こんちわ！おいさんだよ。
君は梅は好きかい？
先月、熱海に行って散々見てきたんだろ？
まだ寒くて梅は咲いてなかったよう。
ポポポ！
どちらかというと遅すぎてもう枯れてた感じでしゅ！
ふ～ん、そうか。
熱海はもう梅は終わってたか。
ところが今回はそんな梅を探しにたぬきと出かけてきたのじゃ。
え？だって梅はもう終わってるシーズンだろ？
ふふふ……それがこの時期でもまだ咲いている伝説の梅が存在しているのじゃ。
はじまりましたDoraneko&Donuts。第24話は「幻の梅を求めて」の巻
どなた様も梅の花を愛でる気分で最後までお楽しみください！
前回まではこちら
恵方巻を食うのじゃ！という話(*´ω｀*)
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みんなで恵方巻きを食うのじゃ！
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＃24 幻の梅を求めて
幻の梅たってよ。
そんなもんうちの裏山に生えてわけねーよな。
でもおいさんはあるっていってるよ？
おいさんばかりかポコちゃんが見たって言い張ってるでしゅ！
またあ？
そんな都合よく裏の山に生えてるわけねーよな。
大体、あいつが思いつくものはロクなものがねーんだ。
先月もひどい目にあったよう。
ああ・・・ポコちゃんの温泉事件でしゅね。
あのあと、雪の中から脱出して家まで帰ってくるのに大変だったんだから！
確かにポコちゃん号を掘り起こして、中のストーブに火を入れるまで死ぬかと思ったでしゅ！
温泉も雪崩の雪で埋まっちまったしなあ。
散々な目にあったでしゅ！
その舌の根も乾かぬうちにこれよ。
今度は黄金梅だってよ。
ウ～ン、ますます心配でしゅ！
だろ？
オレもそう思うんだよ。ぜってーなんか嫌な予感がするんだよな。
そんな幻の梅なんてあるわけないでしゅ。
たぬきよ。
まだまだ道は続くのか？
ポポポ〜！
大変だなあ。ここまでしんどいとは思わなかったよ。
それにしてもオマエが見たという梅は本当に黄金梅で間違いないのか？
ポポポ〜！
腹が減って目を回している場合じゃないぞ。
まあ、なんだかんだ言ってもあのバカどもは楽しくやってるんだろ。
今日は天気もいいし、雪も降らないしなあ。
それでも迷子にならないか心配だよう
大丈夫だろ。
それよりもまた変なことに巻き込まれないかそっちの方が心配でしゅ！
梅なんかあるわきゃねーしな
でもひょっとしたらひょっとするかも……でしゅ！
ねえって！絶対ねえって！！
でもそのありもしないものをおいさんは今までいろいろ実現してきたでしゅ！
うっ……まあそれは…
今回もそれと同じでまた嫌な予感がするでしゅ！
なるほどな。
でも前ほどの生きるか死ぬかの瀬戸際まではならないだろ？
なんとかとうとうやってきたけど、家からだいぶ遠かったな。
おかげでどんな道を歩いてきたのかさっぱりわからないぞ。
ポポポ！
たぬきったら地図にない道を平気で進むんだもんなあ…
でもその甲斐あってようやくたどり着いたぞ！
う〜ん、ここにいつまでも入れたらいいんだけどなあ…
ポポポ〜……
よ～し、よしよしたぬきよその調子じゃ。
ポポポ？
あっ！バカそっちの枝じゃない。
そこは足元気をつけないと危ないぞ！
ポポポ！
どうじゃ！見たか！
わしの言ったことは正しかったぞ！
……本当に花が金色だ。
……きれーい。
ポポポ！
すごいでしゅ花が輝いてるでしゅ！
よーし、あとはこれを庭にさして増やすだけじゃ。
あとは明日の朝にしよう
ゲッ！花が枯れてる！？
無理して持ってきたからだよ。
……そんなぁ
……せっかく、せっかく苦労して手に入れた黄金梅の枝で梅干しを作ろうと思ってたのに。
まあ、無理してレアな梅を植えようとしても無理ってことだな。
梅さん、もう会えないのかな？
ポポポ〜……
またいつか、暖かい春が来たら出会えるでしゅ！
その時までお預けだな
ひえ〜〜〜……
編集後記
という感じでいかがだったでしょうか？
24話も無事に描くことができました。
もう3月も終わりでそろそろ桜もちらほら開花してきているというので、桜よりも梅が好きなわしはこんな話を描いてみました。
梅を主題にして話を作るってなかなか難しくて、こんな梅があったらいいな、おもしろいな、なんて思いで黄金の梅なんてものを考えたりして……
ただね、ひょっとしたらおんなじような名前の梅が品種改良されて市場に出回っているかもしれないけど、それはそれでまたご愛嬌ｗ
まあ、そんな感じで今回も描いていていろいろ大変な部分はありました。
例えば梅の木を描いたり、丘や草原を描くのもまあなかなかしんどくて、今回も資料集めに苦労しましたよ。
はい！というわけで「吾トラ」では、おいさんが「Doraneko&Donuts」をまったり更新しています！
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それではまた次回お会いしましょう。ちゃお！(*´ω｀*)
