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自らの不遇に嘆くな!くすぶる心、荒ぶる魂。

2017年4月26日

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自らの不遇に嘆くな!くすぶる心、荒ぶる魂。

2017年4月26日

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
ドラねこ
ドラねこ

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!

キミはくすぶり続けているかい?

お前はくすぶってんのか?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

そうじゃ。吾輩はまだ燃え上がっていないのじゃ!

まぁいつも家でダラダラしてたらそらあなあ。

シャキッとしろよ!

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

『くすぶる力』を読むがよい。齋藤孝が、その時期の意味を教えてくれるぞ。

本当に意味なんてあるのかよ。無駄に思えて仕方ねーけどなあ。

まいける
まいける

\ ココがポイント!/

ドラねこ
ドラねこ

『くすぶる力』は、すぐに成果が出ない人、自分だけが取り残されていると感じる人にこそ読んでほしい一冊なのじゃ!!

齋藤孝は「成功していない時間」に価値があることを力強く肯定する。

この“くすぶり”の時間が、のちの“燃え上がる”ための準備期間であり、熟成の時期であるというメッセージが本書の核だ。
現代は結果を急ぎ、即効性を求める風潮が強い。しかし本書は、焦らず腐らず、力を溜めることの尊さを語りかける。しかもその語り口は実に平易で温かく、知性と実感を兼ね備えている。
「努力しているのに評価されない」「自分だけが置いて行かれている」——そう感じた時、この本は救いとなる。

くすぶる時間こそが、人生を豊かにする炎の源となるのだ。

くすぶる力

いや~、くすぶっています。

かれこれ10年近くくすぶっているといっても過言ではない。

 

そんなわしのくすぶり人生が始まったのは、大学を辞めて以来十年ほど今も続いている。

だが最近そんな生活にもいい加減うんざりしてきた。

 

せっかくだから、これまで以上に新たな道を踏み出したいと思って色々勉強しているんだけど、どうも埒が明かない。

そんな心折れる毎日を過ごしているわしが、図書館でおもしろい本を見つけた。

 

それがこの齋藤孝・著の「くすぶる力」

このブログで何度も斎藤先生の本を、くすぶり状態からの脱出する方法をいくつか感想を交えながら紹介したい。

 

毒を食らわば皿までの気概で乗り切る

不遇の境遇に置かれた場合、本書でも紹介されている福沢諭吉の姿勢は、一つの解決策になるだろう。

明治の思想家、福沢諭吉が蘭学を一生懸命学んでいた時は、蘭学を収めても将来お金になるなどという保証がまったくない時代でした。今、英語を勉強するのとは意味が異なります。

お金のためにやる勉強も悪いとは言えませんが、ここではお金にならない勉強をとことんやることをおすすめしたいのです。

福沢諭吉は「福翁自伝」に書いています。

「この薬は何に利くか知らぬけれども、自分たちより他にこんな苦い薬をよく呑む者はなかろうという見識で、病の在るところも問わずに、ただ苦ければもっと呑んでやるというくらいの血気であったに違いはない」

薬でもこれだけ苦い薬は自分たちしか飲めないだろうという気持ちで飲む。

難しいものは難しいほどいい、どんな難しい文章でも持ってこい、おれたちが読んでやる、といった気概に満ちています。

p54

今、自分がやっている勉強がなんの役に立つかはわからない。

 

わからないまでも世界広しといえども「自分たちだけがどんな難しい外国語を理解できる」んだという気概で自らを奮い立たせて、当時福沢諭吉は学にのめり込んでいた。

 

先行きが見えない今に絶望するのではなく、今目の前にある課題に全力で集中する。

それがなんの役に立つかは考えずにとりあえず全身全霊を傾けて物事に取り組む。

その姿勢が、くすぶりを突破する一つの力になると斎藤先生は述べている。

 

確かに今置かれている状況がどうにもこうにもならない煮詰まった状況に置かれてしまうと、自分がナゼいまここにいるのか、その存在の意味を何処かに求めてしまいがちだ。

 

だがそんなものを求めても答えはない。あったとしてもそれはまやかしだ。

 

だからそんなややこしいことは考えずにとりあえず苦しいものも「毒を食らわば皿まで」の境地で飲み込んでみせる!そんな風にやぶれかぶれで向かっていくと、閉塞感に囚われた現状にいつか穴が開くかもしれない。

 

常に「いざ、鎌倉の」境地で、準備を怠らない

そのように日々を過ごしながら、次に重要なのが「常に自分の電源をオフにしておく」ということだ。

 

いつどんな形で実現できるかは分かりません。常に自分を"アイム・レディ"状態にしておく。準備していなければチャンスはつかめません。用意があるからこそ、"その時"に力を発揮できるのです。

p85

これは平たくいえば「いざ、鎌倉の」精神と呼んでいいかもしれない。

そんな風にいついかなる時でもチャンスが舞い込んできた時に対応できるように、平素から準備を怠らない。

この準備をしておくということが、自らを成功させるために非常に重要であると氏は述べる。

くすぶりを突破できない原因は、才能や資質ではなく、準備不足ではないかというところに疑いを持ってみるのです。

自分が大丈夫だと思っていることは大丈夫ではないし、みんなが普通だと思っていることは普通ではありません。自分が十分と想定している経験は実は十分ではありません。

「今まで大丈夫だと思っていた準備ではダメだったんだ」とわかるだけで、その後が変わります。

(中略)

くすぶる時に自分という本体に疑いを持ってはいけません。自分を肯定する。

否定するのではなく、修正すればいい。

157・158

そして最後に大事なことは油断なく準備をしておきながらも、「自分自身を疑わない」ということ。

これは前回紹介した「インナーゲーム」という本に書かれている考え方にも共通する部分かもしれない。

なかなか自分にチャンスが巡ってこない、芽が出ないという時には、やたら目が自分の内面に向いてしまって今までの自分の人生を悪い方にふりかえり、後悔が頭をよぎる。

 

しかしこんな状態では、チャンスが巡ってきたとしてもとても力を発揮する事はできないだろう。

 

いつでも人には必ずチャンスというものが訪れる。

そんな好機を逃さないように日頃から自らの刀を鍛え打ち、刃は常に研いで備えておく。

……今を嘆いていてもしょうがない。

 

読み終わった後、そんな風に感じたわしは来るべき日のために自分を磨こう。

 

わしは常に「アイム・レディ」状態で日々を生きるのだ。

 

良いところ

あらすじ

『くすぶる力』では、齋藤孝が“成果が出ない時期”や“評価されない時期”をどう生きるべきかについて語る。

多くの人が挫折や焦燥に苦しむが、実はその時間こそが「本当の力」を蓄える時期なのだと説く。
本書は、くすぶっている状態を「未熟」や「停滞」ではなく「熟成」「準備」として捉える。そしてその時間をどう過ごせば、やがて訪れる“燃える時”を最大限に生かせるかが丁寧に解説されている。
読者は、自分自身の停滞を否定するのではなく肯定し、そこに意味を見出すことができるだろう。齋藤氏自身の体験や歴史上の人物の例も交えつつ、読む者を静かに励ましてくれる本である。

くすぶることは恥ではない。むしろ、それは“未来の燃焼”の前兆なのだ。

では以下に良いところを挙げていこう!

焦る現代人に「待つ力」の価値を提示している

本書最大の魅力はすぐに結果を出すことが正義とされがちな現代社会において、「くすぶっている時間こそ価値がある」と明言している点にある。
目立った成果が出ていなくても、内側では着実に成長が進行しているという視点は、多くの読者の救いとなるだろう。齋藤孝の言葉には「知識人の理屈」だけでなく、人生経験からにじみ出る実感がある。

実例が豊富で具体的なアドバイスもある

歴史上の偉人、作家、スポーツ選手など、あらゆるジャンルの人物の「くすぶり時代」が紹介されており、それが励みになる。また、単なる精神論ではなく、「何をすべきか」「どう耐えるべきか」という具体的な指南も多く、読者はただ共感するだけでなく、行動に落とし込むことができる。

語り口が柔らかく、読者に寄り添っている

齋藤孝の文章は論理的でありながらもどこか温かい。

読者を突き放すのではなく、同じ目線に立ちながら励ましてくれる感覚がある。そのため、ビジネス書や自己啓発本にありがちな「上から目線」がなく、安心して読み進められる。知的刺激と情緒的なやさしさが同居している点は、本書を読みやすくしている大きな要因である。

気になった方はこちらからどうぞ

悪いところ

では以下に悪いところ挙げていこう。

内容がやや繰り返し気味で冗長

メッセージは明快で力強いが全体として同じ主張が何度も繰り返される印象がある。読者によっては「もっと凝縮してもよい」と感じるかもしれない。

新しい知見を求める読者には物足りない可能性

本書の多くは既存の知識や経験の再解釈に基づいており、目新しさや驚きに欠けると感じる読者もいるだろう。刺激を求めるタイプには合わないかもしれない。

若干の抽象性が残る箇所も

哲学的な比喩や抽象的な言い回しが多用されているため、具体的な行動を知りたい読者には少し曖昧に感じる部分がある。特にビジネス的に即効性を求める層には向きづらい。

そこらへんは好みだろうけど、気にならないヤツは気にならないだろうな。

まいける
まいける

まとめ

こんな人におすすめ!

  • 結果が出ずに焦っているビジネスパーソン
  • 自分だけ取り残されていると感じている学生や若者
  • 人生の“助走期間”に意味を見出したいすべての人

『くすぶる力』は、成果が出ない時期、何者でもない自分を肯定するための言葉に満ちている。齋藤孝は、「火がつく前の時間」こそがもっとも大切であると繰り返し語る。
焦り、嫉妬、無力感に襲われたとき、その“くすぶり”を意味あるものとして受け入れるか否かで、未来は大きく変わる。
本書は単なる自己啓発本ではない。人生の低空飛行の時期を耐える知恵と、それをどう未来につなげるかのヒントにあふれている。
すぐに花開かなくても、土の中で根を張ることには意味がある。

そのことを本書は静かに、しかし力強く教えてくれる。

ドラねこ
ドラねこ

くすぶっておる時こそが力を蓄える大切な時なのじゃ。

腐らず、焦らず、じっくり熟すがよい。その火はしかるべき時にきっと燃え上がるのじゃ!


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  • この記事を書いた人

ドラねこ(おいさん)

「運も人生も、自分で掴み取れ!」をモットーに、吉方旅行をきっかけに運気を上げる旅や、旅先で本当に使える便利アイテム・ガジェットを中心にレビューしています。 「旅と運を味方につけたい人」に役立つ、リアルでちょっとお得な情報を発信中。 お気に入り登録・SNSフォロー大歓迎!

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