

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは動画用のカメラは好きかい?
動画用のカメラ?
また最近、面白いガジェット見つけたのか?


うむ、Insta360のGO 3Sっていう超小型のアクションカメラなんじゃが、これがめちゃくちゃ小さいのに4K撮影ができて、しかも手ぶれ補正も優秀なのじゃ。日常のちょっとした瞬間も簡単に撮れるから、Vlogとかにも最適なのじゃよ。
でもよー、小さいとバッテリーとか画質とかはどうなんだよ?


そこが驚きでな。
バッテリーは単体で約38分、アクションポッドと組み合わせれば最大140分も持つし、画質もかなりクリア。しかも、マグネットでいろんな場所に取り付けられるから、撮影の幅が広がるのじゃ。
へぇ、そりゃすごいな。
それでいくらなんだ?


価格は約4万円くらいで、この性能を考えればコスパは悪くないと思う。
ただ外部マイクが使えなかったり、ストレージが内蔵のみだったりするから、その辺は注意が必要なのじゃ。
\ ココがポイント!/

Insta360 GO 3Sは、多様なシーンで活躍するアクションカメラでなのじゃ!!
Insta360 GO 3Sは超小型ながら4K撮影や優れた手ぶれ補正機能を備え、日常のVlog撮影やアウトドアアクティビティに最適で、マグネット式の取り付け機能や防水性能も魅力的だ。しかし、外部マイク非対応や内蔵ストレージのみといった制約も存在するため、購入前に自身の使用目的と照らし合わせて検討することが重要である。
※この記事はドラねこが実際に自腹で買った製品をレビューする記事です。
「良いところは良い、悪いところは悪い」とプロダクトをしっかりレビューする内容となっており、記事を読みつつ「お、これは良いな、買ってみようかしらん?」と思っていただいた方だけリンク先から「ポチって」いただけたら幸いです。「お前には一銭の金も渡したくないんだよ、この水色ネコメガネが!!」という方は、読まずにブラウザバックをすることを推奨します。
海外旅行のVlog用に!

今年また海外旅行をすることになった。
去年のフィジーへの海外旅行は初めてだったのでカメラはあくまでもiPhoneのカメラだけで過ごすことになった。

だけどねえ⋯
これが失敗だったんだよね。
なんでだよ?


iPhoneで動画を撮っているとすぐに容量がいっぱいになって、肝心のときに写真を撮りたいと思っても、もうストレージ容量がいっぱいになってしまったのじゃ。
だから今回の旅行ではあくまで動画用として新しいカメラがほしかったのじゃ。
そこで初めての動画用のカメラということで色々調べて見た結果、
- 手持ち用のカメラ(DJI・Insta360)
- アクションカメラ(Go Pro)
- 普通のミラーレスカメラ(SONY・Panasonic)
などのメーカーの中から今回はパラオ旅行なので、
- 防水
- 海の中を撮影できる
- 小型で軽量
という条件で今回は選んでみることにした。

そんな数ある色んなメーカーの中から今回吾輩が選んだのがこちら!
「Insta360 GO3S」である!
Insta360ぅ?
聞いたことねえな。どこのメーカーだ?なんでこれなんだよ?


Insta360はいまDJIと並んでアクションカメラやジンバルで有名な中国のメーカーじゃ!これを選んだのはスペックが求める条件を満たしていたからじゃ!
- GO 3Sの本体は親指ほどのサイズなので軽すぎてカバンどころか服にも付けられる。
- 画質は4K化でVlogクオリティにも十分。
- 手ぶれ補正が神、歩き撮りも超なめらか。
- 操作が直感的&マウント豊富で旅向き。
- カメラ単体なら10m防水で海の中を撮影できる

という点で選んだのじゃ。
では以下に実際に開けてみてみよう!
開封の儀

では中身を確認していこう。


細長いフタを開けると二重底になっていて全面にカメラ。それをめくるとアクセサリーの順に製品が収められていた。


これがアクセサリーじゃ。
けっこうたくさん入ってるんだな?
何に使うか知らねえけど。


こちらが野球帽などのキャンプ取り付けられるアタッチメントで、カチカチと上下に動かして撮りたいものを視界に収めることが可能。


この凹みにカメラを入れることで固定し、磁気ペンダントにも取り付けることができる。


こちらが時期ペンダント。

これを首からぶら下げてカメラを服の間で挟んで撮影するのじゃ。
こんなんすぐ落ちちゃうだろ?
⋯⋯あれ?


カメラ背面の磁力はかなり高いので、このペンダントや金属製の壁などに取り付けても滅多に落ちることはないのじゃ。だから安心じゃのうw


こちらは撮影用のマウントで車などに取り付けることができ。

こっちが粘着式の土台部分。
この粘着部分は水洗いすれば何回でも使い回すことができるのでくっつけても粘着力は落ちないという。

そして最後にUSB-C。

スペックはこんな感じ。
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ・重量 | 約39g/親指サイズ |
解像度 | 最大4K(GO 3は2.7K) |
手ぶれ補正 | FlowState手ぶれ補正+水平維持 |
バッテリー(単体) | 約45分(ケース込みで170分程度) |
防水性能 | 最大10m(単体使用時) |
マウント方法 | マグネット・クリップ・ネックホルダー他多数 |
音声録音 | 内蔵マイク(風音カット設定あり) |

このサイズのアクションカメラで4K撮影ができるという点がポイントじゃな。
しかもコレってカメラ部分が取り外せるんだろ?


カメラを実際に起動してみよう。
まずはアクションポッドに書かれた番号に沿ってシールを外していく。

アクションポッドの液晶は、専用の傷つき防止用透明フィルムなども売っているみたいだけど、落とさなければ別にこのままで問題ないだろう。

では保護フィルムを外して使ってみよう!


液晶部分は2,2インチフリップ式スクリーンのタッチ式センサーになっていて、このように上げて反対側から画面を見ることができる。

三脚に取り付けて、遠隔で集合写真とか撮るのに便利じゃな。
これってスマホから操作できるんだろ?


リモート操作ができるので、スマホからも撮影できるし、「AIジェスチャー操作」や「音声操作」の設定をすれば、ある特定のジェスチャーや音声でシャッター下ろすこともできるのじゃ。
すげえな!
そんなこともできんのか!



上が録画ボタン。側面が電源スイッチになっているのでまずはこちらを押して起動させる。

画面が起動したら本体OSのアップデートとお手持ちのiPhoneに専用のアプリをダウンロードさせて、カメラをリンクさせるように言ってくる。

で、こちらがカメラ本体。
これを首にかけた時期ペンダントに貼り付けることもできるし、録画した動画はこのカメラに記録されるようである。
あ、こっちのアクションポッドの方じゃねえのか!


この親指サイズのカメラに記録されるようじゃな。
このカメラ単体で38分。アクションポッドに収めると140分まで撮影可能じゃ!

カメラを起動するには背面のシールをまず外して、もう一度アクションポッドに収める。

そうするとカメラ本体に充電が開始されて、しばらくすると実際に録画できるようになる。

以上が、このGO 3Sの初期設定方法じゃ。
案外カンタンだな。

良いところ

スペックはこんなかんじ。
Insta360 GO 3S | GoPro HERO12 | Phone 15 | |
---|---|---|---|
サイズ・重量 | ◎(最軽量) | △(やや大きめ) | △(スマホサイズ) |
画質(昼間) | ◎(4K) | ◎(5.3K) | ◎(4K) |
夜間撮影 | △ | ◎ | ◎ |
手ぶれ補正 | ◎ | ◎ | △ |
ハンズフリー撮影 | ◎ | △ | × |
では以下に良いところを挙げていこう。
超小型ボディで4K撮影が可能

GO 3Sは、親指ほどのサイズながら4K30fpsの高解像度撮影が可能である。
このサイズ感でこれほどの画質を実現している点は特筆すべきで、日常の何気ない瞬間も高品質で記録できる。さらに、手ぶれ補正機能も搭載されており、動きのあるシーンでも安定した映像を撮影できる。

「親指サイズの4K」と呼ばれているなw
多彩なマウントオプションとマグネット式取り付け

GO 3Sには、マグネットペンダントやピボットスタンド、イージークリップなど、多彩なマウントオプションが付属している。

これにより、帽子のつばやペットの首輪、さらには壁や机など、さまざまな場所に簡単に取り付けることが可能である。この柔軟性により、これまでにないユニークなアングルでの撮影が実現できる。
防水性能と耐久性の高さ

カメラ本体はIPX8等級の防水性能を備えており、最大10mの水深まで使用可能である。
これによりプールや海辺での撮影、さらには雨天時のアウトドアアクティビティでも安心して使用できる。また、アクションポッドはIPX4等級の防滴性能を持ち、小雨や水しぶき程度であれば問題なく使用可能である。

あくまで親指サイズのカメラの方が10m防水なのであって、アクションポッドは耐水であって防水にはなってないのじゃ!
両方とも防水にすりゃいいのにな。


⋯⋯それが今回の旅行では後々問題になるのじゃ。
え?



⋯まぁそれは置いといて、
このカメラは動画だけでなく写真も撮ることができるのじゃ!
実際に使ってみて

こちらが自分を撮ってみた写真w


部屋の写真を撮ってみたんじゃが、レンズは明るくてけっこう良い画質で撮れたぞw
へぇけっこうキレイじゃんw


ただこのカメラ、録画をする際も起動が少し遅いので、スナップなど町歩きをしていて何気ない瞬間を撮りたいとカメラを起動した時にはもう「時すでに遅し」という状態になりがちなのじゃ。
え?じゃあ写真を撮るには使えないじゃん!


だから写真を取る際にはスマホで撮って、このカメラはあくまで動画用と思っておいたほうがいいのう。
気になった方はこちらからどうぞ
悪いところ

次に自分の実体験を元に悪いところを挙げていこう。
内蔵ストレージのみで容量選択が固定
GO 3SはmicroSDカードなどの外部ストレージに対応しておらず、購入時の本体容量(32GB / 64GB / 128GB)の中から選ぶ必要がある。
高画質な4K撮影ではファイルサイズが大きくなりやすく、32GBではすぐに容量がいっぱいになることもある。使用頻度が高いユーザーには128GBモデルが現実的だが、価格が上がる点も考慮すべきだ。
動画をこまめに転送・削除する手間も発生する。

吾輩は今回128GBを選んだのじゃ!
アクションポッドとのセット運用が基本になる
本体単体でも撮影は可能だが、画面のないGO 3S本体だけではフレーミングや確認ができず、実質的にアクションポッドとセットで使う場面が多くなる。ポッド込みでもコンパクトではあるが、手軽さという意味では多少トレードオフが生じる。ポッドを充電しておかないと長時間の撮影も難しく、管理がやや面倒に感じる場面もある。

移動のシーンを撮る際にはインターバル撮影などを使って容量とバッテリーを節約すればなんとか一日中録画することはできるぞ!
アクションポッドが防水非対応!
そしてこれが一番のデメリットだと思うのだが、前述したとおりこのGO 3Sはカメラだけが防水で、アクションポッドが防水非対応という点がかなり痛い!
なので今回吾輩はパラオ旅行で海で撮影している際にうっかりアクションポッドを取り付けたまま、自撮り棒に付けた「Insta360 GO3S」を海中に入れてしまい、アクションポッドが故障してしまった。
マジかよ!


買ったばっかなのにショックだったのじゃ⋯
ってゆーか、アクションポッドも防水にしておけよ!
アクションポッドをさっそく壊すw
で、帰国後買ってまだ一ヶ月も経っていなかったので保証期間内だろうと思い、壊れたアクションポッドをカスタマーサポートに連絡して修理に出した。
修理はHPから質問事項にポチポチ応えて予約をあらかじめ取り付け、Insta360指定の配送業者に連絡してもらって待つだけ。
本体を輸送する際には梱包などは自分で行わなければならないので、最初買った時についていた箱に詰め、紙袋などに包んで後日やってきた配送業者に手渡しておしまい。

帰国してくたびれていたのに、余計な仕事が増えてどっと疲れたのじゃ。
ボケーっとしているからだろ?

その後メールで「どのように使用してアクションポッドが壊れたのか」とメーカーから聞かれ、正直に海に入れて壊したと報告したら「自身の過失で水没させた場合は修理に保証期間内でも料金が必要」との回答をもらい(!)仕方なく修理費12000円払う。

海外旅行で大枚はたいたばっかなのに、修理費12000円は痛すぎるのじゃ!
⋯⋯海外のメーカーだからそうしたところは情け容赦ねえな。
とんだ災難だったな。

保証期間がほとんどない

でこちらが帰ってきたカメラ(左)と新しく送られてきたアクションポッド(右)

検査の結果、カメラはなんの問題もないとのことだったので、こうして丁寧に緩衝材に包まれ送り返してもらい、

アクションポッドは新品がやってきたw

おかえり、アクションポッドw


そして帰ってきたアクションポッドはまたスマホと同期させるのと共に、内部のOSを最新のものにアップデートさせなければならないとのことなのだが、これがけっこう手間取った。

アクションポッドやスマホからOSの更新は何故か出来ず、結局公式のHPからOSをダウンロードしてPCで解凍し、それをUSBケーブルで繋いだアクションポッド内部にコピペするという、なんとも面倒な手間を取らされる羽目になったw

という感じで色々面倒な目にアクションポッドだったのだが、今後も色々な部分で改善の余地はあるカメラであると吾輩は思う。

他にも細かい欠点を挙げるとすると、
- 単体使用時はバッテリーやや短め(インターバル撮影推奨)
- 暗所性能はiPhone最新機種にはやや劣る
- 強風下では音声対策が必要(別売りのウィンドジャマー推奨)
- モバイル編集に慣れるまで少し時間がかかる

など色々ある。
なんか聞いてると色々面倒だけど、アクションカメラなんてどれもおんなじようなもんだろ?


全てのアクションカメラを試してみたわけではないが、それぞれのメーカーごとにそれなりの欠点はあると思う。
今回はInsta360 GO3Sの欠点を挙げてみたが、これを読んで買うかどうかは読者の判断に任せることにしよう。
撮影は問題ないんだよな。


動画を撮るのはなんの問題もない。
ただ壊れた時の対応が中国のメーカーだからしょうがないんだけど、自業自得とはいえ日本人の感覚からすると「ちょっとな⋯⋯」という感じであったな。
水中撮影などする気の無いユーザーには、この記事執筆時2025年5月時点で動画撮影用のカメラとしては最高であることは断言しよう!
まとめ

こんな人におすすめ!
- 日常の記録を自然に残したいVlog初心者
- 旅行・登山・アクティブな趣味を持つアウトドア派
- 大きなカメラに抵抗があるけど高画質で撮影したい人
Insta360 GO 3Sは、まさにポケットに収まる4Kアクションカメラの進化系である。
圧倒的な軽さとサイズ感で、日常をドラマチックに切り取ることが可能だ。防水性能やマウントの柔軟性も優秀で、どこにでも連れ出せる頼れる相棒になるだろう。一方で、外部マイクや拡張ストレージ非対応といった制限があり、ある程度の工夫や割り切りも必要だ。
とはいえ、それを上回る携帯性と機動力を備えており、日常使い・Vlog用カメラとしては最適解のひとつである。

GO 3Sは、「カメラを意識しない撮影」を可能にする、まさに次世代の小型カメラである!