

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミはありがとうの魔法を知ってるかい?
は?
“ありがとう”言ってるだけで運が良くなるとか、マジで言ってんの?
っていうかこの本前も紹介したろ。


そうなのじゃ。
たった一言が宇宙の法則を動かすのじゃ。
いやいや、スピってんなあ。現実なめてんのか?


感謝とは、波動を変える“鍵”なのじゃよ。
波動?
うーん、またちょっと香ばしい香りが⋯⋯

\ ココがポイント!/

『ありがとうシリーズ』は、小林正観の思想を凝縮したスピリチュアル実践書であり、「感謝の言葉」こそが人生を劇的に好転させる最強の手段であると説く一冊なのじゃ!!
単なる宗教的な精神論ではなく、現実の事例や経験則を交えながら、誰でも実践できるシンプルな方法を提示している。
最大の特徴は、実に多くの読者が「ありがとうを1日1000回言ったら奇跡が起きた」と証言している点にある。非科学的に思えるが、その積み重ねが自己暗示、認知の転換、行動変容といった現実的変化をもたらすことは心理学的にも説明がつく。
スピリチュアルに抵抗がある読者にも通じる「言葉と心の習慣術」として、現代人が抱える不安・不満・焦燥感に対し、穏やかな処方箋を差し出す書といえるだろう。
ありがとう三部作
「ありがとう」
照れくさい言葉ではあるが日頃よく使う言葉である。
たぶん、人類が生まれて一番使われたことばではないだろうか?
普段あんまり人に感謝をしない吾輩でも、この本を読み始めていくと、ひょっとしたら「ありがとう」って感謝の言葉はものすごい魔法の言葉なのかもしれない?という思いに囚われ始めている。
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今回紹介する「ありがとうの魔法」
以前もこのブログで紹介した小林正観氏の「ありがとうの奇跡」の続編たちである。
本書は感謝の大切さを様々な奇跡を引用しつつ、紹介している。
本書の内容を読んだことのある人なら、ここに書かれていることは、にわかには信じられない戯言なのかもしれない。
例えば、「ありがとうの奇跡」には「トイレ掃除を楽しんでするとお金に困らなくなる」という一節がある。
ここで書かれていることを要約すると、お金とは宇宙のエネルギーであるから、お金を自分の欲のためにほしいほしいと思っても神様はお金をくれはしない。
しかし、トイレ掃除をすることでそうした自我がなくなるので神様もエネルギーの一部であるお金を流してくれるという理論が紹介されている。
お金は「喜んでもらうために使う」と、後はどんどんお金が入ってくるらしい。という。
本当かよ?
そんなもんで金が入ってきたら苦労しねえぜ。


うーん、なるほど。
にわかに信じられないがそんなこともあるのかもしれん。
なので・・・・・・ありがとう!
やめろ!気持ち悪りぃ!!

わしらは普通に暮らしているとつい金がほしいと思い続けてしまうが、そんなことを考えていても決してお金が手に入ることはなく、手に入れたお金をまずどのように「喜んでもらえるか?」を考えて使わないと、そもそもお金は得られないと正観氏は本書で指摘する。
・・・うん、まあそうなのかもしれないけど、それだけで経済が回っているわけじゃないし、やはり人というのは欲望に身を任せてお金をつい使ってしまう傾向があると思う。
なかなかここで書かれているような感覚を持ってお金を使用するにはけっこうなメンタルトレーニングが必須ではないか。
そして話は金運を高めるトイレ掃除について話は移る。
トイレ掃除のコツとして、トイレ掃除は楽しく続けなくてはいけないという。
イヤイヤやっているようでは金運は良くはならないのだ。という。
うん、なるほどね。確かにそうかもね。
誰かが嫌がるようなことを率先して行っていれば、そのうちツキも巡ってくるって話か?
それはそうかもしれないが・・・


ディテールは少し違うが、まあそんなようなこともあるじゃろうのう。
そうしたトイレ掃除を続けたおかげでお金が不思議と湧いて出た体験談を、本書ではたくさん扱っているだけに、なんだか風水とか占いの本みたいで、読んでいるとトイレ掃除をしたくなるような気分にさせられた。
たくさんの「ありがとう」からの奇跡
さて、本書にはその他にも「ありがとう」という感謝の気持ちを込めて行動した結果、色々不思議な出来事が身に降りかかり幸運になった人の体験談がたくさん綴られているが、この手の話は信じられないかもしれないが、すべてがデタラメとは言えないかもしれない。
なぜなら、今まで生きていく上で、当たり前だというかんじで生きてきた人は多くいることだろう。
人に感謝をしなかったり、ありがとうの言葉を吐かずに生きてきた人にとって、こうした言葉の魔力は計り知れない軌跡を起こすものなのかもしれないな、と本書を読んでいて思った。
ありがとうの奇跡は本当に起こるのか?
本書で小林氏が再三述べているが、自分は無神論者で常にそうしたオカルトめいたことには懐疑的であったという。
しかしそんな彼も実際にありがとうという言葉を吐いたことによって、様々な不思議体験に出会い、そうした出来事を冷静に分析してきた結果、どうやら「ありがとう」という言葉、もしくは感謝の心には、人を幸せに何かが働くのではないか?と結論したらしい。
確かにこの三部作を丁寧に読んでいくと、他のスピリチュアルな自己啓発本とは一見違った筆者の科学者としての目線というものを文章から感じることはできる。
そういうところが、カルトのうまい手腕なんだよ。


まあ、そうかもしれんな。
でも少なくともこの三冊の本を読んでなにか壺的なものを買わされることはなさそうじゃから、そこは安心していいと思うぞ。
少しみるとオカルトめいたことでも、日常の些細な出来事の数々に色んな人の苦労や親切が隠れていたりするものである。
常日頃、
なかなか人に素直になれなくて、
感謝の思いを伝えられなかったり、
怒ったり、
ふてくされたり、
高圧的な態度で望むのが状態化した人、
は本書を手にとってみてもいいかもしれない。
そうした人たちは、自分に思いもよらぬ奇跡が起こるかもしれない。
良いところ
あらすじ
本書『ありがとうシリーズ』は小林正観が30年以上にわたり語ってきた「感謝と幸福の法則」を凝縮したものである。
核心は「ありがとう」という言葉を日々唱えることによって、人生の流れや人間関係、さらには経済状況までが好転するという考え方にある。
著者は、全国の講演活動や実践者の体験談を通して、感謝がもたらす変化を数多く紹介。例えば病気が治った、仕事が舞い込んだ、人間関係が改善したなど、科学では説明しきれないが確かに「起こった」出来事の数々を掲載している。
また、「ありがとう」は他人のためではなく、自分の心を整えるための“波動調整”だとも説く。
その実践法、心構え、日常への落とし込み方が丁寧に記されており、自己啓発書ともスピリチュアル書とも異なる、独自の境地を形成している。
では以下に良いところを挙げていこう!
感謝という行動が具体的に明示されている
本書の最大の強みは「ありがとうを1日○回言う」といった、極めて明快な実践方法が示されている点である。
抽象的な精神論に終始せず、誰でも今日から始められる“行動指針”があるため、再現性が高く、効果を体感しやすい。
しかもその「言霊」による変化は、心理学や自己肯定感の向上とも関係しており、スピリチュアルに馴染みのない読者にも通用するアプローチである。
実践者のリアルな体験談が豊富
著者自身の観察に加え、多くの読者・講演参加者から寄せられた実話が多数紹介されている。
これにより単なる理論書にとどまらず「自分にもできそうだ」と読者に思わせる力を持っている。人間関係や健康、仕事など、さまざまな分野で「ありがとう」が持つ効力が語られており、読むごとに説得力が増す構成だ。
ストレス社会へのシンプルな処方箋
現代人は忙しさや人間関係の摩擦に疲弊している。
本書はそうした人々に対し「感謝を習慣化するだけで心が整う」と優しく語りかける。その癒やしのトーンは、宗教的ではなく、むしろ生活の知恵に近い。
瞑想やマインドフルネスが注目される中で、言葉だけで心を整えるというアプローチはより手軽で取り入れやすい。
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悪いところ
では以下に悪いところ挙げていこう。
科学的根拠が乏しい部分もある
「ありがとうを言うと病気が治った」などの主張にはエビデンスが明示されていない。信じるか信じないかは読者次第となってしまい、懐疑的な読者には響きにくい側面もある。
内容が繰り返しになりやすい
「感謝の言葉を言う」ことが中心テーマであるため、章を重ねるごとに同じ話の繰り返しに感じてしまう可能性がある。構成の工夫があれば、さらに読みやすくなるだろう。
スピリチュアル色に抵抗を感じる読者も
波動、宇宙の法則、引き寄せといった言葉が頻出するため、スピリチュアルに馴染みのない読者やロジック重視の人間には敬遠されがちである。ただし、実践を通して理解が深まる可能性もある。
そこらへんは好みだろうけど、気にならないヤツは気にならないだろうな。

まとめ
こんな人におすすめ!
- 毎日に不満や不安を抱えている人
- ストレスで心が疲れているビジネスパーソン
- シンプルで継続しやすい習慣を探している人
『ありがとうシリーズ』は感謝という最もシンプルな行動によって、人生の流れを穏やかに変えていくための“静かな革命書”である。
非科学的に見えるその主張も、言葉が思考を変え、思考が行動を変え、行動が現実を変えるという流れを理解すれば、決して荒唐無稽ではない。
読むたびに自分の内面に問いを投げかけ、心を整えるトレーニングになる。目新しい知識ではなく、当たり前を「徹底する力」が運を動かすのだと気づかせてくれる。
言葉の力を信じる人、あるいは信じてみたい人にとって、長く寄り添う一冊となるだろう。

人はみな、感謝という名の“魔法”を忘れておる。
たった一言「ありがとう」で、運命の流れすら変えられる……それがこの世の真理なのじゃよ。