日本唯一のゼロ磁場・分杭峠へ実際に行ってきた

2017年9月2日

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日本唯一のゼロ磁場・分杭峠へ実際に行ってきた

2017年9月2日

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ドラねこ
ドラねこ

ちわ、最近「キミってブレードライガーに似てるよねwww」といわれたおいさんだよ。

キミは一人旅をしたことあるかい?

いや、言われねーだろ。

今回から本格的に旅が始まるんだな。

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

うん、そうじゃ。

今回はどこへ行くんだ?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

古のパワースポット・分杭峠じゃ。

古の…ってゲームかよ!

分杭峠ぇ?どこにあんだ、それ?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

分杭峠はパワスポ好きには有名な日本に一つしかないゼロ磁場というものがある大変めずらしいパワースポットじゃ。ここは最近ではTVの影響で訪れる人が増え、いろんな軌跡を起こした場所としてしられているのじゃ。

そんなパワースポットにわしは今回登ってみることにしました。

一体、ゼロ磁場の分杭峠とは実際にどんなところなのか?

今回から全部で3回に分けて紹介していこうと思うよ(*´ω`*)

前回まではこちら

長野観光1 分杭峠・ゼロ磁場

ある日、何気なくTVをつけていたら分杭峠なるものを紹介している場面に出くわした。

分杭峠とは、一部のスピリチュアル系の人々から「健康に良い『気』を発生させるゼロ磁場地域がある」と言われ、マイナスイオンブームの際にマスコミに取り上げられた気場のことである。

中国の気功師・張志祥が来日した際、

「ここには大きな気があり、最長の巨大断層地帯である

中央構造線の真上に、2つの地層がぶつかり合っている」という理由から分杭峠に「気場」を発見した。

それからというものゼロ磁場はTVなどで大きく取り上げられ、分杭峠に来る観光客が急増したという。

ワシは4、5年前から辛い肉体労働で腰を痛めてしまい、慢性的な腰痛に悩ませれてきた。

それから整骨院に通うこと3年。

だが症状は一行に良くならず、いつも辛い腰の痛みを抱えて仕事をしてきた。

「もしかしたら、もう一生この腰痛は治らないかもしれない…(-_-;)」

そんなある日、何気なくTVを見ていたら手相芸人の島田秀平が、「日本最大のエネルギーが凝縮しているゼロ磁場が長野の分杭峠にあり、世界でも有数のパワースポットである」と紹介しているのを見た。

曰く、ここに来るとありとあらゆる病気が軽くなるのだそうだ。

その中でも特にわしの興味を引いたのは、TVのインタビュアーの中で、50年も腰痛に悩まされていた老人が、ここに来て一日で長年の腰痛が治ったというようなことを言っていたのをみて、わしは衝撃を受けた。

むむむ!マジか!Σ(゚д゚lll)ガーン!

その時、ワシの脳みそに天啓が落ちた!

「これだ!ヽ(=´▽`=)ノ」

わしはこの一言に即座に天啓を得た!

「ここに行けばワシの慢性的な腰痛もきっと治るに違いない!」

そう……愚かにもたったこれだけの理由で、わしは分杭峠に行くことを決意してしまったのである。

(これでもう、辛い腰痛から開放される!(´;ω;`)

こうして、ワシは一人分杭峠を目指すべく、飯田線へ向かった。

旅の始まり

2012年4月某日 晴れ。

いよいよこの日がやってきた。

ワシは期待に胸をふくらませ、バックパックを担いで駅に向かった。

この駅はわしの住んでいるところから一時間以上、車で行った山奥にあり、ここからしか飯田線が出ていない。しかし、初めて乗る駅ということもあって、さっそく電車の発車時刻を間違えてしまい、着いた頃には電車は去った後

次発までなんと三時間以上もある!

うわぁ……しょっぱなからやっちまった!(;´Д`)

予定では電車に飛び乗って、すぐさま分杭峠を目指すはずだったのに・・・

仕方ないので薄暗い駅のホームで時間を潰すことにする。この日、天気は曇り空だった。駅の隣には何故か図書館が。

運良く図書館があるのは助かった。しばらくここで時間を潰すことにしよう。

図書館が隣接する駅で暇つぶし

家から持ってきた文庫版ドストエフスキーの「罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)」を取り出す。

この図書館はイヤに静かだった。それもそのはず、ここは山奥の駅。

過疎の町だから図書館に人なんか誰に来ない。

おかげで日曜なのに子供の騒ぐ声も聞こえずに、ゆっくりと本を読むことができた。

よっこいしょ。

重い荷物を駅の待合室のベンチに下ろし、一息つく。しかし、わしのこの荷物の重さはなんなんだ?

必要最小限のものだけを持ってきたつもりなのに、めちゃめちゃ重たいぞ!

改めて持ってみるとその重さがよくわかる。

この荷物を背中から外して再び肩にかけようと思っても、重くてとても持ち運べない。一度、ベンチなどの広いところで荷物を置いて、肩をショルダーに滑り込ませながら前かがみになって身体全体で持ち上げないとまったく背負うことができない。

わしはどうして、こんな重たい荷物を持ってちまったんだろう?

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と、この時点でとても落ち込むわし。

この荷物、来る前に測ってみたら20kgはあったけど、今から考えると詰め込みすぎだったな。

やっちまった・・・(´;ω;`)

しょっぱなから、こうも失敗続きで、一体この先どうなるんだ?

胸中にひさかな暗雲が立ち込めたその頃、午後3時半の電車はようやくやってきた。

「よーし、ここからだ。ここから気を取り直してわしの旅は始まるんだ!」

わけもなく自分をふるい立たせながら、わしは電車が待つホームへと足を運んだ。

重い荷物で前のめりに転びそうになりながら。

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本当の旅の始まり

ここから分杭峠に一番近い駒ヶ根駅までおよそ飯田線でおよそ4時間。長い電車旅である。

しかしこの間トイレに行きたくなったらどうしよう?

トイレのために駅を降りてしまったら、次の電車までまた長いこと待たねばならない。

それだけはゴメンである。

「うわぁ、帰りてぇなぁ…(;´Д`)」

まだ旅が始まってもいない段階でそう思ってしまった。

……いやいやしかし、もし分杭峠に行って長年悩まされてきた腰痛がほんとうに治ったとしたらこれくらいのしんどさなんか大したことないじゃないか!

しかし駒ヶ根駅に着いたら分杭峠へのアクセスはこの時期ほとんど失くなってしまっているため(春先になると、駒ヶ根からシャトルバスが出る)自力で長い峠道を歩かなけらばならない。

その行程を今から考えただけでため息が出るが、背に腹は変えられない。

そうこうしている間に電車は刻一刻と駒ヶ根駅に近づき、暇つぶしに持ってきた「罪と罰」を読むことに飽きてしまったわしは、人がほとんど乗ってこない車窓から、通りゆく無人駅を眺めていた。

いつの間にやら、分杭峠への期待感が高まっていく…

初めての一人旅に旅立とうとする孤独なバックパッカーが不安と期待を抱えながら、窓から見える外の景色をいつまでも眺めていた。

しかし……それが地獄への始まりだったのである。


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  • この記事を書いた人

ドラねこ(おいさん)

知識ゼロからグラフィックデザインを勉強し、15年間で200件以上の名刺やロゴデザインで生計を立てた実績がある。 在宅で生計を立てる方法や暮らしに潤いを与えるガジェットなどを発信中。 人呼んで乱視の猛虎! もし記事を気に入っていただけたらサイトをPlease Like & Subscribe!

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