ちわ!おいさんじゃ!キミは千葉は好きかい?
今回は開運吉方旅行の【千葉編】第3弾じゃ!
今回はノコギリ山の続きか。
そうじゃ!のこぎり山にあるという大仏を目指すぞ!
え?こんなとこに大仏なんかあんのか?
だいぶつ?
「だいぶつ」ってなあに?
いいかぁ!みんなぁ!
この先はどんな恐ろしいワナや困難が待ち受けてるかわからん!
恐ろしいバケモノやとんでもないモンスターが襲いかかってくるかもしれないぞ!
くれぐれも油断するなよっ!
…いねーよ、バケモノなんて。
前を燦然と先頭切って進むドラねこ。
(振り返りつつ)
くれぐれも気を抜くな!(くわっ)
ふつうのハイキングでしゅ。
油断は即、死につながるぞぉっ!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
鋸山に登ってみたよ、という話(*´ω`*)
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【千葉/伊豆・吉方旅行2】切り立つ崖の地獄!芸能人御用達の岩井海岸と絶景の鋸山・前編
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乾坤山日本寺①千五百羅漢道
地獄のぞきから山を下り千五百羅漢のある道を進んでいく。
この細い道はすごい。
東海千五百羅漢道と名付けれた道だけあって、この先には江戸の名工・大野甚五郎がその門弟27人とともに21年かけて刻んだ1533体の石仏に会うことになる。
1500体ってすごいなあ。
そんなことを話してたらホラ。
のっけから崖のあちこちに石仏が顔を見せてくれる。
この石仏は中国の800羅漢像を遥かに凌ぐ規模なんだとか。
ちょっとした窪みや、
石がえぐられた場所にはたくさんの石仏が鎮座している。
まさしくここは石仏のワンダーランドじゃ。
ほえ〜・・・
わー、お地蔵さんがいっぱーい!
たしかに。あちこちにあるでしゅ。
リクよ。
お地蔵さんじゃない。石仏じゃ。
おんなじようなもんだろ?
こんな場所が千葉にあったのか!と、この場所に踏み込んで改めてこの場の不思議さに感動せずにはいられない。
石仏の顔を観ていると、そんな凄さを感じさせられる場所であった。
すごいなあ・・・
これを一つ一つ掘ったんだよなあ。
これは自然に野ざらしになっているのもすごいけど、
一体なぜこんなものをここに造ったのだろう?
風雨にさらされながらもこの場所に力強く鎮座している。
この日はありがたいことに晴天だったので、ハイキングするにはもってこいの日である。
おまけにこの石仏の道は日陰だから意外と涼しいw
写真を撮っても撮ってもたくさん置いてあるから追いつかないw
一つ一ついろんな意味合いが込められているんだろうけど、どの石仏がどんなものなのか吾輩には最後までわからなかったw
なんか立派な宝塔も建ってるしw
そしてここらへんがこの千五百羅漢の中でも一番スゴイ気がする。
そもそも自然石もスゴイということが歩いていてよくわかる。
すごい石のうねりや、
上から降ってくる雨水など、これは人の手ではなく自然が作り出した見事な彫刻である。
見ろ。この岩肌と石のうねり具合を。
うわーー!すごいでしゅ!
すごーい!
すげー!
この石の形すげえなあ!
これが自然に出来たんだぞ。すごいよなあ。
ここらへんは天井が低いけど、低い中にもしっかりと石仏が鎮座している。
それにしてもホント天井低いなあ〜w
頭に気をつけろ。
…この中で、お前が一番高いんだから。
おおw
後ろを振り返って写真を撮るとこの場所が如何に天井が低いかお分かりになるだろうw
かめしゃんでしゅ。
なんでこんなもんがあるんだろうな?
クビが欠けちゃってるよお・・・
その他にも奥の院・無漏掘というのがあった。
ここがこの地の奥の院なのか。
気をつけろ、恐ろしい化け物の巣窟かもしれんぞ!
んなわけねーだろ!
こっちもくびがとれちゃってるでしゅ。
むむむ……
恐ろしい大蛇が食いちぎったのかもしれんな。
いるか!そんなもん!
それでもここは石仏が昔から野ざらしのままで鎮座しているんだな。
この上の天井もすげえなあ・・・今度はだいぶ高いぞw
その下にもやっぱりたくさんの石仏が。
まさしくここは石仏のワンダーランドだな。
みんな気を抜くな!
ここまでは運良くなにもなかったが、ここから先はとんでもない怪物が襲いかかってくるかもしれないぞ!
・・・まだ言ってるでしゅ。
・・・・・・
ねーよ。そんなもん!
②不動滝
しばらく歩いていると滝に出くわした。不動滝というらしい。
うひゃあ、ここで「ひと休み」っと。
ここの足元にも石仏が鎮座している。
よく見るとアチラコチラにも。
これは岩清水ってやつか?
ううーん、不動滝というらしいから湧き水かしら?
いずれにしてもおいしくて気持ちいいでしゅw
ここは昔から訪れた人の喉を潤す場所として大切にされてきたのじゃろう。
飲用禁止の看板もないし、みんな飲んでるから飲めるんだな、きっと。
ごくごく・・・うめしっ!
実際に飲んでみると普通に冷たい水だった。変な味はしない。
プハァ、生き返ったあ!
・・・よーし気を取り直して進んでいくぞぉ!
さて、また低い天井のトンネルを潜ると・・・
そこにはまた大きな天井の岩窟が広がっていた。
岩肌がボコボコしているのもスゴイけど、岩に大きくまあるい穴も空いている。
その中には徳の高そうな石仏がw
こんなふうにズラーッと石仏がたくさん鎮座している。
なんだか「おひなさま」みたいでしゅ。
たしかに。
ひな人形の「ひな壇」みたいだな。
言われてみたらそうじゃな。
あとはここから石大仏を見に行くだけじゃ!
ほお、もうこの先は大仏か。
あ、これカワイイ!でしゅ
ポポポ!
ん?
見ると下に小さなさくらんぼが足元に落ちていた。
・・・そういや、季節はまだ5月だったなあ。
③大仏広場
しばらく歩いていると、いきなり目の前に大石仏が現れた。
この乾坤山日本寺は神鬼2年(725)に行基によって開かれた関東最古の勅願所。
10万坪ほどの境内をもち、2600段以上の石段で結ばれた歩道沿いに1553体もの石仏が鎮座していて、高さ30m以上の大仏は日本一の大仏として知られる。
あたりには自販機や社務所など御札を降っている場所もあるが、今まで大仏といえば鎌倉ぐらいしかしらないわしにしてみたら、この石大仏はかなり質素だ。
お願い地蔵なんてものもあったりする。
これが御尊顔。
天明3年(1783)に大野甚五郎が3年がかりで彫刻した薬師瑠璃光如来像。
奈良県東大寺の大仏の約2倍ほどの大きさがあり、磨崖仏としては日本有数の大きさだという。
うおー!これが大仏か!
そうじゃ!なかなか大きい大仏さまじゃろう!
たしかにおっきいでしゅ。
わぁー。
ポポポ!
ご覧いただいておわかりになるだろうか?
この小ささに、この大きさであるw
まわりには何にもなく掃き清められている感じがとても気持ち良い。
ここまでなんだかんだ歩き疲れたので、ここで1時間ほど休憩することにする。
はあ・・・疲れた。
けっこう登ったもんな。
途中ロープウェイを使ってここまでやってきたけど、けっこう疲れたわいw
ポコちゃんがおいしそうにおにぎりをがっついてるでしゅ。
お前…ほんとにどこ行っても食欲あるな。
ポポポ!
④大黒堂
保多駅方面を目指して道を下って行くと、大黒堂という場所にたどり着いた。
ここにはその他にもいろんな建物がある。
夏目漱石と正岡子規の記念碑だって。
へえ、ここまで来たのかな?
しばらく下ると道の両側に池が現れる。
この池はなんだろう?
昔からあるのか不思議な雰囲気をたたえている。
下山道はこっちか。
それにしても大羅漢道はきつかったなあ・・・
で、ちょっと歩いた先にようやく仁王門が見えてきた。
ここがどうやら保多駅方面からの入り口らしい。
はあはあ・・・
季節は5月だってのに、この日は日差しがキツイ。
・・・あっついな、今日は。
さっきまで日陰をずっと歩いてきてたから気づかなかったけど、この日は意外と猛暑じゃな。
・・・ノドがかわくでしゅ。
まるで真夏日のような照りつける太陽の下、30分ほど歩いていたらようやく駅の看板が。
JR保田駅
たどり着いたー!
たどり着いたぞ!
・・・けっこう、距離あったな。
・・・つかれたでしゅ。
ボクも。
保田駅は「ほだ」だと思っていたら「ほた」なんだね。
「やすだ」だと思ってたぜ。
わしもじゃ。
「保田圭」っていたよな。
この時、吾輩が中に入ろうとすると、頭上を飛んでいた3匹の燕が、お互いに組んず解れつホバリングしながら一緒に駅の中に入ってきた。
おお、なんだこれ?なんだこれ?
すげえな。こんな場面はじめてみたぜ。
おお、
・・・なんだか演技が良いな。
おお、たしかに。
「だいぶつ」しゃまにおまいりして「うん」がよくなったんでしゅ。
ポポポ。
そうかもしれんな。
どうやら二匹のオスが一匹のメスを取り合っているようだが、こんな場面に出くわすなんてこれまで見たことなかった。…初めての経験であるw
なんとなくこの旅の幸先の良さを感じつつ、
さて、ようやく次の目的地を目指すことにしよう。
これでまた館山市方面へ進むことができる。
今日はこれから本日の宿と、館山市の散策を午後からすることにしよう。
このあとはどこに行くでしゅか。
それは秘密じゃ。
この日の旅はまだ始まったばかりだ。