こんちわ、おいさんだよ!
君は茨城は好きかい?
あれ?
今回から茨城に入るのか?
ナニを言っているのじゃ。
今わしがいるここがもう茨城県なのじゃ。
前回鹿島神宮にやってきたじゃろう?
あ、そうか。
鹿島神宮って茨城にあるのか!
そうじゃ!
だから今回はそんな茨城県鹿島神宮をまずは城から攻めてみるぞ!
城?
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
香取神宮を散策したよ!という話(*´ω`*)
-
【関東・吉方旅行4】季節限定?!桜満開の香取神宮を味詣!
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サクラの穴場。鹿島城!
ハァ…ハァ…
お、オイ・・・
なんで朝っぱらからオレたちがこんな坂道を登らなきゃなんねえんだよ?
し、仕方ないのじゃ。
鹿島神宮への通り道を歩いていたら『鹿島城』の看板を見かけてしまったからには、
城好きである吾輩にとっては見逃せまい!これは一度行ってみなければ気が済まん!
だからってこんな朝っぱらから登山する必要はねーだろ!
つ…つかれたでしゅ〜
ボクも・・・
ポポポ・・・
そんなこんなで鹿島城への看板を見かけて登山をすること10分。
たどり着いた頂上では桜が満開だった。
わあ〜!
すごいでしゅ!
ポポポ〜!
まさに今が見頃だったな。
わしの思ったとおりじゃ!
おお!
すげー咲き誇ってんじゃん!
ここらへんは地元じゃ有名な花見スポットなんだろうなw
せっかくだから城の周りの散歩道をぐるっと歩いてみる。
朝早くからこの辺りをジョギングに来る人や車でわざわざやってくる人が結構いるようだった。
歩いていて目を引いたのがソメイヨシノではなくやや濃い目の桜の前で足が止まった。
近くにはソメイヨシノもしっかり咲き誇っている。
ここらへんは立派な桜の小道じゃな。
ただ中の方は咲いてないのもあるよな。
上を見上げると空に桜が敷き詰められている。
今年は上野から香取神宮といろんなところで桜が見れたのでラッキーだった。
あちらは桜がないビュースポットになっているようだ。
このカンバン、なんてかいてあるんでしゅか?
「鹿島城址記念碑」と書かれているなあ。
見ろよ。
あのカンバンの向こうはすごい景色だぜ。
遠くへ見える干潟がキレイだ。
上を見上げると丁度いい形に桜の木陰が覆いかぶさって日よけになってくれている。
ここは遠くが見通せてキレイじゃのう。
昨日はあそこを電車で通ってきたんだよな。
JR鹿島線も通っている鹿島橋じゃ。
なんかの碑。
なんの石碑なのかはよくわからなかったw
なんかのおハカみたいでしゅ。
でも、やはりこころなしか花見客は少ない気がする。
これだけ桜が咲き誇っているのにやはりコロナを恐れて花見をするのを遠慮しているのだろうか?
でも桜に囲まれているのはやっぱり気分がいいw
上を見ると桜は咲いているし、下を見ると今度はたんぽぽも咲き誇っている。
空も前日の雨模様に比べて今日は午後4時くらいまでは晴れのようだし言うことなしである。
桜吹雪もあまり待っていない今が見頃の桜に癒やされる。
ソメイヨシノとは違うしだれ桜もなかなかキレイだ。
今回のベストショット。
幹から直接出ている桜が蕾と共に可愛らしいw
この城址には子供が遊べる遊具も設置されている。
コロナ禍でも元気に遊ぶ子供の声を聞きながら、この場所を後にした。
鹿島神宮参道
さて、桜満開の鹿島城から降りてきていよいよ鹿島神宮の参道を歩いていこう。
昨日は雨降りで周りの様子がよくわからなかったけど、ここ鹿島の参道には面白いものが目白押しw
きょだいなサッカーボールでしゅ
鹿島は鹿島アントラーズの本拠地なのじゃ。
近くにはりゅう神社というよくらからない神社もあったりする。
小さいけれど何やら格式がありそうな社なのでちゃんとお参りしておこう。
卜伝にぎわい広場。
卜伝?
塚原卜伝のことか?
…一体どんな広場なんじゃ?
と思って見てみると、なんてことはない広くてキレイな普通の広場だった。
これと言って変哲はない。
近くには鹿の像が立っている。
こんなところにも鹿島の神の使いである鹿があるのか。
さあ、ここからだ。いよいよ鹿島の神域に参拝していこう。
鹿島神宮
ようやく鹿島神宮にたどり着いた。
鹿島神宮
鹿島神宮は武甕槌命(たけみかづちのみこと)が御祭神で常陸国一宮としてお祭りしている。
武神として名高い香取神宮の御祭神・経津主命(ふつぬしのみこと)と共に出雲の国に降り、大国主命を諭し、建御名方命(たけみなかたのみこと)を説得して神武天皇の東征の折にも霊剣を降して神武天皇を助けたと伝えられる。
それにしてもこの鹿島神宮の横にある「鹿島神宮」と大書された石碑が立派である。
こんな立派な石碑を見たのは以前立ち寄った出雲大社くらいである。
それでは鹿島の境内を散策していくぞ!
ふと横を見ると何やら立派な境内案内板が置いてある。
香取神宮の周囲の名産地やお店なども案内しているようだ。
なんじゃこれは?
こんなの昨日行った香取神宮にはなかったぞ。
隣にモニターも付いてるしな。
なんかリッパでしゅ。
側面には何故か身長を測るための尺度が書かれている。
ナニに使うのかよくわからないけどなかなかユニークだw
楼門はこんなかんじ。
楼門
寛永11年(1634)、徳川頼房公が奉納したこの門は「日本三大楼門」の一つ。
緑の中の朱色が鮮やかである。
中に鎮座しているのは仁王様ではないようだ。
朝もまだ早いので境内の空気も清々しくて歩いていると足取りも軽くなる。
玉砂利を踏みしめた時の感触もなかなか素敵でまさに禅的な静寂の世界に自らの精神を落とし込んでくれる。
そして少し歩くとよくわかるのだが。境内の木がどれも高い。
見ろ。
こうした景色を見ているだけで、ここが特別な場所だってことがよくわかるなあ。
ホントだな。
なかなか良い気を感じるぜ。
本殿
意外なことにこの神社の構成は、本殿が楼門を歩いているとすぐに現れるというところだ。
え?
ここが本殿?
さっきの門から歩いて10分もたってないぜ?
ここは普通の神社とは本殿の配置が違うようじゃな。
なかなか興味深い社じゃ。とりあえずお参りだけしておこう。
本殿
鹿島社殿はその昔、伊勢の神宮のように20年ごとに造営が行われたが、現在の社殿は元和5年(1619)二代将軍徳川秀忠により奉納された。
こちらが神札授与所。
中に入るとキレイなお守りがたくさん売られていたので一つ自分用に買うことにする。
ちなみに一度この建物を出て奥に行くとキレイな建物が建っていて、そこにはキレイなトイレが設置されていた。
待合室みたいなところにわしの大好きな「グレイス・オブ・ジャパン」がかかっていたのじゃ。
本殿を過ぎてもまだ奥に続く参道がある。
こんだけ短いと本殿まで歩いてきて帰っちまう人とかもいそうだよな。
そうならないために、ホラ。
…アレがあるんじゃろう。
…なんか立派な柵だな。
わざわざ奥宮への道をこうして区切っているんじゃ。
そう、よく見ると「奥宮・要石・御手洗池・鹿園方面」となっていて、参拝者にわざわざこの先にまだ見る場所があることをお知らせしてくれているようである。
振り返ると楼門とここまでがかなり短いことがよくわかるw
ここ鹿島の参道は熱田神宮や明治神宮と違う点は、柵を超えたら地面に玉砂利が敷き詰められていない所である。
地面からダイレクトに大地の感触が伝わってくるので歩いていて清々しい気持ちになってくる。
というわけで更に奥へ進んでいくことにしよう。
上を見上げるとやはり林立している杉の木が高い。
辺りを見回して歩いているだけでどんどん頭の中がスッキリしていく。
天然記念物 鹿島神宮の森
20万坪におよぶ神宮の森は植物の宝庫。
800種を超える草木が繁茂し、照葉樹林の北限としても貴重なものだとか。
末社。
熱田社?
熱田神宮と関係があるのか?
なんか歩いているだけでも色々あるんだな。
鹿園
しばらく歩いているとこんなカンバンが目に飛び込んできた。
「これより先に犬を連れ込まないでください。
鹿が怖がりますぅ?」
シカぁ?
シカさんがいるんでしゅか?
ふと横を見るとなにやらまあるい石がたくさん置かれている。
かわいらしい石でしゅ
石だけじゃないぞ。ホラ!
隣にはたくさんのシカ飼われていた。
うおおおっ
たくさんいるじゃん!
うわあ!
カワイイでしゅ!
ポポポ!
鹿は奈良県の公園でもそうじゃが、ここ鹿島神宮でも鹿は御祭神の武甕槌命のお使いとして崇められているのじゃ。
こっちをむいてる。
かわいいでしゅw
鹿になんかあげられればなあ・・・
鹿に近づくにはあっちにある売店でお金を払って餌を買うともっと中に入れるみたいじゃ。
そして近くには「さざれ石」も展示されていた。
これが「さざれ石」か。
よく「君が代」とかで歌ってたけど、見た目普通の溶岩の岩なんだな。
こんな形をしているなんてイメージと違うな。
さてここから更に奥を目指すことにしよう。
奥宮
鹿島神宮・奥宮と書かれているカンバンがある。
どこが奥宮?と思ってキョロキョロ探してみると・・・
ん?これじゃね?
んん?
鹿島神宮拝殿改修工事?
え?ひょっとしてこれが・・・?
そう、引いて見てみるとこの足場が組まれた場所が「奥宮」らしい。
奥宮
慶長10年(1605)年、徳川家康公が本殿として奉納されたものを、元和の造営の際に引き移したもの。
残念ながら見た目は老朽化が激しいからかしっかりとシートが掛けられていてわからなかった。
少し残念な感じがしないではないが、参拝しておこう。
それにしてもこの神宮内は本当に巨大な場所であることが歩いているとよくわかる。
ここに来ると三叉路になっていて右に行くと要石。左に行くと御手洗池。
御手洗池の方に進んで振り返って見ると右手には小さな茶店みたいな場所があり、コーヒーやお茶が飲めるみたいだ。
御手洗池は次回行くことにして、今回はまず要石の方へ歩いていくことにしよう。
すぐ近くにあるのかな?と思って歩いてみると結構遠い場所にあるようで、それなりに長い距離を歩くことになる。
またしても開けた場所に出くわして、ナマズを抑えている神様の石碑があった。
これは・・・?
恐らく御祭神の武甕槌神じゃろう。
ここらへんも変な形をした杉とは違う木々が上に伸びていることが頭上を見ているとよくわかる。
さあ、いよいよ要石じゃぞ。
要石
急に開けた場所が現れた。
ここは境内でもひときわ柔らかな光が差す不思議な雰囲気をたたえた場所だ。
遠くからみるとこんな感じ。
参拝に訪れている人は意外にも女性が多い。
地震の神
鹿島の神は安政二年の江戸を襲った1万人にも被害をもたらした大地震の際に、八百万の神々が出雲に参集される神無月、鹿島の神も関東を離れていたために起こった地震といわれ、鹿島神宮境内では地震を起こす地底の大ナマズの頭を抑え込んでいる杭といわれる要石があり、鹿島七不思議の一つに数えられる。
江戸ではナマズをこそが地震を起した張本人であるとするナマズの劇画が流行したという。
へえ・・・
でも、なんでナマズなんだよ?
要石は地中に出ている部分10cmと見た目は小さいのだが、地中部分は大きく、水戸の黄門様が七日七晩、石の周りを掘らせたが、ついぞ根本にはたどり着かなかったという。
ふーん、相当深い石なんだな。
それがこの石じゃ!
なんてことない普通の石なんだけどな。
これが掘って見ると下が見えない大きな岩になっているようじゃ。
ちゃんと立て札もあるぞ!
ホントだ。
しばらくここでぼーっと佇んで見てみる。
要石にはこのあともひっきりなしに女性の参拝者が絶えない不思議なパワースポットであるようだった。
次回の旅路は鹿島神宮境内・後半!ご期待ください!
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