ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは知床の大地は好きかい?
今回も知床五湖か。
前回はクマに怯えながらも五湖全てを回ったよな。
そうじゃ。
クマに怯えながらも吾輩たちは勇気を振り絞って知床五湖の全てを走破したのじゃ。
残すところは高架木道のみ!最後の知床大冒険がいま始まる!
そんなダイソレタはなしじゃないでしゅ。
おいしゃんたちはビクビクしながらポコちゃんのあとをついていってたでしゅ
うっ!
でもよ、こっから先は高いところに移動するからクマの心配はもうしなくていいよな。
そうじゃ。高架木道は高い木の上を歩くからのう。
さ、後はもと来た場所を目指し、この日のキャンプ地へ行くだけじゃ!
それでは最後まで知床の大冒険を御覧いただこう!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
知床五湖を歩いてみたよ!という話(*´ω`*)
-
【ドラキャン26】知らないと損をする?知床五湖の安全な歩き方
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知床五湖 高架木道
さて、これまで知床五湖の大ループと呼ばれる有料区間を歩いてきた。
大ループ側から歩いてきた時は扉にノブがあったのに、高架木道側から扉を見ると・・・
トビラにノブがないでしゅ・・・
高架木道側から人が入らないような配慮がなされているんだな。
金を払わずに知床五湖を見るな!ということじゃ。
我々は大ループを抜けてきたので、ここから小ループというものが始まるのじゃ
これから先は小ループと言われる無料ゾーンが広がり、その道はフィールドハウスの手前まで続くことになる。
さて、では高架木道を歩いて車が置いてあるフィールドハウスを目指していくぞ!
湖畔展望台
高架というだけあって、先程まで歩いてきた湖畔の道と違い高い位置に作られているので、このようにデカデカと「知床世界遺産」と書かれた看板が随所に置かれている。
ここから周りを見渡せってことか。
いわゆる休憩所兼フォトスポットってことじゃな。
この高い場所から知床五湖を眺めると・・・クマザサが生い茂っていることがよくわかる。
一応、場所の説明が木道の手すりに書いてあるけど・・・
まあ、真剣に読まねえわな。
そして、ここから駐車場までは小ループで全長1.6kmまであるというのだから驚きである。
いってんろくきろっ?!
…遠いな。
仕方ないので記念写真を取りつつ、ポコポコ歩いていくことにしよう。
ここから知床五湖の駐車場までまだ遠いけど、頑張って歩いていくか!
まだ歩くのかよ?
・・・ここまで頑張って歩いてきてるから結構しんどいぜ?
この時間帯になるとようやく雲間から青空が見えだしてきたw
それにしても、
・・・・・・遠いなぁ…
歩いても歩いても…まだ道が続くのじゃ。
しょげていても仕方ないから歩こうぜ。
周りはどこを見てもクマザサだらけ。
手つかずの自然が広がっているのがよくわかる。
さっき歩いてきた知床の自然が上から見渡せるな。
あそこがクマしゃんたちのスミカなんでしゅね。
オコツク展望台
オコツク展望台にやってきた。
あれが知床の連なる山々じゃな。
でも雲で何も見えないぜ?
一応、ここでも記念にパシャリ。
遠くにはどこまでも続くクマザサ。
手元には周囲に自然を解説した手すり。
そしてキレイな湖の切れ端があったのでそちらも撮ってみた。
一湖はここまで伸びてるんだな。
一応ここからでも知床五湖の一端は拝めることができるようじゃ。
でも知床五湖を全部見るならやはり金を払ってでも大ループを通るべきじゃな。
周囲の空は、ぶ厚かった雲がようやく流れていく。少しづつ、しかしはっきりと青空が見え始めた。
それにしても道が長いのう。
これホントにどこまでも続いているぜ?
・・・ゴールなんてあるのか?
木道の下はこんな感じ。
高いな。
これならクマも近寄れまい。
駐車場まで800mって書いてあるぜ?
ここまで結構歩いてきたけど、まだ半分あるのか・・・
午前中は大雨が降っていたのが嘘のように、空は少しずつ晴れ渡り始めていく。
遠くに見えるのが海。オホーツク海である。
雲間から空が見えるだけでここまで気分が違ってくるのか・・・だんだん清々しい気持ちになってきた。
延々と続く木道をひたすら歩いていく。
見渡す限りのクマザサがすごいなあ・・・
このモッコリとした大地が全てヒグマの生息地なんだというから如何に知床が自然を大事にしているかがよくわかる。
こんな広大な土地は、まず本州ではお目にかかれない。
ここまで来るのは大変だったけど、これを見るだけでもここに来た価値はあった。
来て正解だったなあ・・・
ほんと北海道の雄大な景色ってやつがタップリ拝めるぜ。
ある地点まで来ると目の前は海。そして振り返るとどこまでも続くクマザサの平原。
折り返し地点と思われる角を曲がって駐車場を目指すと、
木道はまだ延々とどこまでも続き、ゴールが見えない。
あぁ…ここまで来ると海もさっきよりはっきりと見えてきた。
それにしてもこの木道・・・いつまで続くんだ?!
・・・なんか、この木道を歩いているとドラゴンボールに出てくる龍の道を思い出すのじゃ。
ほんとそれっくらい道は延々と続く。
まじで歩くのがシンドくなってきたのじゃ。
わしゃ修行しにきた孫悟空じゃないのじゃ!
もう湖も見えねえし、辺りはクマザサばっかだからなあ・・・
連山展望台
そして最後の展望台。連山展望台にやってきた。
ここは先程遠くに見えていた知床連山が間近に見えるなかなかのフォトスポット。
手すりの表示には連山の説明が書かれていて、
少し風が出てきたせいか、さっきまで厚く積もっていた雲が流れて山の橋が見渡せるようになった。
さっきまで歩いてきた道はもうあんな遠くになっている。
せっかくなのでここでまたピース。
しかし知床の大地はまだ遠い。
いやあ〜
ほんとに北海道の大地は広いなあ!
マジで一体どこまで続いてるんだ?!この道はっ!
いい加減にしろよ!!
駐車場までの道のりは・・・まだ見果てぬ夢である。
この遠さ、マジで恐ろしい。
……これ、本当に一体どこまで続くんだ?
駐車場なんてホントにあるのかな?といよいよ青ざめてきたところで・・・
ようやくなんとか駐車場にたどり着いた。ここまで粘り強く歩いてきてよかった。
ぜーーー!ぜーーー!
・・・遠かったのじゃ!
ハァ…ハァ……ようやくか!
…やっと、着いた〜〜〜!
さて、じゃあ次はキャンプ場を目指していくとしよう!
Map
国設知床野営場
知床五湖から15分ほど車で走り、途中買い出しを済ませてこの日のキャンプ地「国設知床野営場」にたどり着いた。
利用料金 | フリーサイト 大人500円/小中学生300円 |
定 員 | 200名 |
住 所 | 〒099-4351 北海道斜里郡斜里町ウトロ香川 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
問い合わせ | TEL:0152-24-2722 |
今回のキャンプ場はここ
「国設知床野営場」じゃ!
「国設」ってことは・・・
国が運営してるキャンプ場ってことか?
そうじゃ!
なので値段は破格の一泊大人500円!
安っす!
マジで安いなぁ。
ヤスいでしゅ
まずはチェックイン。
なんか建物がキレイだな。
ここが国設知床野営場の管理棟。
内部はトイレもあるが夕方5時で閉まってしまうのが難点である。
こちらがゴミ捨て場。
分別して捨てれば別途料金を取られることなくゴミを捨てることができる。
ゴミがタダで捨てられるっていうのは良いことだな。
北海道のキャンプ場ってけっこうこういうとこ多いよな。
ありがたいでしゅ。
そしてキャンプ場のいたるところで自販機も置いてある。
ちなみに炊事場もあるが、シャワーなどのサービスはない。
キャンプ場は一般的に車両乗入れ禁止区域と可能な場所で別れている。
縄が張ってある場所の中は草が長い。
なので芝生の短い平坦の場所で今夜はテントを張ることにしよう。
は〜〜〜い!
わぁ〜〜〜い!
ここらへんは車両乗入れ可能区画。右手に見える建物が炊事場。
キャンピングカーに乗っている人たちが多く、タープを設営してキャンプしていた。
近くにうるさいバイカーなどがいないのでここらへんにしようかな?
奥の管理棟周辺は意外と凸凹している地面が多く、先に来ているキャンパーがすでにベストポジションを獲得しているから、テントを張るとしたらここらへんしかない。
というわけで車を停めてここにテントを張ることに。
朝早く来たときは土砂降りでテントの中のマットが湿っているから、せっかくなので乾かすことにしよう。
ホントよく晴れたよなあ。
午前中はここまで晴れるなんて思わなかったよ。
テントはこんなかんじ。
あのロープがはってあるところはなんでしゅか?
あそこは車両乗入れ禁止の場所じゃ。
なのでわしらは車両乗入れ可能なこの場所にテントを張ることにしたのじゃ。
目の前には北海道名物うっとおしいバイカー勢はいない。
なので心置きなくキャンプを楽しむことができる。
気づいたら土砂降りの朝起きて以来、飯を食っていなかった。
さっき死ぬほど歩いて腹が減ったので少し遅いけど、昼飯にしよう。
お湯を沸かしてカップ麺でも食うか!
わ〜〜〜い!
ポポポ!
・・・やっとメシか。
おそいでしゅ。
敷地散策
さて、腹も落ち着いたので少し場内を散策してみよう。
管理棟の裏側に何やら道が続いているのでそっち方面へ行くことにする。
あの建物の前にある長細いものはなんだろう?
と思って近づいてみるとトイレだった。
これがトイレじゃ!
これか!
トイレはいわゆる工事現場にある仮設タイプだが、見たところそこまで汚くはなかった。
管理棟内にあるトイレ以外はみんなこれじゃ。
まぁ、なんとか我慢はできるな。
そしてこちらがキャビン。
ちなみにキャビンは一泊4000円じゃ!
一棟4人まで利用可能じゃ。
そして更に奥には大きな木がたくさんある海風を感じる場所に出くわした。
で、この遊歩道を進んでいくと・・・
夕陽台って書いてあるぞ。
ここはどうやら夕日が見える名所らしいな。
近づくとこのようにオホーツク海に面した水平線を見渡すことができる。
夕日が見える映えスポットらしいのだが、少し来る時間が早すぎたみたいだ。
また後で来てみるのじゃ!
…仕方ねえ。
代わりに今日使う薪でも集めるか。
ウトロ温泉に行くも・・・
そんなこんなで少しのんびりしていたら時刻はいつの間にか5時を過ぎていた。
この国設知床野営場はシャワーがない。
代わりに歩いて3分の近くには「ウトロ温泉 夕陽台の湯」というのがあるみたいなので、そこへ行ってみることにしよう。
と、思って中に入ってみるも、なんとこの日は温泉のボイラーが壊れてしまったらしく温泉は急遽店じまいということで温泉に入ることはできなかった。
なんだよ!
マジかよ、今日は風呂なしか…
せっかく夕日が見える露天風呂ということを期待して来たのに…
故障じゃしょうがない、仕方なく諦めるのじゃ。
で、帰って来た時にはとっぷりと夕日が暮れていた。
おかげできれいな夕日は見ることができたけど・・・
オンセンに入りたかったでしゅ・・・
仕方ないのでもうさっさと飯を炊いて夕飯を食うことにしよう。
今晩のオカズは餃子じゃ!
……おい、それにしてはバウルーにくっついちゃってるじゃねえか!
何回やってもくっついちゃうのじゃ。
……難しいのう。でも味は変わらないから大丈夫じゃ!
Map
ここまでの旅費&走行距離
まあ、そんなこんなでこの日までの旅費と走行距離を計っていくことにしよう。
ここまでで直線距離にして1194kmなので吉方位ポイントは1194pt.である。
この日も1100km超えか・・・
北海道の先っちょにいるからのう。
まだまだ北海道は遠くまで進む予定じゃから、1100km超えは続くぞ!
11日目の旅費
- 知床五湖駐車場 500円
- 入場料 250円
- 食料代 1812円
- 知床野営場 500円
- 合計 3062円
- ここまでの累計 56237円
合算するとこんな感じじゃ!
11日目で56000円ならだいぶお金を抑えて過ごしているのう。
自然を満喫しようと一日過ごしたから今日一日は金を使わずに済んだんだな。
前日色々買いすぎたし、まぁいいっしょ。
というわけで知床五湖はクマに怯えながらもなんとか走破することができた。
北海道キャンプはまだまだ続く。次回はどこを観光していくのだろう?
乞うご期待!