こんちわ、おいさんだよ。
キミはキャンプは好きかい?
ふわあ・・・
よく眠れたなあ!
ううむ、昨夜はだいぶ寒かったけど、なんとか越冬できたなあ。
冬眠した熊みたく言うな!
で、今回はどうすんだ?
今回はここから少し北上して別のキャンプ上に向かうぞ。
でもその前に少し寄り道をするのじゃ。
また寄り道かよ!
だって次のキャンプ地がすぐ近くだから、早く着いても面白くないじゃろ?
なのでまず白糸の滝を見に行くのじゃ!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
奇石博物館で見た奇跡!という話(*´ω`*)
-
【ドラねこキャンプ2】予想外に奇石出現?!奇石博物館と初めてのテント泊!
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初めてのキャンプから一夜明けての白糸の滝
ドラねこキャンプ・2日目。
寒い夜だった。
真夜中何回かトイレに起きるもしっかりと防寒着を着込んで家から持ってきていた使い古しのこたつ布団と毛布を寝袋にかけて寝たことが功を奏し、なんとか凍死することなく−2℃まで下がった夜を超えることができた。
朝起きてふと頭上を見上げると少し雲がかった富士山が遠くに顔を見せている。
しばらくテントの中でもぞもぞしていたらどんどん気温が上がってきたので、外に出ていい加減朝食の支度を始める。
昨晩と同じようにめんどくさいからガストーチで火を付けて、無洗米を炊く。
ちなみに使っているクッカーはこの日の為に半年間ヨドバシドットコムで入荷待ちをしたスノーピークの「アルミパーソナルクッカー」を使用。
ちなみに米はうまく炊けたのじゃ!
クッカーはたった二回しか使ってないのにもうすでに真っ黒になっているけどな。
キャンプに行くと告げるとオカンに持たされた焦げ付きやすい卵焼き用のフライパンで、朝食に朝霧ポークを使ったソーセージを焼いて目玉焼きと合わせる。
外で目玉焼きを焼くのは初めてじゃ。
なんか不思議な感覚がするのう。
青空の下で目玉焼きを焼くなんてあんまりしないからな。
これにMSRの「調味料入れ」から味をつけて、炊きたての御飯と一緒に食う。
このMSRの調味料入れは上下2つの口がついていて、それぞれに塩とコショウなど2つの調味料を入れられて便利なのじゃ!
へえ、こんな小さな調味料入れがあんのか。
タバコ吸う時のライターよりも小さいじゃん!
これなら道具がかさばらなくていいな。
それにハイランダーのキッチンツールセットがあるから目玉焼きをすくうのにも便利なのじゃ。
これ以外にもお玉や包丁・パン切りナイフも付いてるしのう。
こんな小さなポーチに色々入ってるんだ。
便利だな。
さて、朝食を食べ終えたところでもうやることはない。
あとはテントを撤収して次の目的地に急ぐだけである。
日が高くなってきたおかげか遠くに見える富士山が少しハッキリしてきた。
ここは広くて静かなとても良いキャンプ場だった。
機会があればまた来よう!
白糸の滝
さて、PICA表富士から20分ほど車を飛ばして富士山名物「白糸の滝」にやってきた。
白糸の滝・音止の滝
昭和11年、国の名勝及び天然記念物に指定され、昭和25年10月には「観光百選・滝の部」で1位、平成2年には「日本の滝百選」にも指定されている。
古くからその見事な眺めが人々に愛され、戦国時代末から江戸時代初期、富士講の開祖とされる長谷川角行が行った地とされ、富士講を中心とした人々の巡礼・修行の場となったことでも知られている。
富士山が世界遺産として登録された平成25年に白糸の滝も世界遺産構成資産の1つとして登録された。
駐車場500円を払い、車を泊めて観光案内所近くのスロープから富士山を眺める。
おお、すごい!
今日はよく晴れているから富士山もしっかり見えてラッキーじゃ。
やっぱ近くで見ると富士山ってでけえな。
でも今回はこの富士山に用があるんじゃなくて、富士山から湧き出てくる水の集積地に用があるのじゃ。
この駐車場の周りにはお土産物屋がたくさん軒を連ねていて、コロナ禍で人は少ないものの、意外とオシャレなカフェみたいなものもあり、パワーストーンを売ってる店などもあり、歩いて見ているだけでそれなりに楽しいw
そして昨日始めてキャンプの夜を迎えてわかったことなのだが、持ってきたLEDランタンでは周りが暗いということがかなり辛かったw
なのでもう少し明るいランタンをほしいなと思っていたら、なんとこの白糸の滝のお土産屋さんの中に小さなアウトドアショップのようなものも併設されているじゃないか!!
しかもおあつらえ向きにわしが好きな赤色のランタンも売っているぞ!
というわけでランタンとパラフィンオイル1Lを買って、いざ「白糸の滝」を見にいくことにした吾輩なのであった。
音止の滝
これがその「白糸の滝」じゃ!
「音止の滝」とも書いてあるぞ?
「音止の滝」はここから見えるもう一つの滝じゃ。
音が止まってんのか?
・・・まさかなw
いや、かつてこの滝は一瞬だけ音が止まったという伝説があるのじゃ。
マジかよ。
音止の滝
白糸の滝と台地を隔てた東側に位置する。
主瀑は高さ25mの絶壁から流れ落ちる芝川の本流であり、轟音を轟かせている。
その昔、曽我兄弟が父の仇の工藤祐経を討つ相談をしていた際、滝の音で声がさえぎられた為、しばし神に念じたところ一瞬滝の音が止んだという伝説からこの名が残されている。
ソガキョーダイってだれでしゅか?
これじゃ。
昔ここで仇討ちを企てた兄弟がいたのじゃ。
「曽我兄弟の仇討」は「赤穂浪士の仇討」と「伊賀越の仇討」に並ぶ日本三大仇討の一つなのじゃ。
その舞台がここなのか。
ふーん・・・
そんな仇討の舞台の一つになった場所とは思えないほど、滝壺にはキレイな富士の湧水が青々と水量をたたえている。
白糸の滝
ここから少し歩いていくと簡素なお土産屋を超えて「白糸の滝」の看板が目の前に飛びだしてきた。
そしてこれが白糸の滝じゃ。
おお!すげー!!
切り立った崖の壁面から脈々と白い滝筋が現れては滝壺に消えていくのが、ここからでも見てとれる。
階段を降り立つと、まだ滝は遠いのにかなり涼しい空気が満ちているのがよくわかる。
それにしても長〜い崖のあちこちから水が出ているというのは見ていてなかなか壮観なものだw
白糸の滝
高さ20m、幅150mの湾曲した絶壁の全面にかかる白糸の滝は、本滝の一部を除いてそのほとんどが富士山の湧水。
マイナスイオン満載なパワースポットとして、岩壁から白い絹糸のように流れるさまは、白糸の名にふさわしく、女性的な美しさと優しい景観をみせながら周囲にキリリと冷えた風を運んでくれる。
年間を通じて水温12℃、毎秒1.5トンの湧水が流れ込んでいる。
さっそく降りて行ってみるのじゃ!
崖の間からブワッブワッブワ〜と水が出ている。
パノラマで撮ってみるとこの壁面の珍しさがよくわかる。
石段の間を降りていき、さらに川面に近づいていく。
誰も近づいている人はいないけど、柵もないし行ってみていいよねw
崖下の川もキレイじゃ。
水底がしっかり見えるな。
足を滑らせないように川に近づいて水面に手を近づける。
思わずその冷たさに手を引っ込めそうになるほどの冷たさに、やはりこれが富士山の雪解け水であることがよくわかる。
こうして視線を低くして見上げる白糸の滝群も雄大で素晴らしい。
それではもっと滝壺を覗き込んでみよう。
滝壺に近づくと自然と音も大きくなってその迫力がすごくなってくる。
いやあ、すごいなあ!
この川面のキレイさ。富士山浅間大社の湧玉池みたいな透明度じゃ。
これが何千年も前からずっと同じように水をたたえていると思うと、すごいなあと感じずにはいられない。
岩間から溢れてくる無数の湧水は間違いなく静岡で一番の大瀑布であろう。
綺麗すぎて不思議な感覚になるほどのパワーがあふれる場所であることがここにいればすぐにわかるだろう。
どこまでも澄み渡る富士の湧水はこの地に無限の恵みを与えているのだろう。
清々しくも神々しいこの場所はまさに富士のパワースポットであるw
こうして顔を水面に近づけてみるとここの水質の綺麗さがよくわかるなあ。
刻々と移り変わる水面を見つめているだけで全く飽きないw
滝の上部にはまだまだ豊富な水量がどんどん押し寄せてくる。
いいな〜ここは。
いつまでもここに居てしまいたくなってしまう。
こうして滝川から小川を眺めて見てみると、白糸の滝の糸筋がズラァ〜と見渡せる。
ウ~ン、ここまで堪能したんだからそろそろ先に進もう。
それにしてもこんなすごい場所なのに誰も来ないというのはやはりコロナだからだろうか?
ここから川の流れを見ていてもなかなか飽きない。
さて、この先にもまだ見る場所があるみたいだから、そっちに行ってみよう。
え?
まだなんかあんのか?
階段を登った先から下を眺めるのも新緑の緑が柔らかくてとてもまぶしいw
ここからも富士山はもっこりと見えていて、日本一の山の雄大さを実感せずにはいられない。
お鬢水
しばらく滝壺の周りを歩いていると、今度はまた何か新しいものが現れた。
なんじゃろこれ?
まだなんかあるみたいじゃな。行ってみよ。
お鬢水
お鬢水は「鬢撫水(びんなでみず)とも呼ばれ、白糸の滝の崖の上にある。
お鬢水は湧き水が池になったものであり、その水は白糸の滝の一部として流れ落ちている
岩がゴロゴロとしている坂を下っていくと足元には小川が流れていた。
なんか小川が流れているな。
ここは鎌倉時代、将軍源頼朝が「富士の巻狩り」を行った際に、この湧水で鬢のほつれを直したことからここを「お鬢水」と呼ばれるようになったそうじゃ。
「ビン」ってなんでしゅか?
ちょんまげの側面のことじゃ。
小川を越えたさらに向こうには水たまりがあって少し青い色がついていた。
すごい!すきとおっているでしゅ!
底が見通せるよぉ!
ここならお前たちでも溺れずに泳げるなw
確かにな。
ふと上を見あえげると何やら石でできた神棚みたいなものがあった。
近くには何やら由緒が書かれていた。
でも汚いから何書いてあるからよくわからないのじゃ。
まあ、なんか祀ってるんだろうな。
なんとなくありがたい感じがしたので拝みつつ、いよいよここから本日のキャンプ場に行くことにしよう。