

こんちわ、おいさんだよ。
キミは最高のスキャナーを知ってるかい?
この間は裁断機で同じようなこと言ってたな。
「カール事務器 裁断機」で本や雑誌を断捨離したんだろ?


わーい、わーい!
カッターよりたくさん紙が切れるよ!
ポポポ!


こりゃ!裁断機をおもちゃにしてはイカン!
前回は自炊のために裁断機を購入したが今回は裁断した本をスキャンする「スキャナー」を紹介するのじゃ!
またガラクタを買ったのか。


ふふふ……
この日のために40000円はたいて超優秀なこいつを買ったのじゃ!
この「富士通 ScanSnap iX500 」スキャナーがどれだけ優れものか語っていこう!
\ ココがポイント!/

ScanSnapは、現代の“紙処理”を根底から変えるスキャナーなのじゃ!!
最大40枚/分の高速スキャンに加え、両面同時スキャン、自動給紙、Wi-Fi接続、クラウド保存対応など、あらゆる機能を詰め込んだフラッグシップモデル。特に直感的なタッチパネル操作と、スキャンから保存までの自動化フローは圧巻である。仕事効率を重視するビジネスパーソンや、家庭の紙資料を一掃したいユーザーにとって、これほど理想的な機器は他にない。スキャンの概念が“面倒な作業”から“快感”へと変わる瞬間、それがiX500との出会いなのだ。
全てのペーパーレス志向者に捧げる、最終回答である。
※この記事はドラねこが実際に自腹で買った製品をレビューする記事です。
「良いところは良い、悪いところは悪い」とプロダクトをしっかりレビューする内容となっており、記事を読みつつ「お、これは良いな、買ってみようかしらん?」と思っていただいた方だけリンク先から「ポチって」いただけたら幸いです。「お前には一銭の金も渡したくないんだよ、この水色ネコメガネが!!」という方は、読まずにブラウザバックをすることを推奨します。
自炊には最高のスキャナー!
ずっと念願だったものを買えた。
この「富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)」は憧れの製品。
ずっと喉から手が出るほど欲しかった。

ではこのスキャナーのどこにそれほど惚れたのか?実際に開けて見てみよう!
開封の儀
付属品はこれだけ。
付属CDのドライバーはわしの5KiMacでは読み取れないので公式サイトからダウンロードしてアプリをインストールした。あとはケーブルを繋げばセットアップ完了。カンタンである。その他に変わったものといえば透明な「キャリアシート」が同封されているところだろう。
これは「ScanSnap iX500で読み込むには小さすぎる紙や、破れてしまって読み込むと紙詰まりしてしまいそうな資料などを挟むためのシート。
本体はこちら。
HPで見たときはもっとテカテカのブラックかと思ったけど、意外と実物はマットであった。
開けてみよう。緩衝材がゴテゴテついているのでテープを剥がしていく。
中を開いてみるとこんな感じ。
シンプルで無駄のないデザインでカッコイイ!
このスキャナーは無線LANに繋げて使うので、ワイヤレスでどこからでもスキャン可能。
もちろん有線ケーブルもついているのでご心配なくw

よーし、これでガンガン紙を読み込んでいくぞ!
良いところ
次に良いところを挙げていこう!
爆速スキャンと両面自動化が時間を生む
ScanSnap iX500の真価はその圧倒的なスキャンスピードにある。
1分間に最大40枚(両面なら80ページ)という速さは、紙束を数秒でデータ化してしまう力を持つ。またADFによる自動給紙と両面同時スキャンによって、手作業の手間は限りなくゼロに近づく。紙の山を前にしても「時間がかかる」という感覚がなくなり、精神的負担が激減する。
これはもはや、業務効率化というより“心の余裕”を買っているようなものだ。
直感的な操作性とクラウド連携の快適さ
4.3インチの大型タッチパネルは、スマホ感覚で操作できる親切設計。
スキャン先の選択、設定変更、保存先の割り当てまで、全てが指先で完結する。またDropboxやGoogle Drive、Evernoteとの連携も可能で、スキャン直後に自動でクラウド保存されるフローを構築すれば、紙からクラウドまでの移行が完全自動化される。これはもう、“スキャナー”ではなく“書類のゲートウェイ”と呼ぶべき存在だろう。
多機能なのに導入しやすい価格帯
高性能モデルながら、価格は実売で5万円台から入手可能である(※2025年時点)。
この性能でこの価格は、スキャナー界では異例の高コスパであり、他社製品と比較しても群を抜いている。業務用途はもちろん、個人の家庭書類整理や副業・フリーランス用途にも対応可能なバランスの良さを持つ。
実際に電源をつなぐとこのように青いランプが点滅して、あとはランプ部分がスイッチになっているのでこれを押せばスキャナー開始。

では次に実際にスキャナーを使って自炊をしてみよう!
実際に使ってみて
今回自炊するのはこちら!
ウ~ン、懐かしいw
このマンガは今回始めての自炊にふさわしい作品であるw
でもコミックスのノリ部分は分厚いのでカール裁断機ではバッサリ裁断することができない。
なので今回は別の方法でコミックを分解して、裁断してみることに。
まずは電子レンジで加熱
で、使うのが電子レンジである。
は?電子レンジ?


そうじゃ。自炊には電子レンジを使うのじゃ!
ナニかごはんをつくるんでしゅか?


ちがうわいっ!
え?電子レンジ?なんて思う人もいるかもしれないが、この方法でマンガ本を分解する方法は意外とよく知られている。自炊する者には常識な方法である。
まずはコミックを背表紙を剥がしてレンジで温める。
そんなことをして大丈夫?と思う方もいるかもしれないが、大丈夫。
本にもよるが500Wで1分30秒ほどなら本を傷めずにノリを柔らかくすることで本を分解できる。
今回は初回なのでまずは1分30秒ほどで様子を見ていく。
注意ポイント
この時、中古本の場合、カレーなど脂分を含む汚れがないかチェックしよう。
もしあるとそこから発火して本がダメになるので、そうしたものは温めないように注意。
そして本が意外と熱くなっているのでヤケドしないように気をつけよう。
おおう、回る回る。
回転するほどにだんだんと本が開いてくる。
電子レンジの中で回っている本を見ているなんて、変な感じだな。


でもこれをしないと背面のノリが剥がれないのじゃ。
チン!となったので取り出していく。

あっつ!めっちゃ熱っ!
アチッアチッ!
温めるとこのように背表紙のノリが溶けてあっさり背表紙を取り外せる。
熱いうちに一枚一枚さっさと取り外していこう。

うわあ、それにしても熱い!
これは真夏に素手でやってるとなかなか拷問じゃ!
こりゃ、たしかに熱いな!

すべて引っ剥がすとこのようにギザギザになっている。
このままスキャナーで読み込むと確実に途中で引っかかるので、この部分をバッサリ裁断してしまおう。
すべて引っ剥がすとこんな感じ。
しかし、ここでわしは気づいた。どうせ裁断機でバッサリやるのなら一枚一枚引っ剥がす必要はないのでは?
裁断機で挟み込める厚さにしてまとめて裁断すればよかった。

しまった(´;ω;`)
バカだな。

裁断機にかける
では裁断機していこう。
ただばっさりと落とす前に揃えるのが面倒なのが玉にキズ。

ウ~ン、やはりある程度の厚みにして切ればよかった。
断面はこんな感じで綺麗ににスッパリw
これならスキャナーで詰まることもあるまい。
こんな地道な作業を1時間半ほど繰り返し……ようやくスキャン準備が整った。
最後にスキャン
では最後にスキャンをしていこう。
レンジで温めたコミックは膨らんでいるのでひっかかりやすい。
なので一応スキャン前にバラバラと確認して、ひっかからないよう気をつけながらスキャンする。するとこのようにたくさんの紙を一度にスキャンすることができた。

素晴らしい!
ここでちょっとトラブル。
気をつけていたものの、レンジで温めた際に原稿を引っ剥がした時のノリがついていたらしく、途中で紙詰まりを起こしてしまった。
紙詰まりを起こすとこのようにエラー画面が現れるので、慌てずカバーを開け紙詰まりを解消して原稿を再セット。
これであとは問題なくスイスイスキャンすることができた。
あとはフォルダにJPEGで保存を選択。
保存されたJPEG画像をフォトショで開いてゴミ取りし、原稿の黄ばみを取るために白く飛ばせば自炊終了!
このように両面合わせて200枚ほどの原稿をスキャンすることができた。
気になった方はこちらからどうぞ
悪いところ
次に悪いところを挙げていこう。
サイズと重量にやや存在感あり
スキャナーとしては比較的大きく、設置スペースをある程度確保する必要がある。
3.4kgという重量も気軽に持ち運べるとは言いづらく、据え置き前提の製品と考えた方が良い。
Wi-Fi接続の初期設定に注意が必要
初回のWi-Fi接続設定は、環境によってやや手間取る可能性がある。
特に5GHz帯のルーターやセキュリティ設定によっては、接続トラブルが発生する例もある。マニュアルをよく読んで設定すべきである。
複雑な原稿では紙詰まりの可能性も
ホチキス跡のある紙や、サイズが不揃いな原稿をまとめてスキャンすると紙詰まりすることがある。基本的には整った書類向けの設計であり、過信は禁物だ。
ココがダメ
ただ欠点を一つ挙げるとすると、雑誌などのカラーの原稿はよく隅に縦線が出やすいので、気になる人は別のスキャナーを探してみるといい。
まとめ
こんな人におすすめ!
- 書類仕事が多く、業務効率化を求めるビジネスパーソン
- 自宅の紙資料を一掃したいミニマリストや主婦層
- 副業や個人事業でペーパーレス管理を徹底したい人
ScanSnapはスキャン作業を“面倒”から“快感”へと変えるプロダクトである。
圧倒的なスピードと精度、直感的な操作性、クラウド連携による自動化が、これまでの紙仕事を一新させる力を持っている。価格も性能に対して非常に妥当であり、導入ハードルは低い。デジタル時代にふさわしい“紙の処理装置”として、あらゆるユーザーに新しい体験を提供するだろう。
紙に悩まされているなら、間違いなく選ぶべき一台だ。

紙よ、さらばなのじゃ。
ScanSnap iX500があれば、山積みの書類も一瞬で消えるのじゃ。この一台が“終着点”なのじゃ!
※その後、後継機の「ScanSnap iX1500」が発売されたので、名刺などクラウドで便利に管理したい人はそちらをおすすめする。型落ちを狙うなら今が好機!