「占いは当たるよりも、こたえ合わせ」ゲッターズ飯田の真髄に迫る

ゲッターズ飯田のあなたのこたえ合わせ占い

けっこう占いが好きな方である。

普段から風水なんかを研究しているだけあって、暇な時は図書館で色んな占いの本を片っ端から読んで研究したりもした。

西洋占星術から東洋の手相、風水までありとあらゆる本を読んだけど今回紹介する本はそれとは少し毛色が違う占い本である。

 

ある時、本屋をうろついていたらたまたま占い本のコーナーで、最近巷で売れている芸人で占い師のゲッターズ飯田の占い本「ゲッターズ飯田のあなたのこたえ合わせ占い」を手にする機会があった。

「人は生まれた瞬間から60の人間性に分けられます。それが、あなたという人の答えです」

（中略）

ハッキリズケズケ言うのが僕の占いの特徴でもあるので、辛口で「あなたの人間性ニックネーム」を付けさせていただきました。

一見。「これ悪口じゃん！」と思う「こたえ」が満載ですが、欠損してる部分こそが、人間味であり魅力ですから、その人を知る入口だと思って、ご活用いただけると幸いです。

「ゲッターズ飯田のあなたのこたえ合わせ占い 60の人間性ニックネーム」P2・3

本書の前書きで書いてあるとおり、本書は人間を60種類に分けてそれぞれエセ優等生や迷子の忠犬ハチ公、切り替えの早い孫悟空など…およそ占いとは言えないような皮肉の効いたニックネームと、毒の混じった一言を添えてその人の人間性を解説をしてくれる読んでいて痛快な占い本である。

その内容のおかしさからつい購入したくなって手に入れてしまったこの本で、さっそくわしも自分のことを占ってみた。

 

さて、一体どんなことが書いてあるのやら？

 

甘えん坊でスイマセン^^;

わしの人間性とはどんなものなのか、さっそく占ってみようｗ

その答えは……

あなたの答えは

甘えん坊の趣味人です。

ぶっちゃけ周りから、異性大好き！（ただし、イケメンに限る）だと思われています。

だって、美意識が高く、アフター５にこだわる人間性ですから。

p114

な、なんかグサッとくるようなことを書いてあるんだけど、なんとなく思い当たるフシがあるような…

 

でも……この占いにはその他にも白自分と呼ばれた自分の良い部分と、黒自分と呼ばれた悪い部分、ようするにダークサイドについても言及されているｗ

白自分

真面目な努力家で、頭の回転が速い人です。

観察好きで直感力があるので、会話が上手く、知識も豊富なのでクレバーな印象を与えます、また、外見は痩せている人が多く、オシャレ好きなので、モテる人が多いのも特徴です。社交的で遊び上手。直感力が豊富なので、趣味を大切にします。

う～ん、観察好きというのは当たってる。

だって普段よく絵を描くときに観察しているから。これは性格というより習慣だねｗｗｗ

 

知識が豊富というのもうなずける。

頭の中は確かにくだらない知識ばかりだから。

それでいうなら確かに頭の回転も早いほうかもしれない。

 

だけどしゃべるのは好きだけど、滑舌は悪いからよく噛んだりして結構会話は苦手だぞｗ

そうでも言っとかないと心が折れるわｗ

ブツブツ……(；´Д｀)

黒自分

みんなと仲良くすることが好きなので周りに気を配りますが、実は自我が強く、せっかちなので、まわりくどい人にイライラしやすいです。また異性が大好きですが、美意識や理想が高いため、外見で人を判断しがち。

特に、デブや地味な人を遠ざける傾向があります。

うっ！(； ･`ω･´)

確かにせっかちで、まわりくどい人にイライラするというのは当たっているぞ！

よく人からは見た目のんびりしていて、おっとりしているように思われるけど、意外と性格的に単刀直入を好む人間性なんだよねｗ

 

細部まであなたの人間性を暴露する(*´ω｀*)

それではその他にもこの占い本は色んな部分に言及しているところをわしの人間性を抜粋しよう。

 

【恋愛】

外見重視の一目惚れ

【仕事】

目立つ仕事で実力発揮

【価値観】

「直感を信じる！」

【お金】

趣味に散財

 

【健康】

基本、体力なし

【総括アドバイス】

「口は災いのもと」

それにしてもあんまりな言い草だ！

……でも、ちょっとおもしろいぞｗ

 

これで知り合いや家族を次々占ってみると、なかなか当たっているからおもしろい……いや、恐ろしい！ｗｗｗ

こんな風に、身近な人を占ってみる分には非常に面白い本なので、どうか皆さんも本屋さんで立ち寄って自分の部分を占ってみてくださいｗ

 

ゲッターズ飯田が、ズケズケとあなたの隠された人間性を指摘してくれますよｗ

 

良いところ

では以下に良いところを挙げていこう！

占いの常識を覆す“こたえ合わせ”思考

本書がユニークなのは、「占いで未来を当てる」よりも「過去の選択を照らす」ことに価値を置いている点である。

この視点は、占いに依存しがちな人にとっては新鮮であり、逆に占いを疑っていた層にも受け入れやすい。つまり未来への不安を煽るのではなく、過去への納得を促す構造で、読後感が穏やかで前向きになる。

分析と分類が的確で、自己理解が深まる

「銀の鳳凰」「金の羅針盤」などのタイプ分けが細かく設定されており、それぞれに対応した行動パターン・思考傾向・失敗しがちな場面などが明確に解説されている。これにより、読者は「なぜ自分はこの選択をしてきたのか」「なぜあの人とぶつかったのか」といった疑問を整理しやすくなる。まさに“人生の答え合わせ”に役立つ構造となっている。

自己啓発本としても通用する実用性

本書は「占い本」でありながら「自己分析ツール」としての機能も強い。

各タイプに応じたアドバイスは、性格改善や人間関係の対処法、仕事との向き合い方まで網羅しており、単なるエンタメを超えている。特に自己肯定感を取り戻したい人にとっては、自分を客観視しながら前向きになれるきっかけとなるだろう。

気になった方はこちらからどうぞ

悪いところ

では以下に悪いところ挙げていこう。

タイプ分類が多すぎて混乱しやすい

12タイプの性格分類に細かい属性が加わるため、初見の読者にとってはやや情報過多で理解しにくい部分がある。もっとシンプルにまとめても説得力は損なわれなかっただろう。

汎用的すぎる表現が目立つ

「努力すれば道は開ける」「人との縁を大切に」など、どのタイプにも当てはまりそうな表現が一部にあり、具体性や差別化が弱い箇所もある。読者によっては物足りなさを感じるだろう。

占いとしての“驚き”が少ない

こたえ合わせという思想は深いが「ズバリ当たった！」という驚きの体験が少ない。従来の占いにある“エンタメ性”を求める層には物足りない可能性がある。

まとめ