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【金沢・吉方旅行5】雨の日に煙る兼六園。苔生す丘と霞ヶ池の後悔

2021年10月13日

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【金沢・吉方旅行5】雨の日に煙る兼六園。苔生す丘と霞ヶ池の後悔

2021年10月13日

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ドラねこ
ドラねこ

ちわー!おいさんだよ。キミは金沢は好きかい?

今回は開運吉方旅行の【金沢編】第5弾じゃ!

今回はここから兼六園にいくのか?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

そうじゃ。

前回は金澤神社と成巽閣をまわったからのう。

ここからすぐ隣にある兼六園をこれからゆっくりと回ってみることにしよう。

「けんろくえん」ってなんでしゅか?

クロ
クロ
ドラねこ
ドラねこ

日本を代表する庭園のことじゃ。

偕楽園・兼六園・後楽園と俗に日本三名園と呼ばれたりもするぞ。

庭園ってのは庭のことさ。

いまから金沢を代表する大きな庭を見るのよ。

まいける
まいける
リク
リク

へー。

大きなおにわのことなんでしゅか。

クロ
クロ
ドラねこ
ドラねこ

うむ、わしも日本三名園は初めてなのじゃ。

一体どんなところなのかのう?さっそく行ってみることにしよう!

 

※この記事は2019年3月にドラねこが開運のために金沢に3泊4日で行った吉方旅行の検証記事です。

実際に開運するかどうかは「西谷流開運術!3泊4日の吉方旅行で開運しよう!」もお読みの上でご自身でご検証ください。

 

雨の日の兼六園

さて成巽閣の隣、兼六園の小立野口というところから中に入ることにしよう。

入場料は500円。それではさっそく兼六園を見学していこう!

引用 : 金沢日和 旅ガイドより

兼六園は江戸時代を代表する林泉回遊式大名庭園の特徴をそのままに残している。

もともと金沢城の外郭として城に属した庭であった。加賀藩5代藩主・前田綱紀が1676(延宝4)年、この地にあった作事所を城内に移し、蓮池御亭(れんじおちん)を建て、その周辺を作庭した。これが本園の始まりで、当時は蓮地亭などと呼ばれていた。

ここらへんから雨がちょっとずつ多くなってきた。

まいける
まいける

こりゃー、これからもっと雨が激しくなるぞ。

せっかく来たのに雨でずぶ濡れでしゅ・

クロ
クロ
リク
リク

わ〜ん!

ポポポ〜

ポコたん
ポコたん
ドラねこ
ドラねこ

むう・・・まあ、雨の日の兼六園も風情があると思うのじゃ。

こんな日は滅多にないから逆にラッキーじゃのう。

 

苔地

ここは苔地と呼ばれた苔がこんもりしている場所。

コケマニアからしたら垂涎の賜物だろうw

こんなふうにたくさんコケがあるのが日本庭園の特徴だよね。

コケがキレイでしゅ。

クロ
クロ
ドラねこ
ドラねこ

キレイじゃのう。

すごい松だな。

こういうところが、昔からここが庭園として栄えていたことがよく分かるだろう。

 

曲水

山崎山を右手に見ながら小川を追っていこう。

ドラねこ
ドラねこ

ここらへんは「曲水」と言われている部分だな。

きょくすいってなんでしゅか?

クロ
クロ
ドラねこ
ドラねこ

曲がりくねったちいさな川のことじゃ。

兼六園の水は10kmも離れた犀川の上流から引いた辰巳用水によって園内に張り巡らされているのじゃ。

流れは微妙な高低差をつけられて作られたことからも当時の高い土木技術があったということじゃな。

金澤神社のときもそう思ったけど、水がキレイ。

犀川の上流から引いたこともあって、水の中にはキレイな藻が繁殖している。

ここまでキレイなら道行く人の目を楽しませてくれる。

 

明治紀念之標・根下松(ねさがりのまつ)

ん?

なんかむこうに大きな石碑みたいなのが見えてきた。

明治紀念之標というものらしい。

なんのためにここに建っているのかよくわからないけど、すごい大きな銅像が建っている。

あのぞうは、だれなんでしゅか?

クロ
クロ
ドラねこ
ドラねこ

あれはヤマトタケルノミコトじゃ。

古事記なんかによく出てくるぞ。

あれだろ?ヤマタノオロチを倒したヤツだろ?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

それはスサノオノミコトじゃ。

根下松(ねさがりのまつ)とよばれる大きなクロマツ。

これはすごい。

まいける
まいける
リク
リク

どうやったらこんなになるんだろう?自然が作ったのかな?

なんだかクモみたいでしゅ。

クロ
クロ
ドラねこ
ドラねこ

根下松は高さ15mあるクロマツじゃ。

根の周りを厚く土で覆って木の成長に合わせて土を取り除き、根をあらわにして形つくられたのじゃ。

地上2mに大小40数本の根が盛り上がっている兼六園の名勝じゃ。

そのまわりにはこうしたまあるい垣根がちょこんと配置されたりして、なんともかわいらしいw

で、その下り松の下にもこうして涼し気な小川がこんこんと流れていて、しかもその透明度は金澤神社で見たときとおなじように澄んでいる。

このキレイな小川の上を傘を指して歩いていく。

ちょうどここを千歳橋というんだって。

川沿いに庭園中央に進んでいくのもいいし、松を見ながら好きなところを見て回ってもいい。

どちらにせよ、キレイに整えられた庭園は見どころ満載なので、好きなように散策していこう。

それにしても宏大な土地だ。

歩いている人もちらほら見かけるが、あいにくの雨のため、道ゆく人もどこかまばら。

庭内の梅も尾山神社に比べるとやはりどこか少なげ。

まだ庭園内は冬の景色を残しつつあって、寂しい気がするが、

たまにこうした梅の木も見かけることがあるので、気晴らしにはなる。

こういうちょっとした石の組み替えた石橋があったりするのも見ていて飽きないお庭である。

それでもところどころに春を思わせる花なんかが咲いていて、この雨の中を歩く自分を慰めてくれているように感じる。

それにしてもひれ〜な!

もうけっこう歩いてるけど、どこまでも庭だぜ〜

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

まだこれくらいで半分くらいじゃ。

ひえ〜。

まいける
まいける

栄螺山の前まで来ると道も大きくなって、見通しもひらけてくる。

でもなかなか雨の日の兼六園をそぞろ歩いているのも楽しい。

普段は湿り気を帯びていない道も、雨に濡れて随分見た目が変わって、これはこれでやはり情緒があるぞ。

 

栄螺山

栄螺山にやってきた。

眼下には長谷池という大きな池が見える。

すっごいおおきな池があるでしゅ。

クロ
クロ
ドラねこ
ドラねこ

ここは栄螺山といって、山頂への道が「さざえ」の殻のような渦巻状になっていることからその名がついたという。

山頂からは霞ヶ池や唐崎松。向こうの卯辰山まで見えるのじゃ。

そうなんでしゅか?

クロ
クロ

ここからの眺めは最高で、わし自身は一番ここが気に入った。

近くにある栄螺山の亭(ちん)も石塔と並んでなかなかおしゃれだ。

 

長谷池

と、その池の周りをぶらついていたら、たまたま撮影をしていた和服姿の女性とはち合った。

キレイな「わふくびじん」でしゅ。

クロ
クロ
ドラねこ
ドラねこ

水も滴るいい女じゃな。

女性とカメラマンが立ち去った後、岩の上に立ってあたりを写真に収める。

足元にはこんな日でも元気に泳ぎ回る鯉の姿が。

向こうは昼飯を食うつもりであった時雨亭が見える。

入ろうとしたのだが雨やどりする人で人がいっぱいいて入らせてもらえなかった。2時間待ちだってさ。

茶店で飯を食うためだけで2時間待ちとは・・・

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

あきらめて別の場所を探そう。

水面に反射する雨粒を見ていると、ここがどこか幽玄な別世界のように感じられ、静かに雨音に耳を傾けてしまう。

ここにも先程の根下松がまだ続いていて、ここらへんの木は今度は随分と高い。

それを支えようとたくさんの木の支柱が張り巡らされていて、周りを見渡すだけで普通じゃないこの雰囲気が見飽きることはない。

続いてちょっと戻って霞ヶ池の方へ足を伸ばす。

ドラねこ
ドラねこ

ここは兼六園の「六勝」のなかでも「人力」と言われている部分だな。

「六勝」?

まいける
まいける
ポコたん
ポコたん

ポポポ?

「じんりょく」ってなんでしゅか?

クロ
クロ
ドラねこ
ドラねこ

兼六園は6つの景観を表していて「宏大」「幽邃」「人力」「蒼古」「水泉」「眺望」のことを「六勝」というのじゃ。

その「その兼備するのが難しい六勝すべてを兼ね備えている名園」ということで「兼六園」と言うそうじゃ。

へえ〜

まいける
まいける
クロ
クロ

なんだか難しい話でしゅ。

12代藩主・斉広の時に豪壮な隠居所「竹沢御殿」が完成し、その年に中国宋の時代の詩人・李格非の書いた「洛陽名園記」の文中から採って、宏大・幽邃(ゆうすい)・人力・蒼古・水泉・眺望の六勝を兼備するという意味で「兼六園」と名付けたという。

ここもキレイな池だな。

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

ここは曲水の続きじゃな。霞ヶ池へと続いているのじゃ。

さっきの池に比べるとここは浅いのう。

こちらは細長い池が連綿と続いていて、横に長い景観で来る人達を楽しませる。

桂坂料金所の近くまで来たはずである。

ここらへんは土地が低いのか川と人との距離がまた一段と近くなったような感じがする。

 

そして川幅が広いw

この小川がこの先の霞ヶ池に続いているのだ。

 

霞ヶ池

ドラねこ
ドラねこ

この霞ヶ池が兼六園で一番大きな池で右手に見えるのが唐崎松じゃ。

へー。ここかぁ。

まいける
まいける
クロ
クロ

たしかに大きくてふかい池があるでしゅ。

真ん中に「蓬莱島」とよばれる島がある。

なるほど、蓬莱島は別名・亀甲島ともよばれているのか。

このまわりはそれにしても大きい。

奥に見える内橋亭も今日は雨ゆえに人がいっぱいだ。

まだ雨は強くないので道には人がそれなりにいる。

 

虎石

ここには虎石という珍しい大岩が置かれている。

ドラねこ
ドラねこ

虎石だって。

わしのみたいな石だな。

おめーじゃねーよ。

まいける
まいける

 

徽軫灯籠

徽軫灯籠は兼六園のおなじみスポット。

ここで霞ヶ池をバックに灯籠と写真を取るのがお約束なんだとか。

ここらへんから雨が猛烈な勢いで振り始め、周りから人の気配がほとんどなくなっていく。

それゆえに景色としてはきれいなんだけど、宏大な日本庭園に雨音だけが響く様子はなんとなく禅的でわびしい。

どこまでも雨音以外の音は聞こえず、自然と静寂があたりを包んでいく。

そのまわりには自然石がごろごろと置かれている。

石橋も雨に濡れて、以前雨の日の京都を一人で歩いたときのことを思い出した。

ああ、あったな。

たしか七宝焼の美術館を訪ねたときだったな。

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

あのときも京都駅に引き返す時にひどい目にあったのじゃ。

あのときも雅だったけど、ここもそんなに悪くない。

この雨を避けるために翠滝近くの三芳庵に向かうことにする。

こうしたわびしい風情も雨の日の金沢ならではのものなのだろう。

大粒の雨が傘を素通りして身体に降り掛かってくる。

その周りには一本だけそそり立つ赤松があった。

これだけなぜか存在感が違うw

 

瓢池

ここが瓢池。瓢箪(ひょうたん)みたいにくびれているからその名が付いたという。

このあたりは灯籠がいくつも建っていたりする。

瓢池の近くには翠滝(みどりたき)とよばれる池もある。

1759年に一度、蓮地亭の一部が火事で消失するも11代藩主のときに復興に取り組み、夕顔亭や翠滝を築造している。

あそこが三芳庵。

ドラねこ
ドラねこ

あそこの三芳庵で有名な瓢弁当が2160円で食べれるらしいぞ。

今からちょっと行って確かめてくるわ!

あ、なんだかしょんぼりしておいしゃんが帰ってきたでしゅ。

クロ
クロ
まいける
まいける

どうした?

ダメだったのか?

入ってみたものの、お客さんがいっぱいで注文は1時間待ちだって。

・・・いっぱいで入れそうもないのじゃ。

ドラねこ
ドラねこ

池の中島には六重に重ねられた「海石塔」と呼ばれる塔も建っている。

しょうがねえよ、この雨じゃ。

何もここで無理して食う必要ねえだろ?

まいける
まいける
ドラねこ
ドラねこ

はあ、でもここで食べられるという瓢弁当を楽しみにしてきたのじゃ。

もうおひるすぎてるけど、おなかすいたね・・・

リク
リク

傘を取り出して外に再び出る。

奥に見えるのが神仙島をかたどった大小二つの島。

近くには一本だけいま咲き誇ろうとする桜の木があった。

 

翠滝

あそこに見えるのが翠滝。

最初見たときは「へぇ〜滝があるんだぁー」

と思っていたけど、よく考えてみれば人工的に作った庭の中に滝があるなんてすごいことである。

ドラねこ
ドラねこ

滝では腹は満たされんしのう・・・

仕方ない。

宛が外れたんだから、とっととここを出て別の場所を探そうぜ。

まいける
まいける
リク
リク

・・・うん。

ポポポ〜

ポコたん
ポコたん

仕方ない。

せっかく金沢にやってきたのに雨にずぶ濡れになりながら次の場所へ向かうことにしよう。

ドラねこ
ドラねこ

行こうか・・・

 

まだ雨足は弱くならない。

 


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ドラねこ(おいさん)

知識ゼロからグラフィックデザインを勉強し、15年間で200件以上の名刺やロゴデザインで生計を立てた実績がある。 在宅で生計を立てる方法や暮らしに潤いを与えるガジェットなどを発信中。 人呼んで乱視の猛虎! もし記事を気に入っていただけたらサイトをPlease Like & Subscribe!

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