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難解と名高いが読む価値あり!「百年の孤独」に学ぶ、むせ返るセックス

2016年5月11日

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難解と名高いが読む価値あり!「百年の孤独」に学ぶ、むせ返るセックス

2016年5月11日

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
ドラねこ
ドラねこ

ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!

キミは呪われた一族の話をしっているかい?

あの『百年の孤独』って、難しいんだろ?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

難解との評もあるが、その世界にハマると抜け出せない者、続出なのじゃ。

これ登場人物が似た名前だらけで混乱しそうなんだけどよお…

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

それも意図的に配された仕掛けじゃ。

血脈の輪廻が見えるのじゃ。

魔法とか大雨とか、不思議現象ばかりなのか?

まいける
まいける

\ ココがポイント!/

ドラねこ
ドラねこ

『百年の孤独』はガブリエル・ガルシア=マルケスによる魔術的リアリズムの頂点を極めた傑作なのじゃ!!

コロンビアの架空の村・マコンドに根を張るブエンディア一族の7代100年にわたる栄枯盛衰を通じて、人間、歴史、孤独、生と死、運命といった普遍的テーマが凝縮されている。さりげなく語られる「魔法」のような現象と、暗殺や独裁、雨期といった政治・自然の現実が重なる構造は、リアルと幻が交錯する独自の文学世界を構築 。特に、物語冒頭の壮絶な導入――「銃殺隊の前で氷を思い浮かべる」一文は本書が単なる読み物ではなく、人間存在への深い問いかけを帯びる作品であることを示す。一方、その重層的な展開、似た名の人物たちの混在、叙述の長さなどは初心者への壁ともなる。結末に至ったとき、すべてが一つの輪廻のように交差し、語られる運命を抱えた読後感は圧巻である。

挑戦の先にある文学体験を求めるすべての読者に、必読の一冊である。

百年の孤独

始めに謝っておきたい。

この「ドラねこ書店・おすすめの本」は、いつもわかりやすくて、読みやすい本を多くの人に紹介することモットーにしてきました。

 

しかし!

今回紹介する本は、今まで紹介してきた本の中でもかなり難解な、特に今まで紹介してきた小説の中では超難解な本であること間違いない本です。

 

多くの方がこの本を読んで挫折されたであろうと感じます。

でも難解だからといってほうり出してしまうのはもったいない。

いくら難しいといっても頑張って読みすすんでいけば、それなりに面白い本であること間違いないので一緒に読み解いていきましょう!

  

幻想的な展開満載の難読本!

なにがすごいってこの本を読んでいて思うのは「この話、いつまで続くの?(´;ω;`)」というくらい同じような展開が続く点である。

 

とにかく長い

そして描写が執拗。

 

日本人の作家ならまず書かないような緻密な文体で、いつまでもいつまでも南米あたりの孤独な男(女も)の暮らしが描かれている。

 

とにかく読んでいて腹が立つ

それは同名異人がたくさん出てくるからである。

なんでこんな同んなじ名前のやつがいっぱい出てくるんだ?

 

お父さんのホセ・アルカディオ・ブエンディアの息子が、ホセ・アルカディオ。そのまた息子が、アルカディオ。

それからまたホセ・アルカディオ・セグンドと……こんな風に読んでいると、読者の都合おかまいなしに産まれた子供が延々おんなじ名前をつけられていって、本の中にはアルカディオアウレリャノだらけ。

 

これはさながら悶絶・アルカディオ地獄である。

「え?今出てきてるこれは何番目のアルカディオ?(゜o゜;」

と、もうしまいには何がなんだかさっぱりわからないw

 

ちょっと読んでいて、なんだか世代が受け継がれていくサガフロ2を思い出したりしたw

せめていま出ているアルカディオが何代目のアルカディオなのか書いてほしいなぁ(;´∀`)と、思うのだがそれがこの物語に幻想性を与えているのだろう。

 

おまけに前に死んだ人間も、普通に幽霊としてその辺をうろうろしながら主人公たちと会話したりしていて、ますますややこしいw

 

そんな具合に、この本は普通の常識で書かれた小説とは違い、様々な小説的なルールを破って、幻想的な、まるで熱帯のジャングルの息苦しい湿気を帯びた朦朧としたストーリーが展開される「奇書」であるw

呪われた名と呪われた習性が連綿と続いていく不可解な物語は、さながらジャングルのような構造を持ちながら読者を惑わしていく。

話の筋も時系列通りに展開してはくれない。それがまたややこしい。

 

蜃気楼の村・マコンドを開拓した男の名を、代々、子々孫々と受け継がれていき、それとともにその男の呪われた習性豚のしっぽと共に子孫たちに受け継がれていく。

またこの街の中では色々おかしなことが頻繁に起こる

その中でもわしのお気に入りは、惚れさせた男全てが謎の死を遂げてしまう怪しい魅力をもった美少女レメディオスが、シーツに包まって、なんの説明もなしにふわふわと空に消えてしまうのは好きだ。

読んでいるこっちは、

ドラねこ
ドラねこ

おいおい!いきなり飛んでいっちゃったよ!

で、だからどうなるんだよ!

と、思うのだがそれだけ。他に何にも起こらない。

 

あんな唐突な展開、日本人ならまず思いつかないw

また美少女レメディオスの描写がいいんだ。

なぜかいつも服を着ないで家中を闊歩しているところとかw

 

あまりにも突拍子もないこと何の脈絡もなく起こり、登場人物たちも別に驚く素振りもせずに普通に過ごしていたりするので、読んでいるこっちも思わずその出来事をなぜか普通にスルーしてしまう。

 

また、この男たちに近づいてくる女たちも一様におかしな女だらけ

それはまるで類は友を呼ぶように、ブエンディア一家に寄ってくる女はみな呪われている

 

SEXがお盛んな南米の世界

そしてこんな呪われた村で頻繁に繰り広げるのがセックスだ。

この本の中ではブエンディア一家の男たちと女たちがとにかくそこら中でセックスしている。

 

お前らどんだけセックスしてるんだ!Σ(゚д゚lll)ガーン!

そんな街あんのか?!南米に!

 

……わしもちょっと行ってみたいなぁ(*´∀`*)

と思わず旅行かばんを用意してしまうほどに、この世界の男女はセックスしまくるw

羨ましいというかなんというか、この延々とつづくセックス描写が興奮を通り越してもう暑苦しい!

 

日本人のわしから見ると、お前らヤり過ぎだろう!

外に出てまじめに働けよ!(# ゚Д゚)

と、言いたくなるくらいの乱痴気騒ぎである。

これが南米のパワーなのだw

 

とにかくそういったお話が、呪われた名と呪われた習性とともに延々と続いていく。

うんざりするぐらい救いようのない男たちの物語である。

 

ここまで救いようがないと、逆におもしろい。

普段とはちょっと変わった本を読みたいと思っているアナタにはピッタリの本である。

 

これを機に、

朦朧とする灼熱の物語を体験してみませんか?(*´∀`*)

  

良いところ

あらすじ

本作はホセ・アルカディオ・ブエンディアと妻ウルスラがマコンドを建設する場面から始まる

最初は孤絶の村だったが、浮浪するジプシーたちや技術が持ち込まれることで少しずつ変化し、政治的混乱や独裁、資本主義の浸透、労働者の大虐殺へと波乱を増す。一族は同じ名前を繰り返し、性格や行動も世代を超えて響き合う。例えばアウレリャノ大佐は革命家になり、暴力と孤独を抗えない運命として抱える。美少女レメディオスの天翔も起こる一方、四年十一ヶ月雨が降り続いた大洪水も訪れる

やがてマコンドは衰退し、最後の一族が予言文を読み解いたとき、全ての運命から逃れられない宿命が明かされ、村も人も文字通り歴史から消え去る結末を迎える。

では以下に良いところを挙げていこう!

魔術的リアリズムが全編を貫く

現実の中に違和感なく奇跡的な描写が溶け込む手法はまさに芸術。

日常と非日常の境界を曖昧にすることで、人生や時間の本質を読者の感覚に問いかける。最初から最後まで違和感なく物語に集中できる構築力は圧倒的であり、まるで魔法のような読書体験を与える。

ブエンディア家という鏡に映る人類史

一族の繰り返される運命、戦争と平和、愛と孤独、繁栄と崩壊は、ラテンアメリカだけでなく、人類全体の歴史を象徴する。同じ名前・性格を持つ子孫が宿命に囚われる構図は、“避けられない歴史”への問いとして深い共鳴を呼ぶ。

序文と結末の構造が読む者を虜にする

冒頭のインパクトある一文と最後の預言文の読み解き、両端を繋ぐ構成は極めて巧妙。物語の始まりと終焉が揃っている構成ゆえ、読む前と後の自分が明らかに変わる読後感は唯一無二である。

気になった方はこちらからどうぞ

悪いところ

では以下に悪いところ挙げていこう。

登場人物が多く名前が似すぎて混乱しやすい

同名キャラのループが続く構造は意図的だが、読んでいる間は「誰が誰だっけ?」と何度も探し直すことになる。初読者には家系図を用意するなど準備が必要だ。

長く複雑な語りが集中力を阻む

一部の読者にとっては非線形かつエピソード満載の語りが“長い道”になり得る。中盤では章飛ばしや中断をしてしまう人も多い。

魔術的要素が好みを分ける

魔法のような描写がスムーズに入ってくる設計だが、現実志向の読者には「意図の分からない超常」が受け入れづらいこともある。

まぁマジックリアリズムなんて、そんなもんだろうな。

まいける
まいける

まとめ

こんな人におすすめ!

  • 文学の“大河”を経験したい読書家
  • 魔術的リアリズム、奇跡と悲哀の交差に引かれる人
  • 「物語を通じて歴史や人間の本質を考えたい」人

『百年の孤独』はマルケスが創造したマコンド村を舞台にブエンディア一族の100年にわたる栄枯盛衰を描いた壮大な物語である。

魔術的リアリズムという文体を駆使し現実と幻想を交錯させながら、人間の孤独、歴史の循環、運命の不可避性といった深淵なテーマを提示する。登場人物の多さと設定の複雑さには苦慮するかもしれないが、それゆえに「読む=体験する」重厚さがある。冒頭と結末の構造が読者を奇妙な余韻に包み、読む前と後では世界の見え方が変わるだろう。

“読む高み”を求める者には無上の芸術体験となり得る一冊である!

ドラねこ
ドラねこ

孤独とは百年ものあいだ繰り返される人間という物語であるのじゃ。

ページを捲るたび世界がそっとひらくのじゃ。


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  • この記事を書いた人

ドラねこ(おいさん)

「運も人生も、自分で掴み取れ!」をモットーに、吉方旅行をきっかけに運気を上げる旅や、旅先で本当に使える便利アイテム・ガジェットを中心にレビューしています。 「旅と運を味方につけたい人」に役立つ、リアルでちょっとお得な情報を発信中。 お気に入り登録・SNSフォロー大歓迎!

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