ちわ!おいさんだい。
キミは京都を一人旅してるかい?
前回はiPhoneを壊したんだよなw
うむ。この旅の生命線と言えるiPhoneを壊してしまったので、仕方なく来た道を引き返す決断をしたのじゃ
電話が壊れちゃったんだね。かわいそう……
ポ〜・・・
アホだからしょうがないよ。
不注意なんだよ、まったく。
この野郎…わしがこの決断を断腸の思いで下したというのに……
あの時の悲しさと虚しさは計り知れないものだったんだぞ!
でも、仕方なく今回はここで打ち止めなんだよね……
「一人旅・前半戦」20日目
上高地でiPhoneを水没させておいさんは、京都でようやく寿命が来たことを知り、旅を終えて一度家に帰ることを決意したのでした。
前回まではこちら
嵐山に行って京都迷宮案内を体験したよ、という話(*´ω`*)
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ようこそ、京都迷宮案内へ 竹林の道と妙心寺の雲龍図の咆哮の巻
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京都観光3 南禅寺!
古い民家の沓掛の石を降りる。清水のYHの中である。
昨日、iPhoneが使用不可能になってからというもの、これ以上の京都滞在を諦めたわしは、昼の4時過ぎにバスに乗って清水寺に辿り着いた。
この日は最後の宿ということで漫画喫茶ではなく、奮発して清水にあるYHに泊まることにしたのだ。古い民家と言っても、意外と内装は新しく、宿の主人がYHを始めるときに実家であるこの家を全面リフォームしたそうで故に綺麗である。
そのYHを出て、朝早くわしは清水寺へと向かった。
朝の空気が清々しい。
いや清々しいのは、これ以上ムリをして一人旅を続けずにすんだからか。
急な上り坂を一人登って行く。朝早くなのであたりには人の姿が少ない。
地元の人がチラホラ掃除などをしているくらいだ。
これがホントにあの清水なのか?(;´∀`)
そんなふうに思いたくなるほどあたりは静寂に包まれている。
わしらが普段見ている清水寺といえば、おみやげ屋とそれに群がる観光客や修学旅行生などで雑多な人混みで溢れているはずの光景が、いまは見えない。
しかし昨夜は、久しぶりに足を伸ばしてゆっくり眠れたw
柳生の里のハイキングや、伏見稲荷の山登りで蓄積されていた足の疲れがウソのように消えて、足取りは軽やかである。 そうか…もう今日が最後なのか。
なんとなく一抹の寂しさを感じつつ、清水寺に辿り着いた。
清水寺
清水寺(きよみずでら)は、京都府京都市東山区清水にある寺院。山号を音羽山。本尊は千手観音、開基(創立者)は延鎮である。もとは法相宗に属したが、現在は独立して北法相宗大本山を名乗る。西国三十三所観音霊場の第16番札所である。
清水寺は法相宗(南都六宗の一)系の寺院で、広隆寺、鞍馬寺とともに、平安京遷都以前からの歴史をもつ、京都では数少ない寺院の1つである。また、石山寺(滋賀県大津市)、長谷寺(奈良県桜井市)などと並び、日本でも有数の観音霊場であり、鹿苑寺(金閣寺)、嵐山などと並ぶ京都市内でも有数の観光地で、季節を問わず多くの参詣者が訪れる。
清水の舞台を下から眺めた。高いw
さすがにこのあたりも時間が早いだけあって人は少ない。
音羽の滝
あ、三つの水飲み場がある。(※ほんとは滝)
地元の人なのかな?朝も早いのにオッサンが水を汲んでるぞw
ドロボー!と、心の中で叫びつつ、わしも飲んでみる。
ゴクゴク…ゴクゴク…う、うまい(*゚∀゚)!
やっぱ朝の清水は最高だよねw
裏から行ったからだろうか?お金を払わずに清水寺の中に入れた。
悪いなぁと思いつつ表に周ってお金を払おうとしてみても、券売所に人がいなかったのだ。
おいおい……勝手に入れちゃうよ。
いいのかな?でも周りを見回しても人はいない。
見よ。この人のいなさ加減。
誰もいねぇwwwじゃあ、まあいっかw
仁王門
勝手に見学しちゃおう、と坂道を仁王門の方へと歩いて行く。
その代わりお賽銭はたっぷりはずむから、まあ勘弁してくださいw(結局500円くらい入れておいたw)
三重塔
さて、いよいよ清水の舞台の方へと進んでみよう。
奥の院
朝もはよから誰もいない廊下を渡り、清水の舞台へたどり着く。
ほとんど人のいない清水寺の舞台を見る。
ああ、すごいなあ。やっぱりここから見た世界は広いや。こんな機会はめったに無いぞw
うわぁ、相変わらず下もすごい眺めだ。ここはやっぱり修学旅行の定番だよね。
よく慣用句でおなじみの言葉をいうけど、わしは実際にここからは飛び降りれないなぁ(;´∀`)
やはり朝早すぎて誰もいない。ちょっと得した気分になれたw(*´∀`*)
上に行くと神社があった。清水にこんなところあったんだw
お金を入れるところがここしかなかったので、ここにお賽銭をたっぷり入れる。
パンパン!なむなむ…
さて、一回りしたからもう帰ろう!(*゚∀゚)
二年坂・三年坂
お礼を行ってYHを出る。
朝も早くから清水を堪能できて、ここは間違いなく今までで一番のYHだった。
清水の二年坂、三年坂を下っていく。
それではこれから清水の二年坂・三年坂の美しい風景をご覧に入れよう!
風情のある道じゃ。(*´∀`)
見よ。この絵になり過ぎるくらい絵になっている風景をw
すごいね。この小道だけでもう絵になってしまう魅力が三年坂なんだろうねw
そして道行く先の脇にこんな小さな社を見つけた。
カラフルで可愛らしい人形がたくさん括りつけられているw
一応、ここもお参りして次の目的地へ歩き出す。
ココらへんの風景は本当に「京都」といった感じである。
並川記念館・京都国立博物館
今日が最後ということで、わしは憧れていた並河記念館まで歩いて行くことにする。
途中大きな公園の真ん中を突っ切って、知恩院を横目に入った。
しかし、今回はここに用はないw
京都の町並みをさまようこと15分。やっと「並河靖之七宝記念館」に着いた。
ここは七宝焼きの博物館で、綺麗な七宝がたくさん飾ってある個人所蔵のこじんまりとした美術館だ。
しかし、ついてみるとなんとその日は休館日。中へ入ることは出来なかった。
ええーー!!なんだよ!せっかく来たのに!(; ・`ω・´)
チェッ、しょうがない、またの機会にするか…
仕方ないので、もう一つ是非行ってみたい京都国立博物館へ行ってみる。
平安神宮の前まで歩いた。
ここは京都ならではのお宝がたくさん眠っている博物館で、貴重な美術品の宝庫だそうな。
しかし!またしても休み。
今度は改装による閉館中だとのこと。なんだよっ!Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
今日の予定がすっかり狂ってしまった!
午前中はこの二つをゆっくり見て午後に静岡に帰るつもりだったのに!
さて、あてが外れたぞ。ムムム…どう過ごしてくれようぞ。
頭の中をこねくり回し、京都のこの場所から近場で行ってみたい所を探してみる。
あ、一つあった!南禅寺!!あそこに行ってみよう!
というわけで、涙ながらに南禅寺に行くことにする。
どうせ今日はこの一つをまわって帰ることになりそうだからゆっくり京の町を散策しとこう!
南禅寺
南禅寺 (なんぜんじ)は、京都市左京区南禅寺福地町にある、臨済宗南禅寺派大本山の寺院である。山号は瑞龍山、寺号は詳しくは太平興国南禅禅寺(たいへいこうこくなんぜんぜんじ)である。
本尊は釈迦如来、開基(創立者)は亀山法皇、開山(初代住職)は無関普門(大明国師)。
日本最初の勅願禅寺であり、京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもつ。
歩くこと一時間ちょっとで南禅寺に辿り着いた。以前も実は一度修学旅行でここに来たことがある。
しかしその時は、時間の都合と一緒に同行した女子のわがままでゆっくり見て回ることは出来なかったw
なので今回はリベンジである。幸いにして今日は時間ならたっぷりある。
うるさい女もいないし、今度は心ゆくまでじっくり見ていこう!
山門
山門。かの有名な山門であるw
この山門に一度登って見たかったんだ。
あの石川五右衛門も登って「絶景かな〜」といったとか。その絶景を是非とも見に行こう。
お金を払い、急な階段を登って行くと、
でたー!この風景!そして人がいねぇ!
おお~!高い。京都の町並みが見渡せる。「絶景かな〜」www
下も見渡せる。こええよ(;´∀`)
いや、ここに座ってじっくりこの絶景を楽しむ。少し暑くなってきたな。
さて次はもう一つ、南禅寺といった有名なアレを見に行こうw
水路閣(水道橋)
南禅寺といえばこの風景。
今回、実は山門よりもここに来たかったのだ。
立派なつくりだ。すごいなぁ(゜o゜;
この水路閣は明治の折、京都を近代化させるために琵琶湖から水を引いてこなくてはいけなかったため、ここに作られたものらしい。
「ど~おして〜♪ど~おして〜♪」
今にも橋爪功が飛び出してきそうなこの景色。ここにどうしても来たかった!!!
正しくこの風景は京都迷宮案内の世界であるwww(分かる人には分かる!)
方丈
次は寺の中へ行こう!ここでも拝観料を取られる。
中に入ると、いきなりこんなものが置いてある。寺にしかも畳に椅子とは…
境内の廊下を渡って行くと、庭はこんなかんじ。風情な石庭ですなw
つつじが綺麗だ。
でっかい硯。これ、なんに使うんだよw
この日は本当に良い天気で最高の状態で庭を見ることが出来た。
苔の色が鮮やかである。
それにしても気持ちのよい天気だ。禅寺に来るには絶好の日だw
庭を歩いているだけで清々しい気持ちになれる。
緑が本当に癒される。素晴らしい庭造りだ。
この緑も素晴らしいなぁ!
個人的にはこのショットがベストかな?(この目の前の雨ドイがなんとも言えん…)
そしてここが南禅寺の庭の中でも有名な庭である。
なんにもないただのお白洲だけど、これがすごいんだって。へえw
ふう、これでいよいよ京都編も終わりかと思えば長い旅だった。
これで一旦一人旅は終わりだが、悔しいのでケータイが治ったらもう一度この京都に来たい。まだ行き足りないところとかもあるし、観たいものはこの京都以外も色々ある。
それにしても荷物も重いし、眠いし、疲れがたまってるし実のところ早く家に帰りたい。
帰って暖かいメシを食って、柔らかい布団で好きなだけ眠るんだw
家に居た時は気づかなかったけど、自分の帰る場所があるということがどれだけ有難いことか、この旅はわしに教えてくれたような気がする。
こうして、わしは赤いバックパックを背負い、京都駅に向かった。
というわけで、これで「2012年ドラねこ一人旅・前半戦編」は終わりです。
長い間、お付き合い頂いてありがとうございました(*´∀`*)
近日中に「2012年ドラねこ一人旅・後半戦編」を掲載します。
お楽しみに!(=´▽`=)ノ