ちわわ、ちわ~!おいさんだよ!
キミは北海道は好きかい?
今回は北海道キャンプ3日目か?
そうじゃ。
前回は札幌市内を細かく観光して、最後に江別市でキャンプをしたところで終わったのう。
今回は、どこ行くんだ?
今回は江別市から夕張、帯広と抜けて十勝を目指すぞ!
十勝には然別湖にある「湖底線路」という場所があって、そこがここいらへんの有名な観光スポットらしい。
その後、本別町に本日の宿であるキャンプ場を目指すのじゃ!
帯広とか十勝とかは聞いたことあるけど、本別町ってどこだよ?
あんま聞いたことねえけどな。
本別町は帯広を抜けてちょうど摩周湖に近い場所にある小さな町じゃ。
しかしまず北海道の大動脈を走る山岳地帯を抜けて行かねばたどり着くことはできないぞ!これがけっこう大変そうじゃ。
それでは本日も最後までご覧ください!
吉方旅行のルール
- その時期の自分にとっての吉方位に出かける。
- 前日どこに滞在していても、必ず「自宅」から吉方位を割り出す。
- 滞在期間は3泊4日以上(滞在期間が長いほど、効果アップ!)
- 移動距離は100km以上(移動距離も遠いほど、効果アップ!)
- 1泊目は必ず「22時30分」まで泊まるホテルや旅館の部屋に入る。
- 旅行中は毎日「お風呂」か「温泉」に入る
前回まではこちら
札幌市内を満喫!という話(*´ω`*)
-
【ドラキャン18】羊ヶ丘展望台に時計台!初心者キャンパーにおすすめの札幌観光地巡ってみた!
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江別を離れて
北海道キャンプに来て二回目の晩をやり過ごした。
昨晩は9月後半の北海道といえどもテントの中もそれほど寒くはなく、そこまで苦労することなく一晩を明かすことが出来た。
いやぁ、夜はめちゃめちゃ寒いと思っていたけど、案外そんなこともなかったなあ!
やっぱり洞爺湖の時も思ったけど、山梨県の山中湖の方が寒かったよな。
おかしいだろ、本州のしかも静岡に近い山梨県の方が寒いなんて・・・
まあまあ、寒さに凍えなかっただけありがたいことなのじゃ。
ただこのキャンプ場、湿気が多いのか、なかなかテントが乾かないのう。
さっきからずっとほしているけど、ずっとベチョベチョでしゅ。
北海道の恐るべき湿気に煩わされながら、この日は次の目的地をもう目指すことにする。
焚き火も出来ないしなあ!
ようやくテントがある程度乾いた時点で、持ってきた荷物をリヤカーに乗せる。
焚き火ができないのはいささか閉口したけど、素泊まりで泊まる分には申し分ないキャンプ場ではあった。
この日は風も少ないし、天気も良いので昨日に引き続き楽しい北海道観光ができるだろう。
今日はここから東に向かって、十勝方面へ進んでいくぞ!
北海道のど真ん中を通っていくんだな。
はるかなる荒野・・・?帯広
国道274号をひた走った。
この日は、楽な行程だと思っていた。
北海道といえばどこまでも広い草原、そして広い道。
人なんかほとんど通ってない、牛か羊しかいないような広いまっすぐ道を、悠々と走っていけるだろう・・・というイメージだった。
ところが、である。
そんな甘い考えはあっさり覆されることになる。
もちろん時間はたっぷりあるので高速道路なんか使わない。
そこで下道を通っていくと、まず驚くほどの山道、そして曲がりくねった道が延々と続き、そんな信号もない道を周りの車は時速80km以上でグングン通りすぎていく。
・・・北海道って、こんなに曲がりくねった山道が続くんだ。
おお・・・
どこまでも山なんかない、だだっ広い平坦なまっすぐ道が続いているもんだと思っていたよな。
どことなくアメリカをイメージした広大な道路が続いていると思っていたけど・・・
そんな延々と続く山道を走っていると、尿意を覚えてきた。
周りにはコンビニ一つない。
どうしたものかな?と思っていたらところどころにドライバーを休める路肩のような場所が取られていて、そんな中に公衆トイレもある駐車場がいきなり現れたりするので、慌てて車を路肩に寄せ、用を足し、それに非常に助けられた。
走ってみてよくわかったのだが北海道の下道はやたら工事が多い。
そして道が悪い。悪い、というのは舗装された道路の路面状態が悪い場所がチラホラと散見され、「ここで止まってくれるなよ」と思うような場所でいきなり舗装工事をしていたりする。
たぶん雪国で、道路の雪を溶かしたりするので、普通の道路よりも路面が傷んでしまうのだろう。
そうした道路の補修工事で散々足止めされ、長い道のりをなかなか進めない苦い思いが、今では振り返ってみると鮮明に思い出された。
日高山脈を超えて道の駅「樹海ロード日高」にたどり着き、また少しトイレ休憩を取る。
そんなこんなで今度は国道274号を走り、帯広に向かって車を進めていると、目の前に広大な景色が開けてきた。
うおおおお!
これは・・・!
これが帯広の平原なんだな!
車は、帯広を抜けて本日の目的地のひとつ、鹿追町を目指すのだった。
十勝 然別湖・湖底線路
十勝の広大な農場を横目に走りつつ、本日の目的地は目の前だ。
ナビの示す目的地はここらへんらしい。
それにしても、なぜここにはこんなに車がたくさん停まっているのだろう?
・・・そんなに有名な観光地だったかな?
おい、こんなところになんの用があるんだよ?
ガイドブックによると、ここに「知る人ぞ知る」観光スポットがあるらしいのじゃ。
こんなところにか?!
近くにカンバンがあるので見てみると・・・
どうやらここはハイキングや登山者などの人気スポットらしく、ここを起点にハイキングコースを進んでいくらしい。
だから車が多かったのか!
でも、今回の我々の目的はハイキングではない!
じゃあ、なんだよ?
アレじゃ!
ここ然別湖は廃線になった古い線路が敷かれている場所で「湖底線路」と呼ばれ、「千と千尋」のモデルの一つと噂される場所である。
ここがっ?!
確かなことはわからないのじゃが、ネットの情報によると、そうらしいのじゃ。
そう言われてみれば・・・・・・そんな気がするのだが。
どこにでもある線路と言われればそれまでである。
でも、キレイなところでしゅ。
まぁ、風光明媚というか・・・
静かなところではあるわな。
しかし、「千と千尋」のモデルと言われれば・・・全国にこういうところはどこにでもある気がする。
ちなみに公式からのアナウンスはない。
ないんかいっ!
なんにもないんだけど、
湖も透明度が高いので遠くの水面もよく見通せる。
空は晴れ渡っていて静かだから、これはこれでありなんじゃないだろうか。
ちなみにわざわざこの湖を見に来る人はこの時吾輩以外誰もいなかった。
せっかくここまで来たんだから、線路を背景にパシャリ。
これだけで今風に言うとかなりバエル面白いスポットであった。
しずかなよいトコでしゅ!
Map
扇々原展望台
さて、本日はもう観光スポットを回ることもないので、そろそろキャンプ地へ行こうと車を進めていると、登ってきた坂道の途中で、なにやら駐車場みたいなスペースを見つけたので、立ち寄ってみる。
すると、どうやらここは展望台になっているらしく、大きな石碑がどーんと横に立っていた。
なんだこれ?すげーな。
隣にはどうやらここいら一体の地図があるみたいじゃ。
扇ヶ原展望台と名付けられた景勝地は、ここから十勝の雄大な景色を遠くまで見通すことができる場所のようだ。
駐車場はこのように端から端まで広々としていて、この日は人も少ないので絶景を楽しめることができた。
おー!
遠くまで見通せるな!
あれがさっきわしらが必死こいて超えてきた日高山脈に連なる山々じゃな。
北海道なんて低山ばかりだと思ってきてみたら、洞爺湖といい、今回の日高山脈といい意外と高い山があんだな。
とおくのノウジョウがキレイでしゅ。
わぁ~〜〜〜!!
これだけ広々した風景はなかなか本州では見れない光景なので記念にパシャリ。
ついでにたまたま寄っただけの場所だったのだが、意外と良い観光スポットであった。
Map
本別公園静山キャンプ村
さて、それではとっととキャンプ場に行くことにしよう。
なんだよ、もうキャンプ場に着いちまったじゃねえか。
まだ二時だぞ?
他に寄るところもないから、まあ今日は別にいいじゃろ。
けっこう頑張って走ってきたし、少しゆったりしよう。
やってきた場所は本別市にある本別公園というところにある「本別公園静山キャンプ場」というところ。このキャンプ場のすごいところはなんと・・・
宿泊料金がかからないキャンプ場!
・・・タダなのじゃ!
え?!
マジで?!
本別公園はこのように縦に長くなってい、キャンプ場も実はサイトが第一と第二の2つある構成になっている。
第一サイト
こちらが第一サイト。
見た目にもかなり縦長で横を流れる川に沿ってサイトが建設されている。
このキャンプ場の素敵なところは、この第一サイトはどこも平坦な場所が多いというところである。
公園内は静かだし、芝生もキレイに敷き詰められているし、平日だからかこちら人が少なめの様子でのんびりできる。
ホント人少ないな。
でも吾輩はどちらかというと、人がいるほうが嫌なのじゃ。
サイトの中央には何やら置かれている。
よく見るとキャンプファイヤーができそうな台が置かれている。
きっと真夏のイベント時期にはここでキャンプファイヤーなどが催されるのだろう。
さて、今夜吾輩は第一・第二どちらにテントを張ろうかしら?
う〜〜〜〜〜ん・・・・・・どうしようかなあ?
どっちでもいいんだけど、なるべく車が少なくて、風があまり通らない安全な場所がいいんだよねえ。
どっちだって一緒だろ?
いや、まだこのキャンプ場のすべてを見ていないから、それを見てから決めるのじゃ!
だだっ広いキャンプ場を縦の方向に歩いていく。
そうするとやはりこちらの第一サイトの方が、この日は比較的人が多いことに気付かされる。
トイレが近いからじゃね?
ここは焚き火台は禁止ではないのだろうが、園内の至るところにBBQコンロが設置されているのでここで火を起こすこともできるようだ。
ここにはファイヤーピットがあるから、前日のキャンプ場みたいに焚き火NGではないようじゃな!
おう、そうじゃなくちゃ北海道の9月のキャンプは務まらないぜ。
場所によってはこのようにピットの近くにテーブルと椅子があるみたいだしな。
ここいいんじゃん!ここにしようぜ。
待て待て・・・
まだ全部を見てからじゃ!
さて、どこでもいいのだが、どこにしようか?
それほどまでに迷う素晴らしいサイトであることは確かである。
あちらには炊事場が設けられていて、
ここが炊事場。
お湯は出ないが飲料可能な水がしっかりと出ている。
そしてこちらはコテージのサイト。
このキャンプ場、コテージもあるんだな。
江別森林公園とは違って、テントは嫌だと言う人にも安心な設計じゃな。
ここに泊まりたいでしゅ。
奥の橋の方まで行くとさっきまでそばから聞こえていた川の流れを見ることができた。
こちらの第一サイト沿いにある一番大きな駐車場にはキレイなトイレとコインシャワーも設置されていた。
Map
第二サイト
さて、第二サイトにやってきた。
こちらは公園の奥側に隣接するサイト。
なのでトイレはないが、それでも人は少なく静かな印象になっている。
見る限り、ここにテントを張っているのはあそこに見える緑のテントの一人らしい。
サイトにはコテージがあり、
第一サイトと同じお湯が出ない水場がまたもう一つある。
バンガローは一泊3600円か。
第二サイトは2400円と安いみたいじゃ。
・・・都内の漫画喫茶以上に安いな。
炊事場は第一サイトよりもキレイな印象がある。
サイトも広いし、静かだし、
人も少ないから、ここらへんにしようかしら?
あちらには少し斜面がついている場所に石が置いてあり、
なんとなく石庭っぽいw
よーし、ここらへんは平面だし、ファイヤーピットにテーブルもあるから、ここにしよう!
というわけで、ここらへんをキャンプ地とする。
日はまだ高いし、腹も減ったので持ってきたカップ麺でも食うとしよう。
初めて食うトムヤムクン味のカップ麺にお湯を注ぐ。
ズルズル・・・・・・
んめっ!
お!
なんだこれ、結構うめーじゃん!
ちょっとお湯を沸かしたいという時にSOTOの「アミカス」は非常に役に立つ。
さて、腹も膨れたことだし、さっさとテントを張ることにしよう。
ここらへんは四方を山に囲まれているから、ロープを張らなくてもテントは吹き飛ばされないでしょ。
良いところを場所に選んだのじゃ。
確かに風の影響は今夜はないだろうな。
・・・少し寒いけど。
もう少し周りを散策してみると、なんと川原に降りられる道があった。
さっきは橋の上からしか眺められなかった川なのだが、こうして近くまで降りていけるというのはとても嬉しい。
水は緩やかな流れの中にもとても水質は澄んでいてキレイそう。
今夜はこの川面の音を枕に寝ることになりそうだ。
これで無料とは信じられないキャンプ場じゃな。
設備は最小限しかないけど、それでもキャンプするには十分な場所だよな。
焚き火タイム
というわけで夜になった。焚き火タイムである。
今回ファイヤーピットで初めて焚き火をしてみた。
ピットのコンロ部分が少し高いために、調理する分にはいつもの焚き火台と勝手が違うので少し苦労したけど、なんとかメシを炊くことに成功する。
使おうと思えばなんとか使えるもんじゃ。
でもよ。暖を取るには少しめんどくさいぜ。
位置も高いし、周りをコンクリで固められてるし。
メシはうまく炊けたので、今夜のオカズであるステーキを焼くことにする。
家から持ってきたローズマリーを散らしておいしくいただくことにしよう。
んめっ
久しぶりの牛肉、んめっ!
ポポポ〜〜〜
最初は便利かと思ったけど、ソロキャンプには意外とこういうテーブルって不便だよな、と使っていて気づいた。
コンロの近くで脚を伸ばして暖をとれないので意外と不便なのだ。
まあ、この日はそんなに寒くもないので別にこれでも構わないのだが、こういう場所って大人数で使うのがやはり前提のようだ。
また一つ学んだのじゃ。
せっかくだから写真を撮ってみた。
しかしiPhone13のカメラの仕様のせいか、全体的に緑っぽく写ってしまう。
なんでじゃろ?
うまくいかんなあ?
おどろおどろしい写真になってるけど、実際には普通のキャンプ場だからな。
さて、メシも食べたし、他にやることもないのでそろそろ寝ることにしよう。
今日は昼間の山脈超えがツラかったなあ!
それでも大した渋滞もせずにここまで来れたんだからいいだろ?
ここまでの旅費&走行距離
まあ、そんなこんなでこの日までの旅費と走行距離を計っていくことにしよう。
ここまでの直線距離は家から1047km(!)なのでそのまま吉方位ポイントは1047pt.になる
ここに来てようやく1000km超えてきたな。
これ以降泊まるキャンプ地はどこも1000kmを超えて来るじゃろうのう。
ようやく北海道にやってきたという感じがしてきたな!
6日目の旅費
この日、一日の費用はこんな感じ。
- ジュース 160円
- 本別公園静山キャンプ村 0円
- 合計 160円
- ここまでの累計 32556円
今回、ほとんどお金を使わなかったのじゃ。
前日、札幌で金を使いまくったからな。
まあ、丁度いいんじゃね?
さて、次回はこの北海道のメインイベントの一つ、摩周湖に向かう予定なのでどんな一日になるか?
次回もどうぞ、御覧ください!