

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミはFF4のリマスターは好きかい?
FF4のサントラがリマスターなんて少し音が良くなっただけだろ?


ふふふ、甘いのう。
あれはまるで物語そのものがよみがえるような仕上がりじゃ。
そんなに変わるか?

\ ココがポイント!/

『ファイナルファンタジーIV OST リマスター版』は、ゲーム史に残る名曲の数々を最新技術で磨き上げた、まさに“音の再誕”と呼ぶにふさわしい一作である。なのじゃ!!
原曲の美しさと哀愁はそのままに、クリアで深みある音質が加わったことで、当時の記憶がより鮮明に蘇る。
単なる音質の向上ではない。そこにあるのは、物語を音で辿る体験だ。セシルの葛藤、リディアの喪失と成長、ゴルベーザの哀しき宿命──あらゆる場面が音楽によって語りかけてくる。ノスタルジーと共に、新たな感動が待っている。FF4を愛するすべての者にとって、これは“聴かねばならぬ”アルバムである。
※この記事はドラねこが実際に自腹で買った製品をレビューする記事です。
「良いところは良い、悪いところは悪い」とプロダクトをしっかりレビューする内容となっており、記事を読みつつ「お、これは良いな、買ってみようかしらん?」と思っていただいた方だけリンク先から「ポチって」いただけたら幸いです。「お前には一銭の金も渡したくないんだよ、この水色ネコメガネが!!」という方は、読まずにブラウザバックをすることを推奨します。
豪華CD2枚組のリマスターバージョン!!
さて、Amazonでポッチってみたところ3日ほどで現物が届いた。
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | ファイナルファンタジーIV オリジナル・サウンドトラック リマスター版 |
発売元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2013年8月14日(リマスター版) |
メディア | CD4枚組(全44曲) |
音源 | リマスタリング済・高音質収録 |
作曲者 | 植松伸夫 |
特典 | ブックレット付き、ジャケットは当時のアート再現 |
価格 | 約3,800円(税別) |
Amazonのレビューによると、「踊る人形カルコブリーナ」の出だしが遅れるという不具合があるCDが混じっているというので、不良品を掴まされはしないかとビクビクしながらいざ開封。
じゃーん!おおっカッコいい!!
天野さんデザインの紙ジャケに包まれたCDが現れた。これって?ひょっとして初回限定盤?(;´Д`)

よくわからないまま、普通にポチったんだけど、これがこのサントラの通常使用なのか?
良いところ
箱から取り出してみるとこんな感じ。
うん、確かに94年盤に比べると2枚組みになっていて厚みがましている。
94年盤は一枚だったからね、一枚では収録できる曲の時間がどうしても短くなってしまってボリュームがないんだよな。
では以下に良いところを挙げていこう。
植松伸夫の音楽が高音質で甦る
FF4の音楽は、ゲーム音楽史の中でも屈指の名作として知られている。
植松伸夫のメロディセンスは当時から群を抜いていたが、本リマスター版ではその魅力が一層際立っている。ノイズの除去、音の分離、ステレオ感の向上によって、各楽器の輪郭がくっきりとし、より繊細で立体的なサウンドとなっている。
例えば「赤い翼」は、冒頭から胸を打つ重厚なブラスが力強く鳴り響き、セシルの苦悩を音で語る。「愛のテーマ」は柔らかく深い響きで、リディアとの絆をより情感豊かに描く。
どの楽曲も、音の純度が上がることで、物語との一体感がより深く味わえるようになっている。
懐かしさと新しさの絶妙なバランス
リマスターは単なる復刻ではない。
原曲の良さを壊さず、現代のリスナーにも響く音質に昇華しているのが本作の大きな魅力だ。当時を知るプレイヤーには涙ものの懐かしさを、新世代にはRPG音楽の原点として新鮮な驚きを与えてくれる。
特に中盤以降のシリアスな曲群──「月の民」「ゴルベーザ四天王とのバトル」などは、重厚感が増し、シーンを知らずとも物語のスケールを感じ取れるようになっている。
過去と未来を繋ぐ橋としてのサウンドトラック、それがこのリマスター版の役割だ。
パッケージの完成度が高い
本作は音だけでなく、外装やブックレットの完成度も高い。オリジナルアートを再現したジャケット、植松伸夫のコメント、各曲の解説が掲載されたブックレットは、ファンにとって宝物となるだろう。単なるアルバムではなく、“コレクターズアイテム”としても価値ある一品だ。
全体的に尺長め。音質に問題なし
いざ聞いてみると一曲一曲の尺が長くなっていて、わしが好きな「バトル1・バトル2」「ゴルベーザ四天王とのバトル」も94年盤に比べると1ループが2ループになっているので、曲の尺が2倍になっている!!
旧盤は曲が良いだけにその短さに何とも言えない残尿感を感じたが、今回のリマスターバージョンは曲が長いから安心して最後まで楽しむことができるw

これは嬉しい!!ヽ(=´▽`=)ノ
こちらはSpotifyで聞ける旧版のサントラ盤なのでその違いをこちらで確認してほしい。
おまけにレビューにあった「踊る人形カルコブリーナ」の出だしが遅れるという不具合もなかったので、せっかく買ったCDを翌日返品するという事態にならずに済んだ。よかった^^;
気になった方はこちらからどうぞ
悪いところ
では以下に悪いところを挙げていこう。
配信が限定的でCD版以外の選択肢が少ない
リマスター版はCD中心で、サブスクなどの配信では一部しか聴けないケースがある。デジタル派のユーザーにはやや不便だ。
オリジナル音源との違いに違和感を持つ人もいる
あくまで「リマスター」なので、微妙な音の違いに戸惑う人もいるだろう。原音信仰が強いファンには注意が必要だ。
一部BGMのリマスタリングがやや平坦に感じられる
曲によっては、あまり変化を感じられないものもある。全体としては優れているが、期待値が高いと拍子抜けする部分もあるかもしれない。
ただし、リマスターバージョンで音質が向上しているとうたっているが、わしの聞いている音源がMP3なのだからだろうか?
旧盤との違いはイマイチ聞き分けることは出来なかった(;´Д`)
第一、音質なんてスーファミ時代のものなんだからそんなに大したことはないし、尺が長いというだけでも大満足ではないか!!

このリマスター盤なら往年のFFファンも喜ぶに違いない!
そこらへんは人の好みだろうな。気にならないヤツは気にならないだろ。

まとめ
こんな人におすすめ!
- FF4の世界観と音楽に強い思い入れがある人
- ゲーム音楽の原点を高音質で味わいたい人
- コレクター気質のあるFFファンやサントラ収集家
『ファイナルファンタジーIV オリジナル・サウンドトラック リマスター版』は、単なる懐古アイテムではない。
音楽で物語を再体験させてくれる“語るアルバム”であり、ゲーム音楽というジャンルの底力を改めて感じさせてくれる作品である。原作を知っている者には深い郷愁を、知らぬ者には高水準な音楽体験を。植松伸夫の音楽が、最新技術で新たな命を得た一枚。
すべてのRPGファンに贈る、決定版で間違いない!

FF4リマスターサントラは、ただのBGM集ではない。
あれは“音の物語”そのものなのじゃ。聴くたびに涙がこぼれる、それが本物の力なのじゃ!