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SNS時代のマンガ家育成論!『マンガ家になる!』の新常識とは

2019年4月23日

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SNS時代のマンガ家育成論!『マンガ家になる!』の新常識とは

2019年4月23日

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
ドラねこ
ドラねこ

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!

キミは

マンガ家になりたいって、結局“絵がうまけりゃいい”んだろ?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

それは片手落ちなのじゃ。

絵もストーリーも、その先に“読まれる構成”が命なのじゃよ

構成?

そんなん講義で学ぶもんなのか?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

ゲンロンの12人が語る“ひらめき技法”にはその答えが詰まっておるのじゃ!

マジか⋯

まいける
まいける

\ ココがポイント!/

ドラねこ
ドラねこ

『マンガ家になる!』は「絵がうまいだけ」「マンガが描けるだけ」では成功しないという真実を、プロ経験者12人による講義と座談会で痛感させてくれる業界屈指の講義録なのじゃ!!

主任講師のさやわか、西島大介という実践派コンビの編集により、単なる技術論に終わらず、説得力とリアリティを兼ね備えた内容になっている。

特筆すべきは武富健治による「メジャー感=読みやすさの演出」講義であり、読者のページを止めないための構成技術が具体的に切り取られている 。さらに、選考会や座談会の場で繰り広げられる講師同士・受講生とのリアルなやり取りによって、マンガ制作の内側にある考え方や迷い、戦略が赤裸々に語られる部分が最大の魅力である。

つまり本書は単なるハウツー本ではなく、「何を」「なぜ」「どう描くか」を自分自身に問い続けるきっかけを与えてくれる実践の指南書として強烈な存在だと言えるだろう。

マンガ家になる!

いろんなマンガ家を目指すための本は数あれど、これほど従来の漫画指南本と毛色の違う本はない。

一読してわしは率直にこの本に対してそのような感想をもった。

それほどまでに本書「マンガ家になる」という本は異色のマンガ家入門である。

本の背表紙に描いてあるとおり

「絵が上手いだけじゃダメ」

「マンガが描けるだけでもダメ」

というアオリ文句通りに、従来のマンガ指南本にありがちなマンガの描き方的な技術論は一切なく「商業的に」どうやってマンガを描いて成功するかに重点を置いた構成になっている。

わしもこの手の本を山程読んだが結構具体的且つそこがもっと知りたかった的なマンガ業界のスキマをそれぞれ講師陣が優しく解説してくれていて、読んでいて「バクマン」よりもためになる印象があった。

特にこの本に出てくる講師陣が素晴らしく、師走の翁などエロ漫画業界で活躍するマンガ家も講師に加わっていろんな視点からマンガ家として成功するには?という点を掘り下げて言ってくれる。

個人的にはSNSなどでマンガを描いてバズらせる方法などが参考になり、これからこのブログもそのような点を積極的に取り入れて行きたいと思わせるノウハウがけっこうあった。

かなり異色なマンガ家指南本なだけに、これからマンガを描いて行きたいという素人さんには参考にならないかもしれないが、長いことマンガを描いているのにいまいち伸びないという方にはこのような本が意外なヒントを与えてくれるかもしれない。

そんなところに期待して、わしは自身を持って本書をおすすめしたい。

良いところ

あらすじ

本書は全208ページにわたり、ゲンロン主催「ひらめき☆マンガ教室」第1期の講義録と選考会・座談会を収録したものである

冒頭には「ひらめき☆マンガの六ヶ条」といった概論が示され、これに基づき講師陣が各自の経験を交えて講義を展開。横槍メンゴ、TAGRO、こうの史代、武富健治らが、ネームや構成、キャラ・演出・画面設計など多角的に語る。
中盤には、受講生の作品に対する講評やアドバイスがあり、リアルな現場感覚と制作現場の緊張感がドキュメントされている。さらに、第1回マンガ大賞選考会、その後の講師座談会では、「メジャー誌への志向」「読者との関係」「自己プロデュース」の核心が対話形式で浮き彫りになる。

最後には最優秀作品の紹介、講師メッセージ、さやわか推薦の必読書リストなど実用性の高い付録も収録されており、読むごとに自分の創作スタイルを見直すヒントが得られる構成である。

では以下に良いところを挙げていこう!

講師陣の多様性と実践経験が濃密

横槍メンゴ、TAGRO、こうの史代、武富健治といった12人の講師が、各々のキャリアと流儀を語る。才能だけに頼らず、試行錯誤と理論、編集視点まで網羅された講義は、単なるスキル以上の「深み」と「信頼感」を提供する。

<h3>2. 読みやすさ重視の構成技術が明示されている</h3>

武富健治による「メジャー感=読みやすさ」の講義では、コマ割りや文字配置、テンポ設計など、“読者の手を止めさせない”実践ノウハウが言語化。描きたいものを描くだけではなく、届けるための設計が体系的に学べる。

実際の作品講評と選考会ディスカッションの臨場感

受講生作品に対する講評や選考会の議論は生々しい現場と業界のリアルが詰まっており、創作へのモチベーションとプロ視点、制作の難しさが同時に伝わる。机上の理論では得られない臨場感が刺激的だ。

気になった方はこちらからどうぞ

悪いところ

では以下に悪いところ挙げていこう。

技術論中心になりがち

実践ノウハウと構成技術に偏っており、絵の描き方やキャラ作りなどビジュアル面の具体的技術にはあまり踏み込めていない。一部の穴を感じる読者もいるだろう。

テキスト中心で視覚資料が少なめ

講義録とはいえ、画面の事例やビジュアル比較などが少なく、図解やビジュアルによる理解補助が欲しかったという声もある。

初心者にはややハードル高め

マンガの基本体験を持つ中級者向けの内容であり「これから描き始める」層には専門用語や講義の深みがやや重く感じる部分もあるだろう。

そこらへんは好みだろうけど、気にならないヤツは気にならないだろうな。

まいける
まいける

まとめ

こんな人におすすめ!

  • 自作マンガをプロレベルに仕上げたい創作者
  • 編集や出版視点を踏まえて「届けるマンガ」を学びたい人
  • 創作現場の本音とリアルを知りたい中上級者

『マンガ家になる!』はクリエイティブの本質に踏み込む、「ひらめき」と「構成技術」の融合書である。絵やストーリーが独立するだけでは不十分で、読者の心をつかむ設計力こそが求められる。この本はそのための具体策を経験者12人による講義とリアルな現場録から学べる貴重な資料である。
受講生の生の声、選考会の緊張感、座談の腹の探り合いなどを通じて、自分の創作スタイルを磨くヒントが得られる。特に「読みやすさ」「メジャー感」「届ける設計」を意識している人には理論と実践の両面で即効性のある内容だ。

描き手である以上、学んでおいて損はない必携の一冊である。

ドラねこ
ドラねこ

マンガ家志望のおぬし、覚悟はできておるか?

この本は“描くだけ”の甘さを打ち砕き、“届ける力”を叩き込んでくれるのじゃ。


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  • この記事を書いた人

ドラねこ(おいさん)

「運も人生も、自分で掴み取れ!」をモットーに、吉方旅行をきっかけに運気を上げる旅や、旅先で本当に使える便利アイテム・ガジェットを中心にレビューしています。 「旅と運を味方につけたい人」に役立つ、リアルでちょっとお得な情報を発信中。 お気に入り登録・SNSフォロー大歓迎!

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