

金色耳クソうさぎよ、
お前は昔「レッドラベル」を飲んだことはなかったか?
誰が金色耳クソうさぎだ!殺すぞ!
⋯まぁ、飲んだといえば飲んだし、安いから酔えればいいかって感じの頃に飲んでたな。


それをこの間試してみたら、これが意外と悪くなかったのじゃ。
へぇ、あの安酒をか?
あんなのどこがいいんだ?わずかにスパイシー感とか雑味を感じる程度じゃなかったか?


それがな、今飲むと“飲みごたえ”ってやつを感じるのじゃ。
ほれ、これを飲んでみるのじゃ。
そうか、なんか聞いたことあるかと思ったら村上春樹の「海辺のカフカ」にジョニーウォーカーって確か出てくるヤツだったよな?

\ ココがポイント!/

ジョニー・ウォーカー「レッドラベル」は、40代男性にとって“再発見”する価値のあるウイスキーなのじゃ!!
それでは今回はそんなジョニー・ウォーカー「レッドラベル」について語っていこう!
若い頃に“安くて荒いウイスキー”という印象を抱いた人も多いだろうが、年齢を重ねた今だからこそ、そのドライでスモーキーな刺激が「ちょうどいい」と感じる。ハイボールにすればその鋭さがシャープな清涼感となり、濃い味の食事とも相性が抜群。ストレートではまだ尖りが残るが、飲み慣れた人間にはその潔さが心地よい。
もちろん、万人受けする味ではない。しかし40代という“味の違いがわかる世代”だからこそ、この一杯に隠された設計力や潔さを楽しめるのである。
※この記事はドラねこが実際に自腹で買った製品をレビューする記事です。
「良いところは良い、悪いところは悪い」とプロダクトをしっかりレビューする内容となっており、記事を読みつつ「お、これは良いな、買ってみようかしらん?」と思っていただいた方だけリンク先から「ポチって」いただけたら幸いです。「お前には一銭の金も渡したくないんだよ、この水色ネコメガネが!!」という方は、読まずにブラウザバックをすることを推奨します。
はじめてのジョニー・ウォーカー入門

ジョニー・ウォーカーは世界で一番売れているスコッチウイスキー。

種類もたくさんあって、レッドラベルは1000円ほどで購入できる。
マスターブレンダーはジム・ビバレッジさん。
あの村上春樹の小説にも悪役(!)として登場するのでご存知の方も多いだろう。
一昔前だとジョニー・ウォーカーの黒ラベルは価格が高すぎて気軽に飲むことができなかったようだが、今では価格も落ち着いてどちらも手が届くお手頃の値段になっている。
このレッドラベルはわしみたいなウィスキー初心者にはうってつけの格安ウィスキーなだけあって、そんなに気兼ねすることなく飲むことができるのでさっそく飲んでみることにしよう。
良いところ
では以下に良いところを挙げていこう!
スモーキーさと刺激のバランス
レッドラベルは、ジョニーウォーカーの中でも“刺激系”の立ち位置にある。
その特徴は、スモーキーでスパイシーな香りと味わい。ブレンデッドながら、アイラモルト由来のスモークが鼻に抜ける感覚は、他の1000円台のウイスキーではなかなか味わえない。
この刺激が「うまい」と思えるのは、ある程度飲み慣れた中級者以上。20代ではきつかった刺激が、40代の舌には“スッと入る”こともある。
それが、今レッドラベルを飲み直す最大の理由である。
ハイボールに最適なパンチ力
レッドラベルを真価を発揮するのは、ハイボールにしたときである。
炭酸と合わせることで、アルコール感やスモーキーさが軽減される一方で、刺激的な余韻がしっかり残る。
この“ガツンとしたキレ”は、食中酒として非常に優秀。脂っこい肉料理やスパイシーな料理にも負けない存在感がある。
また、レモンをひと搾りすれば爽やかさが加わり、夏場の家飲みにもぴったり。気取らず飲めて、味がブレない。この信頼感は、さすがジョニーウォーカーといえる。
コスパ抜群、気兼ねなく飲める
価格は1000円台前半。安いのにしっかり個性があるという点で、レッドラベルは“日常使い”のウイスキーとして理想的だ。
コンビニやスーパーでも手に入れやすく、急に飲みたくなったときでも安心。
「高級じゃないけど、悪くない」「飲みごたえは欲しいけど、財布は守りたい」という中年世代のニーズに、驚くほどぴったりはまる。ブラックニッカよりはクセがあるんだけど、グレンフィディックなどに比べるとかなり飲みやすく、ハイボールにしてもおいしい。
クセがあると言ってもそこまで強くはないので、水割りでもストレートでも初心者は気軽に飲むことができるだろう。
あとジョニーウォーカーシリーズはラベルがカッコいいのも特徴的である。
おしゃれなボトルではないが、“馴染みのある信頼感”は無視できない強みだ。飲んでみた感想はやはり軽い。

レッドラベルなんかは棚に飾って置くだけでも様になる良いラベルデザインをしているよね。
気になった方はこちらからどうぞ
悪いところ
では以下に悪いところを挙げていこう。
ストレートだと荒さが目立つ
レッドラベルはアルコール度数40%。ストレートやロックで飲むと、その刺激が先行し、香りや味がしっかり開かない印象を受ける。飲み慣れていない人にとっては、これが「雑味」に感じられる可能性がある。
特にウイスキー初心者にとっては、飲みにくさが先に立ち、「ウイスキーって苦手かも…」という印象を与えてしまう危険もある。
深みや余韻は少ない
良くも悪くも“浅い”ウイスキーである。香りの変化や熟成感は乏しく、飲みごたえというよりは“割り切りの旨さ”が中心。
10年や12年といった熟成年数を重ねたウイスキーと比べると、その差は明らかである。
ゆっくりと香りを楽しみながら飲みたいという人には、レッドラベルは向いていない。
イメージが悪い
「安酒」というイメージがつきまとっているのは否めない。
ボトルデザインもどこか古臭く、SNS映えするような“映える”感じがない。他人に勧めるときに、少し言い訳が必要になるのが玉にキズ。
ただし、実力はある。自分のための一杯として楽しむなら、外野の声など無視すればよい。
やはりその軽さがなんとも物足りないと感じる人もいるだろう。
クセが少ないと書いたが、まさにそのクセの少なさがいろんな格安ウィスキーに比べてなんとなく宙ぶらりんで物足りないポジションかと思ってしまう人もいることだろう。
パンチが効いているティーチャーズなんかと比べるとスモーキーさはまるでないので、少し物足りなさをさらに感じずにはいられない。
これならもっと安いホワイトホースなんかのほうが飲みやすく美味しいようにわしは感じるのだが、飲んだことのある人はどう思うだろう?

と、いろいろ書いてきたが、はっきり言って好みなので、
格安ウィスキーの中では買っても後悔することのないレベルの味なので、思い切って買ってみるのも面白いじゃろうなあw
まとめ
こんな人におすすめ!
- コスパ重視で、毎日でも飲めるウイスキーを探している人
- ハイボールでキレのある刺激を楽しみたい人
- ウイスキー初心者ではないが、深すぎる味より“気楽さ”を求めている人
ジョニーウォーカー レッドラベルは、40代男性が“再発見”するに値する一本である。
若い頃には気づけなかった、スモーキーさやスパイシーなアタックが、今の舌には心地よく映る。ストレートでは荒さが目立つが、ハイボールにすればそのバランスは絶妙。日常的な晩酌、食中酒、リラックスした夜にぴったりのウイスキーといえる。
ブランド力、手に入れやすさ、価格帯、どれをとっても“生活に寄り添うウイスキー”という立ち位置にある。
派手さはないが、飽きずに付き合える相棒のような一本である!

派手じゃなくていい。ただ、男は“いつもの一本”を持っていたほうがいい。