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1分で大切なことを伝えられる?驚くべき方法とは?

2015年12月21日

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1分で大切なことを伝えられる?驚くべき方法とは?

2015年12月21日

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
ドラねこ
ドラねこ

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!

キミは話は長い方かい?

話が長いって言われだ時、どうすりゃばいいだろうな?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

それには『1分で伝える技術』が必要なのじゃ。

1分で?そんな短さで意味伝わるんかいな?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

『川のフォーマット』を使えば、過不足なく伝わるのじゃ。

はぁ?

まいける
まいける

\ ココがポイント!/

ドラねこ
ドラねこ

〇〇だから□なのじゃ!

齋藤孝は、情報過多の時代に長話は通じにくくなると指摘し、「1分以内に整理して伝える能力」をトレーニングすべきと主張。本書の軸となる「川のフォーマット」は、結論→補足→再結論という流れを意識するだけで説得力が増し、印象に残るトークが可能となる 。加えて、謝罪・教える・指示・叱る・初対面など様々な場面に応じた具体的な方法を解説し、実践的なガイドとして機能。ただし、基本が中心のため、すでに話し方に自信がある人には物足りない場合もある。しかし、話が長い、うまく伝わらないと悩む人には、まず取り入れるべき「話し方習慣」として効果抜群である。

1分で大切なことを伝える技術

1分間。それは短そうで長い時間。

 

誰もが話を相手にわかりやすく話そうとして、ついつい細部を話し込んでしまい、最後にはわけがわからなくなって結局何が言いたいのかよくわからなくなってしまった、という経験はありませんか?

相手に自分の話を理解してもらうために要領よく話すのって意外と大変だよね。

 

こと日本人はそういうのが苦手で、長々とつまらない話を繰り返して相手を辟易とさせてしまう。

そんな校長先生、学校にいませんでしたか?www

本書、「1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)」はそうした話をコンパクトに要点を絞って伝える技術が具体的に書かれた本。

  

何故話の長い人間はオヤジに多いのか?

本書では、長い話を垂れ流す人は「環境問題」であると断言する。

 

要領の得ない中身の薄い話を垂れ流して周りの人に迷惑をかけていることから「環境問題」と皮肉っているのだろうが、わしはそれよりももっとヒドイ「公害」だとさえ思っている。

そんな人間ほど周囲はうんざりしているのに、しゃべっている本人は気づかずに気持ちよさそうに喋っている。ああいうのは本当に良い迷惑だよね。

 

そんな経験、わしにももちろんありました

 

高校生の頃、話の長い技術科教師がいた。

こいつはろくでもない男で、授業の始めに必ず自分の話を始める。

 

その話の恐ろしくつまらないことwww

それも話すことは新聞の意見丸写し。

自分の考えなどまるでなく、TVや新聞で読んだようなことを延々40分以上話続ける奴だった。

 

技術の授業は週2時間である。

そのうち1時間近くもその男のおしゃべりで終わってしまうのだ。せっかくの授業も実質は1時間でまったく授業を行っていないことになる。

 

あれは自分が気持ち良くしゃべりたいだけで、その話を聞かされる側は常に拷問なのである。それがいかに苦痛かお分かりになるだろうか?

まさに公害である。

 

悲しくも聖職についている者で、自分の話が怖ろしくつまらないことに気づいていない教師は多い

 

おまけにそんな人間ほど、

学校や会社などで社会的な高い地位についていたりして、他人がおいそれと注意できなかったりする。そうなると、社員や生徒たちは気の毒である。

 

わしの学校の教師もその類であった。

そのくせ自分は学校での高い地位を利用して、全く問題のない生徒に嫌がらせのような生徒指導をしてきたりする。

こうなるとその教師は学校で一番嫌われる存在になった。

ここまでヒドイことにならなくてもそんな「公害」を垂れ流す人間というのは案外身近にいるもんである。

 

では具体的にどうすれば良いのか?

ここまで来るのに結構な字数を使ったので、気になったポイントだけ一分で読めるように抜粋しようw

 

相手に伝わるテキストは何か考える

例えば小学生が対象なら、「週刊少年ジャンプ」やその時々に人気のあるお笑い芸人などの話を盛り込んだりしている。

(中略)

こうした「経験喚起力」で呼び起こす経験は、単なる個人的なものではなく、共有できるものでなければ意味が無い。私はそれを「テキスト」と読んでいる。

これは「教科書」ではなく、「なにか新しいことをするための素材」という意味だ。

流行したギャグのように広く知れ渡ったものは、共有性の高いテキストになり得る。ただし賞味期限も短いので、旬のものを捉える感覚が大切だ。

その点、古典は安心して使える。

重要なのは、相手と共有され得るテキストが何なのか完治すること。いわば”テキスト感知力”が求められるわけだ。

これを磨くためには、日頃から自分のアンテナを伸ばしておく必要がある。目の前の相手がどんな需要を持っているのか、常に寄り添って考え、察知していくのである。

1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書) p66

しかし、ただテキストを用意しても、自分が伝えたい内容と合っていなければ意味は無い。

それで必要になるのが次の能力だ。

 

つながる能力を鍛える。

私自身、コミュニケーション能力を向上させるためには意識してきたのは、キーワードをセレクトしてつなぐということだった。

だから本にしても、ただ読むのではなく、常にキーワードをチェックしながら読む習慣がついている。また、それを再構成して人に話す訓練も重ねてきた。私のなかでは、読むこと、話すこと、書くことが直結しているのである。

世の中には「無理して本を読んだけど、その内容を人に説明できない」という人が少なくない。それは、アウトプットを前提としたインプットの仕方をしていないからだ。そのままでは、どれほどインプットをしていてもなかなか身につかないだろう。インプットと同時に加工する必要がある。

他の人の話を聞くときも、それを第三者に的確に伝えるということを前提にしたほうがいい。そうすれば「キーワードは何か?」「ポイントは何か?」という聞き方ができるようになるだろう。一般的には、人の話を聞いた後で「この話を誰にしようかな」と思うものだが、それでは的確な再生ができない。

インプットする時点でアウトプットを意識するよう、心がける必要がある。

p68

これは耳の痛い話であるw

 

ワシ自身、この「ドラねこオススメの本」で数々の本を紹介しているが、どれだけこの読者のために読んだ本を「伝えるためのインプット」ができているか自信がない

それでもわしは、なんとか読んだ本の素晴らしさを伝えるために、大事なところに付箋を貼りまくって後で読み返し「キーワード」を抜き出しては自分の意見を交えてこの記事を作ったりしている。

あまりよい出来になっていないのを自覚しつつも、相手に「伝える技術」を鍛えるためにそのような取り組みをしているのだ。

 

人に話すときもこれくらいはやるべきなのだろう。

 

文脈力を鍛える。

そして最後にもっとも大切な訓練方法。

そこで私の授業では、以下のような訓練を行っている。

まず私が15分の話をする。

次に二人一組になり、一人が私の話を一分で要約して話す。

もう一人はそれをチェックし、漏れた点を指摘する。

次に役割を交代し、一人が要約し切れなかった部分をフォローしながら一分で話す。

ここまでがワンセットだ。

これを再生方式(先生増殖方式)と、読んでいる。

次のステップとして、制限時間を一分半に伸ばし、文脈の中に自分の体験やエピソードを盛り込んでみる。

人の話を再生し、なおかつ自分の話を加えると、その話は完全に自分のものになる。

つまり、この訓練を重ねると、あらゆる知識を自分の中に取り込むことができ、かつ、それを一分で話すことができるようになる。

p76

こんな風にテキストを予め用意して、重要なキーワードをいくつか抜き出し、二人一組になって何度も訓練すれば、誰でも一分で話す技術ができるようになるという。

確かにこれならそんなに難しくなさそうである。

こうしたことを何度も訓練をすれば、その話す技術が「ワザ化」して、要領を得た簡潔なそれでいて中身の濃い話ができるようになるだろう。

よーし、これでわしも話し上手になるぞぉ!

 

さっそく二人組になって練習して・・・って、

オレ、友達いないからできないじゃん!( ;∀;)

 

が~ん、ショック。

こうして、わしの話術向上は遠のいたのだった……

良いところ

あらすじ

本書は、話が長くなることによる「環境問題」を解決するため1分で伝える技術を身につける指南書である

まず第1章で「1分」の感覚を意識し、短時間で芯をまとめる練習法を提示。第2章では「川のフォーマット」という流れの型を紹介。これは結論→詳細→結論と構成することで要点を明確にする技術である。第3章以降ではプレゼン、謝罪、教える、質問、相談、指示、初対面、叱るといった場面別に1分トークの方法を解説。例えば謝る際は「分岐したポイント」だけを伝える、初対面では話題にテレビを取り入れるなど、実践で使えるテクニック満載。最後に「賞賛文化を根づかせよう」として日常的な1分褒め合いの習慣化を提案し、人間関係の活性化を促す構成

全体を通じて短くて印象に残る話し方習得を目標とし、日常とビジネスに即応できる内容となっている。

では以下に良いところを挙げていこう!

明確かつ実践的なフォーマット「川のフォーマット」

本書の核心である「川のフォーマット」は、結論→補足→結論という構成を意識するだけで、話がまとまりやすくなり、聞き手にも伝わりやすい 。シンプルで覚えやすく、すぐ日常に取り込める実用性が強みである。

シチュエーション別の具体的アドバイスが豊富

プレゼンや謝罪、相談、叱る、初対面など、ビジネスやプライベートで直面する場面を網羅的にカバー。例として「謝罪では分岐点のみを説明」「初対面はテレビ話題」など、具体的な行動指針が明示されている。多様な場面に適用できるのは大きなアドバンテージといえる。

習慣化を促す構造で継続しやすい

単発のテクニック集ではなく「1分で褒める習慣づくり」など日常に落とし込む提案があることで読後すぐに実践に移せる構成となっている。実践型の工夫が随所にあり、継続学習へとつなげやすいのが大きな魅力だ。

気になった方はこちらからどうぞ

悪いところ

では以下に悪いところ挙げていこう。

内容が基本中心で上級者には物足りない

話し方に自信がある人や高度なコミュニケーション術を求める人には、新しい学びが少ない可能性がある。あくまで基礎トレーニングとしての位置づけ。

形式が固く、自分流に応用しにくい

「川のフォーマット」など型を重視しすぎると、逆に自分の個性が出しにくくなるという意見もある。柔軟性を求める人には不向きな場合がある。

実践ナレッジに偏って理論は薄い

具体的なテクニック提案が中心でコミュニケーション理論全体の構造や背景に関する解説はほとんどないため、理論的理解を求める読者には物足りない。

 

そこらへんは好みだろうけど、気にならないヤツは気にならないだろうな。

まいける
まいける

まとめ

こんな人におすすめ!

  • 話が長い・要点が伝わらないと悩むビジネスパーソン
  • プレゼンや会議で印象に残る話し方を身につけたい人
  • 日常にコミュニケーション習慣(褒める・謝るなど)を取り入れたい人

『1分で大切なことを伝える技術』は齋藤孝が提唱する「話を川のように流す構成法」と多彩な場面別テクニックを収録した実践指南書である。

話の要点を短時間で整理し相手の心に響かせるための第一歩として非常に有効である。基本が中心で、話し方上級者には物足りなく感じられるかもしれないが、話し下手を卒業したい人には強力な武器となる。理論よりも即実行を重視する構成は忙しい現代人にマッチしており、一度身につければコミュニケーション全般の質が向上するはずだ。

まずはこの1冊から「1分で伝える習慣」をスタートすれば、日常からビジネスまで大きな変化を実感できるだろう。

ドラねこ
ドラねこ

「短く伝える」は才能ではなく訓練の成果なのじゃ。習慣化すれば話し方は誰でも磨けるのじゃ!


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  • この記事を書いた人

ドラねこ(おいさん)

「運も人生も、自分で掴み取れ!」をモットーに、吉方旅行をきっかけに運気を上げる旅や、旅先で本当に使える便利アイテム・ガジェットを中心にレビューしています。 「旅と運を味方につけたい人」に役立つ、リアルでちょっとお得な情報を発信中。 お気に入り登録・SNSフォロー大歓迎!

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