

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミはカティサークは好きかい?
なあ、お前、最近ウィスキーは飲んでるか?


わしは最近カティサークを愛飲しているのじゃ。
カティサークぅ?
あのラベル黄色くてちょっとダサいやつ? 軽すぎて物足りなくないか?


いやいや、逆じゃ。変に主張してこない。水割りでもハイボールでも、飲みやすい⋯
それがいいのよ!
ふーん。ガツンとこないのって逆に安っぽい感じがするけどなあ?


そう思うじゃろ?
でも、ちゃんと味に芯があるんだよ。軽いけど薄くない。これは、分かってるやつが選ぶ酒だと思うのじゃ。
\ ココがポイント!/

カティサークは玄人も初心者も、一度手に取るべきウィスキーなのじゃ!!
今回は「カティサーク」の魅力を紹介してみるぞ!
カティサークは「軽さ」ゆえに敬遠されがちだが、それは誤解である。
確かにスモーキーさや熟成感は希薄だ。しかしそれが逆に万人に開かれた飲み口を実現しており、ウィスキー初心者には最適な一本だ。1,500円前後という価格帯ながら、そのバランスの取れた味わいは、下手な高級ブレンドよりよほど完成度が高い。ハイボールにしても、水割りにしても、ストレートでも、その「軽やかさ」が際立つ。食中酒としても邪魔をしないため、焼き鳥や唐揚げなど脂っこい料理にもマッチする。カティサークは派手さを持たない。
しかしその「地味さ」が、逆に日常使いの一本としての実力を証明しているだろう。
※この記事はドラねこが実際に自腹で買った製品をレビューする記事です。
「良いところは良い、悪いところは悪い」とプロダクトをしっかりレビューする内容となっており、記事を読みつつ「お、これは良いな、買ってみようかしらん?」と思っていただいた方だけリンク先から「ポチって」いただけたら幸いです。「お前には一銭の金も渡したくないんだよ、この水色ネコメガネが!!」という方は、読まずにブラウザバックをすることを推奨します。
グリーンブックや村上作品にも登場

カティサークはお値段1000円以下で購入できるお手頃なブレンデッドウイスキーである。(最近はAmazonで1500円で販売されていることが多い。)
カティサークはゲール語(インド・ヨーロッパ語族ケルト語派に属する言語)で、“短い袖”という意味を表し、1869年にその名をつけたイギリスの快速帆船「カティサーク号」が名前の由来なのだという。

だからラベルにふねのエがかいてあるんでしゅね。
このカティサークが有名なのには訳がある。
それはあるアカデミー受賞作にも登場するからである。
その作品とは「グリーンブック」
先日アマプラで映画「グリーンブック」を観てみたら、主人公の黒人ピアニスト「ドクター」が毎晩「カティサーク」を一本飲んでいた。

実際にはこの人が好んで飲んでいたというよりは、スポンサーとの関係でカティサークを登場させただけかもしれないが、たぶん当時からカティサークは一部のミュージシャンや芸術家にも愛好されていたお酒だったのだろう。

ラベルは旧デザインのものだったけど、見た瞬間「お!カティサークじゃん!」と一瞬興奮したw
映画自体良いものなので、まだ観たことのない人はお暇なとき是非ご覧くださいw
そしてカティサークが有名な原因はまだひとつある。
それは村上春樹だ。
最初、カティサークという名前を聞いて、どこかで聞いたことがあるなぁ…と思っていたら、なんと村上春樹の小説によく出てくるお酒として広く知られ渡っているという。
だからかw
なんとなく聞いたことが以前にもあったような気がしたんだけど、昔から読んでいた村上春樹の小説に頻繁に出ていたとはw


彼の作品のなかにカティサークはたびたび登場し、村上作品を読むとカティサークが飲みたくなるという声もあがるくらい、村上春樹ファンにはおなじみの銘柄となっているようであるw
良いところ

では以下に良いところを挙げていこう!
驚くほど飲みやすい軽快な味わい
カティサークを一口飲んでみて、その味を一言でいうと「おしゃれ」w
カティサーク最大の魅力はその「軽さ」である。スモーキーさもピート臭もほとんどなく、ウィスキー特有のクセが苦手な人にも受け入れられる。アルコール度数も40%と標準的だが、喉を刺すような刺激は少なく、非常にまろやか。飲み込んだあとに残るほのかな甘みとグレーン由来の柔らかさが心地よい。まさに「食中酒」としてのポテンシャルが高い一品だ。
飲んでまず自身の口をついた言葉が「うわ、なにこのウィスキー、味がオシャレじゃん!」という感じであるw
貧相な感想だな。


だってホントなんだもん。
ハイボールとの相性が抜群
軽やかな味わいは、炭酸との相性が非常に良い。
特にハイボールにすると、グラスの中でレモンのような爽快感が立ち上がり、どんな料理にも合わせやすい。焼き鳥、ポテトサラダ、揚げ物といった居酒屋メニューと一緒に飲めば、その真価が分かるはずだ。価格も安いため、気軽に日常使いできる「ハイボール用ウィスキー」としての完成度は非常に高い。
入手性とコストパフォーマンスの高さ

1,500円前後という価格帯ながら、スーパーやコンビニでも比較的入手しやすい点も魅力。味と価格のバランスに優れ、コストパフォーマンスは抜群。普段使いのウィスキーとして冷蔵庫に常備しておくにも最適で、ライトな味わいを求める人にとってはこれ以上の選択肢は少ない。
いやにホント口当たりがよく、スッキリとした味わいは上品そのもの。
なんでかなぁ?と思って調べてみると、カティサークのキーモルトはグレンロセス・ハイランドパーク・マッカランが入っているという。
え?マジで?!
マッカランが入ってるの?


これにはびっくりしたのじゃ。
だから日本のウィスキーで言えばお値段でいうと「白州」レベルのものが、カティサークの原酒として入っているのである。
ハイボールも美味しいんだけど、やはり味わいが際立つのはストレートかロックで飲むとカティサークの軽やかな口当たりを感じることができるだろうと思う。
気になった方はこちらからどうぞ
悪いところ

次に悪いところを挙げていこう。
飲みごたえに欠けるという評価もある
軽さはカティサークの美点であるが、逆に言えば「物足りなさ」と紙一重である。特にアイラ系やシングルモルトに慣れた飲み手にとっては、味に奥行きが足りないと感じる可能性が高い。「ウィスキーを飲んだ感」がほしい玄人には、あまり刺さらない一本かもしれない。
ストレートでは弱さが際立つ
カティサークの欠点はその軽やかさである。
カティサークはハイボール向きであり、ストレートで飲むと若干のアルコール臭と軽さばかりが目立ってしまう。ウィスキーらしい重厚感や深みを求めると、物足りなさが浮き彫りになる。ストレートやロックで楽しみたい人には向かない設計と言える。
ハイボールにする際に、もしソーダの分量を間違えると少し存在感が薄くなってしまうような感じがしてしまうのが、カティサークの欠点といえるだろう。

なので間違ってもコーラなどの味がキツイ炭酸で、ジャックコークみたいにしまうとなかなかその味わいの良さを感じ取ることができないじゃろう。
ラベルデザインの好みが分かれる

パッケージの黄色いラベルと帆船のロゴは、クラシックである一方、若干時代遅れな印象を受ける人もいるだろう。見た目で高級感を求める層には訴求力が弱い。SNS映えやプレゼント用途としては、他のウィスキーに比べてやや見劣りする可能性がある。

特徴がないのではなくて、シンプルに造りこまれているのじゃ!
まとめ
こんな人におすすめ!
- ウィスキー初心者で何から飲めばいいか迷っている人
- 毎晩の晩酌で軽めのハイボールを楽しみたい人
- コスパ重視で常備用のウィスキーを探している人
カティサークは、「軽い」「クセがない」「手頃」と三拍子揃った優秀なブレンデッド・スコッチである。その特性ゆえに、ウィスキーに苦手意識を持つ初心者にもおすすめでき、特にハイボールでのポテンシャルは極めて高い。もちろん、味に深みを求める上級者には物足りないかもしれないが、日常使いのウィスキーとして冷蔵庫に常備して損はない一本だ。
価格と味のバランスを考えれば、まさに「生活に溶け込むウィスキー」である。

「軽さ」こそが、カティサーク最大の武器じゃ!