
ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは10秒で体が柔らかくなる方法を知っているかい?
10秒で柔らかくなるとかホントかよ、楽すぎて嘘くせぇわ。


む、見下すでないぞ。
脱力・呼吸を重視した永井流ストレッチなのじゃ。
呼吸? ストレッチって伸ばすだけじゃねーの?


むしろ“振りかぶり”で筋肉リセット、呼吸とともに8割伸ばすのが肝なのじゃ
イマイチ言ってることがよくわかんねえな。
こうなりゃしっかりと本の方を読んでみるか。

\ ココがポイント!/

『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』は、整体師・永井峻による誰でも続けやすい10秒ごとのストレッチ習慣を提案する実用書なのじゃ!!
わかりやすさを評価する読者が多く、力まない脱力呼吸や“振りかぶり”といった手法が身体の緊張をリセットし、神経筋のこわばりを解消することが期待されている。特に「無理なく8割伸ばす」姿勢が継続性を後押しし、口コミでは「ヨガ未経験者が5日でポーズをとれた」「首の痛みが解消した」など効果を感じた声も。10秒でできるため時間のない現代人にも向いており、寝る前や仕事の合間に取り入れやすい。体の硬さに悩む人こそ、まず試すべき一冊である。
カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ
体が硬い方である。
男は女の人に比べて筋肉の量が多いから体は比較的固めだと言われるが、わしもその例にもれず、だいぶ硬い人間であることを自覚している。
今までバレエの人みたいな柔らかい体にしたくて、TVや雑誌などで紹介されているストレッチを色々試してきた。
しかし、そのどのストレッチも長くは続かない。
大体こうすれば体が柔らかくなるというストレッチ法は、頑張りすぎると痛いし、無理やり伸ばすことが辛くて、結局なし崩し的に諦めざるを得なくなる。
おかげで今では腰や足首など関節周りを汚しやすい体になってしまった。
これも自分の体が硬いからである。
そこでなんとか柔らかい体になりたいと日頃思っていたら、いつもお世話になっている整体師の永井峻先生がからだがみるみる柔らかくなる本をリリースした。
これを飛びつかんばかりにすぐに買ったわしは、さっそく「カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ」からその魔法のようなストレッチを実践してみることにした。
一体どのようなストレッチなのか?
具体的に説明しよう。
永井式ならストレッチが辛くないw
永井式のストレッチのコツは「楽にやる」「無理しない」というおなじみのものである。
ポイント
その中でも「カチコチ体が10秒で〜」に以下の3つの重要な点が記されている。
- ラフターブレス
- 振りかぶり
- 8割伸ばし
楽ゆる式ストレッチをやる前に重要なのが呼吸法。「ラフターブレス」である。
ラフターブレスは人が笑っているときのような楽な呼吸で、奥歯を噛み締めずに「ホ」の音を出しながら細く息を吐く呼吸法。これでからだの力みをなくすことで筋肉が伸びやすくなり、ストレッチの効果を高めることができるというものである。
そして次に重要なのが普通のストレッチにはない「振りかぶり」という動作。
ポイント
「振りかぶり」とは、伸ばす筋肉の方向とは反対の方へ動くことによって、筋肉の「伸び固まり」と「縮み固まり」を解いて、筋肉をリセットさせてあげることによって元の長さに戻してあげるというものである。
これをすることによってストレッチの偏りをなくし、からだがバランス良くなるのを手伝ってあげるのだという。
最後に重要なのがゆるストレッチは8割伸ばしである。
ポイント
学校などでも痛い部分まで無理やり伸ばしてからだを柔らかくするという指導をされた方は多いはずだ。
TVなどで紹介されているストレッチ法も、からだの柔らかいトレーナーがからだを無理やり伸ばして痛がらせながら柔らかくしていくのをよく見かける。
しかし、楽ゆる式「ゆるストレッチ」は痛くなるまでからだを伸ばすことはない。
無理やり伸ばしてしまうと脳が警戒し、余計にからだが伸びないばかりかやりすぎて怪我をしてしまうことが多いという。
「苦しくない」「無理がない」範囲の痛気持ちいいところまでしか伸ばさないのだ。
なので「ゆるストレッチ」も楽ゆる式は8割伸ばしが基本である。
わしも実際に本を買って三ヶ月ほど試してみて、少しずつだがからだが柔らかくなっているのを実感している。
今までどんなストレッチをやっても三日坊主か、効果がないかで諦めていたのに。楽ゆる式なら続くし、半信半疑の方もいるだろうが、以下の動画を観て実際に試してみてください。
魔法のゆるストレッチ 5大メリットと3つのコツ(理論編)
ストレッチをやるメリットが筋肉や細胞を潤わせる。
ゴミを捨てられる。栄養を蓄えられる。それが良いからだの状態である、というのはすごくよくわかりやすい解説だと思った。そんな疲れにくいからだを作るためのストレッチ。
脳が嫌がらない続けられるストレッチがゆるストレッチなのだ。
5秒で全身がやわらかくなる魔法の「おでこ揺らし」
おでこを揺らすだけでからだが柔らかくなる。
「そんなバカな(;´∀`)」と思って実践してみると、かなり柔らかくはなったわけではないけど、けっこう明らかに違いがわかるほどに。前屈は伸びた。
おでこを揺すっただけである。それなのに、こんなんでこんなに伸びるの?とびっくりしたことは確かである。
こんな簡単で単純な方法があったとは驚きであるw
たった1回で前屈が+8.3cm! 魔法の「ゆるストレッチ」
この動画で紹介されている方法が、ゆるストレッチの基本形である。
振りかぶり、ラフターブレス、8割伸ばしと本書で紹介されているストレッチ方は随時このような方法で展開されている。
こんなふうに楽なやり方だから、脳が嫌がらず、からだも抵抗しないストレッチとして続けられるのだろう。
10秒で開脚が楽にやわらかくなる魔法の「ゆるストレッチ」
これも上の動画と同じで振りかぶり、ラフターブレス、8割伸ばしと伸ばしていく。
息を吸いながらまた元の姿勢に戻る。これを毎日することによって楽にゆるく柔らかいからだを作ることができるのだ。「ブレーキを外しながら」からだを柔らかくするというのが楽ゆる式のユニークな点である。
10秒!前屈で床に指がつく魔法のゆるストレッチ(立ってできる版)
これは振りかぶりとラフターブレスの効果を紹介する動画である。
わしもまずは自分がどれだけ前屈が伸びるか実験し、振りかぶりの動作を入れてやってみると驚くほど楽に手を伸ばすことができた。
これはからだが硬くていきなり伸ばすと怪我をしてしまうんじゃないかと心配な方は、まずはじめに試してみるといいストレッチである。
腰痛がグッと楽になるゆるストレッチ3点盛り
以前にもはてなブックマーク1000程ついた腰痛の記事を書いたわしだが、今回紹介するストレッチは以前紹介したやり方とはまた違う効果があるのをやってみて気がついた。
特に最初のラフターブレスをしながら膝を伸ばすという方法は、デスクワークをしていて太腿の裏のハムストリングが潰れている人には非常によく聞くストレッチである。
腰痛といったら腰だけが硬いと思われがちだが、意外とお尻周辺の筋肉が潰れてしまって痛みが出るという人もいるのだ。こうした人にはこの動画で紹介されているストレッチ方は非常に有効だと思う。
前後開脚が2分で楽になる魔法のゆるストレッチ
前後開脚なんか夢のまた夢。自分には絶対できないポーズだと思っていた。
だけどこの動画に紹介されているコツを実践してみると自分でもできるんじゃないかと思ってしまう内容だ。
この動画でも永井先生が言っているように始める前に自分がどれだけ前後開脚ができるかを試してみると、わしの場合、梨状筋(お尻の奥)とハムストリングが異常に硬いということがよくわかった。この2つがわしの腰痛の原因なんだということに気づかせてもらった動画であった。
30秒でシュッとした小顔&美顔になる!ゆるストレッチ
小顔になるストレッチという今までのものとは違う流れのストレッチが出てきたが、顔を小顔にするストレッチがあるというのはなかなか新鮮だった。これをやっていれば小顔どころか頬のたるみやシワなどにも有効なのだという。
肩こりがグッと楽になるゆるストレッチ3点盛り
肩こりがツラいという方も多いだろう。
わし自身は経験はないが、片方の手を後ろに回し、首を斜め後ろに振りかぶって、その方向とは反対の斜め前方にラフターブレスで首を回すというのはやってみるとけっこう気持ち良いものであった。ストレッチ後は背中が熱くなってなんとなく呼吸もしやすくなり、少し高揚した気分になってスッキリした。
上半身によく効くストレッチであることは間違いないだろう。
肩こりが猫背ごと解消する肩甲骨リリース
なかなかおもしろいポーズである。
肩が楽になるというのも嬉しいが痩せやすくなるというのは嬉しいメリットである。実際に試してみると猫背が直ったような感じがして背中がシャンとして体がポカポカしてくる。これならTVを観ながらブラブラ、だらだらしながらやることができて毎日続けられそうである。
「ゆるストレッチ」のサポート動画(よくある質問への答え&ポーズのコツ)
最後にゆるストレッチのサポート動画を紹介しよう。
この動画は本書のちょっとしたコツや注意点などを細かくわかりやすく説明してくれるの安心してストレッチを実践することができる。本書を買う前に中身を覗きたいという人も観てみることをおすすめする。
オマケ
最後にこんな呼吸法も(^_^)
良いところ
あらすじ
本書は「ただ伸ばすだけでは柔らかくならない」を前提に、硬い体に効く10秒ストレッチのコツを全体160ページで紹介している。
第1章で脱力や呼吸の重要性を説き、第2章で背面・前面の基本ポーズを3つ伝授する。第3章では、柔らかさがもたらす喜びや身体変化、第4章で首・肩・腕・胸・お腹など各部位向けポーズを6つ掲載し、それぞれ写真とともに呼吸・注意ポイントが解説されている 。読者レビューや販売サイトでは、“振りかぶってリセット”“8割伸ばし”“呼吸で緩める”といった「ラフターブレス」「振りかぶり」「8割伸ばし」というキーワードが目立ち、楽しく続けやすい姿勢づくりが描かれている。
軽めながら理論に裏打ちされた構成で無理なく柔軟性アップを目指せる構造だ。
では以下に良いところを挙げていこう!
誰でも続けやすい“10秒ワンセット”の実践設計
本書の最大の強みは時間も気力もかけない“10秒”という短さにある。
通勤前・仕事の合間・寝る前と日常の隙間に挟むことで継続を支援する。実際にレビューでは「ヨガ初心者が5日でポーズ取れた」「首の痛みが取れた」と変化を実感した声がある。これによりストレッチ習慣のハードルがゼロに近づいている。
呼吸・脱力・“振りかぶり”で筋肉の壁をリセット
永井峻が重視するのは脱力呼吸と振りかぶりによる神経筋の再調整。
力ませず一度逆方向に振ることで筋肉に「リセット」がかかり、その後呼吸を使ってゆるめる構造は科学的にも理にかなっている。ただ伸ばすだけでは得られない柔らかさに繋がる理論的アプローチが読者の信頼を得ている。
写真付き&8割伸ばしで無理なく正しいフォームに導く
章ごとに掲載された写真とともに伸ばすポイントや注意点が明示され、“8割伸ばし”という具体しすぎない基準が続けやすくしている。力んでしまう初心者でも「今日はここまで」と気持ち良く取り組める工夫が豊富で楽しく続けられる教材になっている。
気になった方はこちらからどうぞ
悪いところ
では以下に悪いところ挙げていこう。
10秒という短時間で劇的変化は期待しすぎ危険
タイトルの「10秒」を過剰に信じると「すぐ柔らかくなる」と誤認しやすい。
一部読者も「10秒じゃ無理」と実感し、毎日の継続が必要であるとわかっていながら物足りなさを感じる 。
技術的な深掘りは少なく、中級者以上には物足りない内容
理論的な背景や医学的根拠の記載は最小限で「脱力・振りかぶり・呼吸」の実践中心。
ストレッチ上級者やトレーナー層にはやや浅く感じられる可能性がある。
体が硬い原因説明や個別アドバイス不足
体の硬さの原因(筋膜、習慣など)は補足されるものの「なぜその人に効くのか」の個別性については記載が薄い。
万人向けデザインゆえ、個別対応が欲しい人には不向きと言える。
そこらへんは好みだろうけど、気にならないヤツは気にならないだろうな。

まとめ
こんな人におすすめ!
- 忙しくてもストレッチ習慣をつくりたい社会人
- ヨガ未経験でも手軽に柔軟性をアップしたい初心者
- 長年の肩こり・首こりに原因不明の硬さを感じる人
『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』は脱力呼吸・振りかぶり・8割伸びという3点に絞った簡潔な実践設計で、続けやすさと効果実感を両立した実用書である。読者評価では「首の痛みが消えた」「ヨガ初心者がすぐポーズできた」という変化が支持されており、時間のない人でも隙間習慣として無理なく取り組める。10秒という短さが誇張ではなく、継続の工夫が盛り込まれている点が最大の魅力だ。一方で上級者向け深掘りや個別調整を求める読者には物足りなさもある。だが硬い体に悩む多くの人にとって、まず手に取るに値する一冊である。

10秒でも脱力と呼吸を大切にすることが肝要なのじゃ。