
ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミはずっとやりたかったことはあるかい?
ずっとやりたかったこと?
…最近、なんかやりたいことが見つからないんだよなぁ。
心の奥に眠っとる情熱は必ずあるはずじゃ。思い出してみるのじゃ。
んなこと言ったってよお…
そもそもどうやって思い出せばいいんだよ?
ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことをやりなさい』という本にな、「モーニングページ」や「アーティストデート」で心の声が蘇ると書かれているぞ?
へぇ、ふむふむ……
モーニングページ?毎日3ページ書くだけで創造性が蘇る?なんか不思議な話だな。
少し興味を覚えてきたぜw
\ ココがポイント!/
結論から言えば『ずっとやりたかったことをやりなさい』は「創造性の回復マニュアルなのじゃ!
全世界で400万部以上のベストセラーとなり、アーティストやビジネスパーソンからも高い支持を得ている(出典:Penguin Random House, 2023)。最大の特徴は「モーニングページ」と「アーティストデート」というシンプルだが強力な実践法がある。前者は毎朝ノート3ページを手書きで書き出すことで、心の中の雑念を排除し創造力を解放する。後者は週1回、自分の内なる芸術家を楽しませる時間を持つという習慣だ。米国心理学会の研究(APA, 2021)によれば、日記を書く習慣はストレス低減や創造的思考の向上に寄与するとされ、この手法は科学的にも裏付けがある。したがって本書は単なる自己啓発本ではなく、日常に創造性を取り戻すための具体的な「12週間プログラム」であると言えるだろう。
ずっとやりたかった夢を叶えたい
ずっとやりたかったことをやりたい。
長い事、思い詰めていた事を表現したい。
⋯そうした思いは誰しもが一度は思うものである。
わしもずっとやりたかったことがあったのじゃ
例えばどんなことだよ?
最近では運をよくするためにフィジーに行きたかったし、今年はなんとパラオにも行ったぞ!
そしてありがたいことに少しずつ貯金も増えてきたことだし、他にもこのブログでもっと吉方旅行に行ってみたいのじゃ。
しかし、みんながそうは思っていても実際には実行することが出来ない、夢物語に終わる……というのはよくある話である。
しかし、本書はそうした一歩踏み出す勇気を持てない人に福音をもたらす本として映ることだろう。
そんな「ずっとやりたかったことをやりなさい」の魅力を紹介していくのじゃ!
感想
では、まず本書のあらすじを要約してみよう!
あらすじ
本書『ずっとやりたかったことをやりなさい』は、著者ジュリア・キャメロンが提唱する「アーティスト・ウェイ」と呼ばれる12週間の創造性回復プログラムを解説したものである。中心となるのは二つの実践法。第一は「モーニングページ」。これは毎朝、頭に浮かんだことをノートに3ページ書き出す習慣で、思考を整理し潜在意識の声を引き出す効果があるという。第二は「アーティストデート」。こちらは週に一度、自分の好奇心や感性を刺激する活動をひとりで楽しむというものだ。この二つを組み合わせることで、読者は内なる批評家を沈め、自由な創造力を取り戻すことができる。さらに各週ごとに課題が設けられ、自己否定を克服し、自己表現を促す仕組みが整っている。本書は芸術家だけでなく、仕事や生活に新しい視点を求める人々に向けられた普遍的なガイドである。
まず本書の最後に書かれた部分を引用すると、この本は本当は創造的な仕事をしたい、何かを造りたいというクリエーターになりたい人のための、あるいは以前はクリエイティブな仕事についていたが、何らかの事情でそれを諦めてしまった人たちへの救済や癒やしを与えることを目的に書かれた本である。
本書の前提になっているのは、人は誰でも、自分の中にアーティストの子どもを住まわせているという考え方である。つまり人はみな創造性の種を宿しているということ。ところが、多くの人がそのことに気づいていない。周囲からのさまざまな条件づけで、自分の中のアーティスト・チャイルドを育てるどころか、抑圧し、妨害してしまうからだ。自分で妨害するのをやめれば、アーティスト・チャイルドは自然に育っていく。その成長に手を貸すためのプログラムを提供してくれるのが本書『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』なのだ。
読んでいると、思わず涙が込み上げてくるというか……非常に心強く励まされることがたくさん書いてある。
実際にアマゾンなどのレビュー欄を読むと、本書を手に取ったことで「もう一度自分がやりたかったことに挑戦してみたいと思います」「諦めていた夢に挑戦してみたいと思います」などのポジティブなコメントに溢れ、多くの読者に受け入れられ励まされたという声が多数寄せられている今も色褪せぬロングセラーとなっているようじゃ!
これを読んで実際に癒やされた人が大勢いるんだな。
オレも実際に読んでみて……いい本だよな。しみじみとそう感じるところが多くあったぜ。
アーティストになるにはシンクロニシティが必要
最初読んでいて気になった部分は、多くのアーティストは以外にもその地位や名声を実力で全て手に入れたわけではない、という非常に興味深い指摘をしている点だ。
アーティストにどうやってアーティストになったか聞いてみるとよい。彼らはテクニックではなく、一連の幸運について語るだろう。 それらの幸運を、「無数の目に見えない助けの手」とジョーゼフ・キャンベルは呼ぶ。私はシンクロニシティと呼んでいる。 私が言いたいのは、あなたが頼れるのはテクニックではなく、そんな幸運だということなのだ。
(中略)
もう一度言おう。人はみな「失敗するのが怖い」と言うが、本当に恐れているのは、「成功するかもしれない」ということである。
少しスピリチュアリティを帯びた話かもしれないが、まだよちよち歩きの新米アーティストはいざ作品を作ろうと行動を起こし始めたところから、実は「神の見えざる手」ならぬ様々な支援の手が差し伸べられるのは、よくあることだという。
なので新米アーティストは常に孤立無援の孤独な存在というわけでなく「望めばいつでも」その助けを得ることは可能であると、実際に起った色々具体的な実例を本書の中で挙げてくれる。
『「失敗するかもしれない」ではなく「成功するかもしれない」ということを小さなアーティストたちはみな恐れている』という指摘は、逆説的だがとても鋭い指摘であるをわしは感じたのじゃ。
わしも失敗することよりも「成功して手に入れた地位や名声・名誉」などでいつか堕落して人生が崩壊してしまうんじゃないだろうか?という恐れをよく抱いたからなのじゃ。
成功したアーティストが金や酒や女でダメになるなんてのはよく聞く話だもんな。
・・・・・その点、お前は大丈夫だろうなw
・・・くっ、わしは一生、金と女には縁がないと言いたいのか!
批評を恐れない
ここで一つはっきりさせておきたい。 かならずしもすべての批評が、羞恥を生み出すとはかぎらないということである。 実際、どんなに厳しい批評でも、正確に要点をついているなら作者は納得することもある。とくに、それが新しい作品作りのヒントになる場合はなおさらだ。害になる批評とは、けなしたり、非難したり、ばかにしたりするだけに終始するものだ。それは誤って作品をとらえている場合が多く、漠然としているため、反論しづらい。
(中略)
私たちはアーティストとして、誰からの批評がどんなときに適切なのかを学ばなければならないのだ。 批評の出どころだけではなく、タイミングも非常に重要である。最初の草案は、きわめてやさしく洞察力のある人以外には、見せないほうがいい。芽を出そうとしている作品を世に送り出すには、ときには他のアーティストたちの手を借りる必要もある。 ただし、作品の芽を大きく育てようとせず、単に厳しい目を向けるだけの批評や未熟な批評は、作品をだめにしてしまいかねない。
そして他にも大切なポイント。批評を必要以上に恐れない。これはすごく大事な部分だろう。
特に大切に作った作品は洞察力があり信頼感のある友人などに見せて、まだ日の目を見ないうちはコツコツと心を折られない程度に作品造りに邁進するべきだと、本書は具体的に的確なアドバイスを新米アーティストたちに送っている。
これは確かにある。
・・・でも新米アーティストが大衆に叩かれるのはよくあること。仕方ねえよ。
ところが本書はそうは言わない。
鋭い批評もあるにはあるが、そうしたものであっても、それに触れるタイミングが重要だと語っているのじゃ。
そして自分が作った作品は極めて洞察力のある人にしか最初は見せなくてよいとも言っているぞ!
成長は、二歩進んで一歩戻るという変わった前進運動である。そのことを心に銘記し、自分自身にやさしくしてもらいたい。 創造性の回復は癒しのプロセスである。 火曜日にできたことが、水曜日にはできなくなっていることもありうる。それは正常だ。成長はスムーズに進行するとはかぎらず、ときには停滞する時期もあるのだ。落胆してはいけない。休息時間だと思えばいい。
(中略)
思いがけないところからの支援や励ましに注意していよう。無料のチケット、無料の旅行、夕食をごちそうしたいという申し出、中古ではあるがあなたにとっては新しいソファなど、変わったところからの贈り物を受け取ることをためらってはいけない。そのような助けに、素直にイエスと言える訓練をしよう。
そして、成長というのはその日10できたとして翌日は12出来たとしたら、その翌日は14出来たという簡単な足し算でできるものではない。月曜日に10だったとしても水曜日には2しか進まなかったということはよくあることなのだw
わしもこの本を呼んで、モーニングページを書き始めたらシンクロニシティと呼ぶしかないような出来事に多く遭遇したぞ。
どこからともなく必要なものを手に入れたり、お気に入りの色をした手帳を手に入れたり、いつか使うかもしれないと思ってそれを今でも大事に使っているのじゃ。
「もしかしたら自分もできるかもしれない。」
「もしかしたらこの作品がなにかの表紙に日の目を見るかもしれない……」
そう考えて作品を造り続けるのは確かに重要だよな。
モーニングページの副作用
創造性の回復をうまく進めるには、本当は大丈夫ではないときに、「大丈夫」という言葉を安易に言わないようにする必要がある。 モーニング・ページは私たちに他の答え方を求める。
(中略)
運動選手が思うように走れないといらだつように、モーニング・ページを書き慣れた人たちは、思うようにペンが走らないとイライラする。私たちは絶えず、原因と結果を逆転させたくなる。「書かなかったから気分が悪い」とは考えず、「気分が悪いから書けなかった」と考えるのだ。
(中略)
しかし、意識を高めることに興味がなくても、モーニング・ページを通して自分が本当に求めているものが見えてくると、それを得るために必要な変化を、最後には、喜んで引き受けるようになる。 そのとき、サンスクリット語で霊性の危機あるいは霊的な服従を意味する「クリヤ」を避けては通れない。 私たちは誰でもクリヤがどのようなものか知っている。恋人との破局を迎えた直後にかかる悪質な風邪。無理な締め切りのために自分の体を酷使したことを告げるいやな鼻風邪や気管支炎。トラブルを抱える兄弟を世話したあとに起こる、原因不明のぜんそくの発作。それらはすべてクリヤだ。
モーニングページを書いている弊害をここで挙げるとすると、それはなんとも言えない「怒り」が込み上げてくることがあるという点であるw
そしてよくわからない風邪や原因不明の体調不良に見舞われやすくなり、これを「クリヤ」と呼ぶのだそうだ。
わしはなんか最近、左側ばっかり怪我をするようになったのじゃ。
春には左の肩が痛くなったり、夏には手首を痛めたり、最近は少し振り向いた際に左腰を痛めたのじゃ。
……これは一体何を意味するんじゃろう?
ChatGPTによると、『左側の不調が続く=「内面・感情・魂からのサイン」で、主に自分の本音・魂の声を無視し続けていると起こる』と書かれているぞ。
うっ……マジか。
もしかしてわしは今、望まぬ人生を歩み続けているのかもしれないな。
……もう少し考えてみよう。
本を読まない
人生や創造への道で行き詰まったら、飛躍したいとあせるよりも、一週間、活字を読まないでいることのほうが効果的だ。 活字を読まないでいる? そのとおり、まったく読まないのだ。ほとんどのアーティストにとって、言葉はちょっとした精神安定剤になっている。私たちは日々、メディアの言葉にさらされ、それらをのみ込み、あげくに脂っこいものばかり食べたように、 辟易 している。
(中略)
外からくる情報をシャットアウトすると、私たちはふたたび感覚の世界に連れ戻される。視界を遮る新聞がなければ、通勤電車は動くギャラリーになるし、没頭する小説や、感覚を麻痺させるテレビがなければ、夜は様相が一転して広大なサバンナと化す。 このように、外からの刺激を断つことが、心の内側にある創造の井戸を満たすことにつながる。
(中略)
私たちはテレビやラジオを通して、いろいろなゴシップや休みのないおしゃべりにつきあわされている。そのため、ほとんど心が静まることがなく、自分自身の内なる声や、ひらめきの声を聞き取ることができない。だが、しばらく活字を読まないでいると、心の静寂を取り戻すきっかけになる。もちろん、テレビやラジオなど、他の汚染源からの情報もできるだけ遠ざけておく必要がある。
本書を読んで一番驚いた…というか実践して辛かったのが、この「本を読まない」というメソッドを提示している。
これは雑誌や本・新聞などの活字から目を遠ざけ、内なる声を聞いてそれをノートに書き出すために必要なメソッドらしいのだが、本好き・ネット好きの人間には思いの外ツライw
今の情報化社会の世の中ではどうしてもどこかしらから文字を通して情報を集めてしまう。
もちろんツイッターやBlueskyなども禁止なのだが、一週間デジタルデトックスをして自身の心の内を見直すというのはクリエイターとしてなかなかの苦行であることは間違いない。
現にわしもこの一週間だけは気が気でない思いで週末まで過ごした記憶がある。
だが、これも成長というかクリエイターとしての飛躍には欠かせない通過儀礼として甘んじて受け入れなければならないのだ!
アートとは、心の中の創造の源にチューニングを合わせ、そこで聞いたものを「降ろす」行為である。
(中略)
創造することは決して自然にそむく行為でも、わがままな行為でもない。 宇宙は創造を歓迎し、手を貸そうと待っている。そう信じて創作に打ち込めば、きっとさまざまな助けが得られるのだ。
それもこれも自身の心の声を作品に活かすためには必要な通過儀礼だったのじゃ。
……マジで辛かったけど。
まぁ情報化社会の現代ではこれはなかなか難しいよな。
おつかれさんw
何かを失ってしまった時
私が現在、メジャーの長編映画を任せられるまでになったのは、「なぜ私がこんな目にあわなきゃならないの?」ではなく、「次にどうしよう?」と自問しつづけてきたからにほかならない。
(中略)
喪失に見舞われたとき、「次に何が必要か?」と自問すれば、かならず前進できた。失ったものに執着すると、決まって行き詰まった。
(中略)
なんらかの喪失に見舞われたら、内なるアーティストを支えてやるために即座に行動を起こそう。
創作物に没頭している時、ときにしてクリエイターは、おいおいにして色んなものを失う目にあったりする。
仕事に没頭しすぎて、慢性前立腺炎になり今でもひどい後遺症に時々苦しんでいる。
そんな往々にしてある出来事を本書では喪失にとらわれることなく前向きに次にやることで乗り切るべきであるとすすめている。
わしも新しいことに挑戦して健康の喪失をカバーしようと努力してみたのじゃ。
まぁ最近、一生懸命、運動はしているよな。
何もかもがイヤになる時
創造性を回復しつつある人は、失われた年月のことを思い出し、突然、猛烈な怒りにかられたり、深い悲しみにおそわれたりすることがよくある。 クリヤと呼ばれるこの現象が起こると、私たちは絶望にかられ、何もかも投げ捨ててしまいたくなる。そんな気分にとらわれたら、代わりに、今いるところで小さな変化を引き起こす努力をしてみよう。注意深く一つひとつ手順を踏み、それが自然に新しい大きな流れに成長するまで続けるのだ。
長い事創作をしていると、時々自分の作品がひどく出来損ないの取るに足らないモノに思えてくる……ということはよくある。吾輩も長いことこのブログで漫画を書いたり、旅行記の記事を書いたり、ガジェットの記事を色々書いてきたりもした。思えばかなりの間長いことやってきたのだが、やはりその間、何度も絶望に駆られた時期がある。
それなのに今まで諦めずにやってこれたのはやはり「ひょっとしたら、もしかして?」の精神で「いつか日の目をみることを夢見て」藁にも縋るような希望を見出して、毎回断崖絶壁の崖っぷち状態から何度も立ち上がってきたのだ。
しかし、そんなどうしようもない絶望に駆られたとしても、本書はまず「小さな変化を引き起こす」というところから自分の創作に少しずつ新しい風を入れていくことが肝心だと説明してくれている。
あまりにもどうしようもないほどに自分の作品が一目を惹かないと、さすがに挫けそうになることがあるのじゃ。
確かに一生懸命やってるのにそれを他人に認められないことは悲しいよな。
しかし、そんなときでも「もしかしたら」という気持ちを持って作品作りに取り込むことが大切だと本書は語っているのじゃ。
創造性を広げることができる。「できっこない」と言う代わりに「もしかしたら」と口にすると、神秘や魔法の扉が開くのだ。
「もしかしたら?」……
創作者は確かにこうした少しの希望を胸に自らのクリエイティヴィティを発揮するんじゃな。
大切な考えなのじゃ。
良いところ
では以下に良い点を挙げていこう!
モーニングページの効果が科学的にも支持されている
モーニングページは「毎朝3ページ、思いつくままに書く」という習慣である。この手法は単なる日記とは異なり、自己検閲を排除して内面をそのまま吐き出す点に特徴がある。研究によれば、日常的なライティングはストレス軽減や問題解決力向上に寄与する(Pennebaker, J.W., 2018, Expressive Writing: Words That Heal)。つまりモーニングページは心理学的にも有効な手法であり、創作活動だけでなくメンタルヘルスにもプラスの効果をもたらす。
アーティストデートが創造性を刺激する
週に一度「ひとりで楽しいことをする」というアーティストデートは、多くの人にとって非日常の体験である。例えば、美術館を巡る、古本屋を歩く、新しい道を散歩するなど、外部からの刺激を受ける行為が含まれる。米スタンフォード大学の研究(2019)では、新奇な体験が創造的発想を促進することが示されており、この習慣がいかに有効であるかが裏付けられている。自己投資の一環としても価値が高く、人生の楽しみを取り戻す助けとなる。
汎用性が高く誰にでも実践できる
本書は「芸術家だけの本」ではない。実際にビジネスパーソンや専業主婦など、幅広い読者が実践して効果を報告している。例えばHarvard Business Review(2020)の記事では、創造的思考の習慣化がビジネスにおける問題解決力を高めるとされており、このプログラムは職業や背景を問わず役立つ。ノートと時間さえあれば始められるシンプルさも続けやすさにつながっている。つまり「誰でも」「今すぐに」実践可能である点が大きな魅力である。
実際にわしもこの本を読んでこの本に書かれている各章ごとのお題を3ヶ月ほど試してみたのじゃが、色々創作について前向きな気分になってきたのじゃ。
毎日朝起きて何やらノートに書いているかと思ったらそういうことだったのか。
これで少しずつなのじゃが、またこのブログの漫画を再開したいと思い始めたのじゃ。
気になった方はこちらからどうぞ
悪いところ
では以下に悪い点を挙げていこう。
習慣化に強い意志が必要
モーニングページを毎日3ページ書くことは想像以上に大変である。忙しい人にとっては時間を確保すること自体がハードルとなり、途中で挫折するケースも多い。実際、読者レビューでも「続けられなかった」という声が散見される。
実践方法が抽象的に感じられる部分もある
アーティストデートは「自分を楽しませる活動」とされているが、具体例は提示されつつも、自由度が高すぎて戸惑う読者もいる。特に初心者には「何をすればよいかわからない」と感じることもあり、手引きがもう少し具体的であれば効果を実感しやすかったかもしれない。
効果が目に見えにくい
本書のプログラムは内面的な変化を目的としているため、即効性のある成果は期待できない。クリエイティブな仕事や生活の質の向上は徐々に現れるが、短期間で劇的な効果を求める人には物足りなさを感じさせる可能性がある。
といったところかのう?
実際にわしも三ヶ月ほど書いていると、最初の一週間はかなり辛かったのじゃ。
自分の心の奥底にある汚い部分を直視しないといけないというのは、人によってはかなりキツイ作業になるかもしれないな。
でもこのモーニングページって他人に見せなくていいんだろ?
そうじゃ。
このモーニングページを書く時の一番の注意点は、人に絶対に見せないこと。
書いたものは絶対に書いた人以外には見せていけないというルールがあるのじゃ!
これは著者も再三書いていることじゃが、この点は非常に注意して厳格にルールを守らなくてはいけない。
なので、これをしっかりと守ればいつか失われていた自分の心の声が聞こえてくるかもしれないなw
まとめ
こんな人におすすめ!
- 創造性を取り戻したいアーティストやクリエイター
- 自己否定を克服し、自信を持ちたい人
- 仕事や生活に新しい発想を取り入れたいビジネスパーソン
『ずっとやりたかったことをやりなさい』は創造性を回復し人生をより豊かにするための実践的なガイドである。
モーニングページとアーティストデートというシンプルだが効果的な習慣を通じて、読者は自分の内面と向き合い、新しい視点を得ることができる。科学的な裏付けもあり、芸術家だけでなく誰にとっても役立つ内容となっている。一方で習慣化の難しさや効果の見えにくさといった課題はあるが、それを乗り越えることで確実に自己表現と創造力を高められるだろう。本書は「やりたかったこと」を再発見し、行動へと移すための力強い道標である!
創造の泉は誰の中にも眠っておる。掘り起こすのは今なのじゃ。



