能的にもパワーアップするのでアウトドアシーンで大活躍すること間違いない。

切れ味を落とすことなくいつまでもナイフを使いやすい状態にしておけば、キャンパーライフもいつも以上にエンジョイできるはずじゃぞ!